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専業主婦がフリーランスになってバリバリ働くようになった話

これまでの話はこちら。

無事に子どもが生まれてからしばらくは、慣れない育児でてんやわんや。
毎日が寝不足による眠気との戦いでした。
赤ちゃんとの生活に慣れてきたら、ママ友どうしでいっしょに子どもを遊ばせたり、気晴らしのために赤ちゃん連れでランチに行ったりしていました。

ですが、子どもが1歳をすぎるころ、仲の良いママ友のほとんどが、育児休業を終えて復職していき、疎遠になってしまいました。

子どもと公園に行っても、私のように乳児を連れたママなんてほとんどいなくて、そこにいるのはペットのワンちゃんを散歩させている人ばかり。。。
あー、みんな保育園に子どもを預けて復職しているんだと、自分だけが取り残された気持ちになりました。

退職したことに対しては1ミリも後悔していないけど、仕事をしていない、稼げない自分には価値がない気がして、それに自分の貯金が減るのにも恐怖を感じて(美容室や洋服などは独身の頃に貯めた自分の貯金から出していました)一日中スマホで求人を検索する日々。
しかし、退職して専業主婦になった場合、子ども保育園に入れることはほとんど無理です。どんなに求人情報を調べたとしても、いい求人があったとしても、結局、子どもを預けることができない=働く時間を確保することができません。
我が家は両親・義両親とも遠方だったり高齢だったりなので、子どもを見てもらうことも不可能でした。

求人を検索することはあきらめ、在宅で何か仕事ができないかを考えることにしました。

ここでも、とにかく検索。笑

「主婦 在宅ワーク」などのワードで検索した結果、ぱっと目につくのはWebデザインスクール。私自身も在宅=Webデザインというイメージがあったので、いろいろ見てみました。
Webデザインのスクールも玉石混交で、ざっとカリキュラムに目を通してみて改めてゼロから仕事にするには相当の投資(スクールの受講料や、勉強する時間、ハイスペックなMacのPCなどなど)が必要だと気づきました。
お金の投資は頑張ってできたとしても、時間の投資ができません。
それに、基礎だけ学んでも、在宅で仕事ができるようにはなれないと悟りました。当たり前と言えば当たり前なのですが。

結局、Webデザイナーへの道は諦めました。
私と同じような境遇で、めちゃくちゃ努力してWebデザインの仕事に就ける人もいると思うのですが、私はそこまでの根性がありませんでした。

そのころ、世間はコロナ禍。在宅勤務の会社も増えていました。

またまた検索。笑
とある在宅ワークのサイトを発見し、試しに登録してみました。すると、意外と在宅でできる案件がたくさんあることに気づきました。
自分のキャリアや経験、知識が活かせて、かつ作業時間が短くてもOKな案件があったので、実際に始めてみました。

SlackやGoogleのツール、クラウドのサービスを活用すれば、事務の仕事でも自宅で出来るんだと目からウロコ!
Webデザインじゃなくても、自分のスキルを活かして在宅で仕事ができる道が見つかりました。
また、オフィスを構えずに、社員全員がフルリモートでやっている会社があるということを知ったのも、大きな発見でした。

ここでちょっと話は変わりますが、私は転職経験がありません。
だから、自分の知識やスキルにどれだけの市場価値があるのか、ほかの会社でもやっていけるのか、全く分かりませんでした。
在宅の仕事を通じ、様々なクライアント企業の方々とやりとりしていくうちに、自分には一定のビジネススキルがありリモートワークでも難なくクライアントとコミュニケーションできること、これまでやってきた仕事の経験や知識に意外と需要があることも分かり、目の前が明るくなりました。

そのうち子どもが年少になり、預ける時間が増えてきたので、それに合わせて仕事も増やして、報酬もそれなりにいただけるようになりました。
(案件獲得のための話は、長くなるので、また改めてnoteを書きます!)

働く時間を確保することができれば、自分だってちゃんとお金を稼げるんだ!と自信がつきました。専業主婦だったときは、お金を稼げない=価値が無いと落ち込むことも多かったのです。

結果的に、子どもが小さいうちは、しっかり育児に向き合うことができたし、子どもが大きくなるにつれて無理のない範囲で少しずつ仕事もできて。自分で仕事の時間をコントロールできるフリーランスの働き方には本当に満足です。(ただ、万人にすすめられるかというと、そうでもないですが。)


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