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産後のイライラの正体を知って、すこし救われた
以前、この本を読みました。
心の底から思います。
日本中の悩めるママさんたちに読んで欲しい!!!
こちら、NHKのある特番を書籍化したものなのですが、この本を読み進める中で、みるみるうちに私の産後モヤモヤの原因が紐解かれていきました。
私が抱えていた1番のモヤモヤは、“夫へのイライラ“です。(この記事を読んでいるパパさんたちすみません・・・)
例えば、、、
週末になると単身先から夫が戻ってくるのですが、息子を数時間2人きりですごしてもらうことがあります。その間に溜まっている家事をしたり、美容室に行かせてもらうことも。ありがたいなーと思う反面、その間の子守りがひたすらYouTubeだった!!YouTubeが悪いと言いたいのではなく、週末しか会えないのに、どうしてスキンシップやコミュニケーションを取らないのだろう?それって育児なの?という風にモヤモヤ。
はたまた、お腹が空いたか、抱っこして欲しいのかぐずっている息子のそばで、全く気にも止めずにスマホをいじる夫。。。
またあるときは、朝の時間帯、息子にご飯を食べさせて、うんちを片付けて着替えさせて、荷物をまとめて、自分も出かける支度をしたりとバッタバタで何か一つでも手伝ってくれー!という気持ちのところ、「準備まだ?」と無神経に聞いてくる。
夫とは週末しか会えないのに、どうしてたったこれだけのことでイライラしてしまうのだろう?イライラが募るくらいなら、むしろワンオペのほうが気持ちが楽かもしれない。夫に対して今までにないほど強い口調で文句を言うこともしばしばあり、自分でもそれが苦しくて、自己嫌悪になっていました。
私のようなイライラ・もやもやを抱えているママさんたち、少なくないのでは。。。と思います。
このイライラ、実は「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンの作用だったんです。
お乳を出したり子宮を収縮させる作用のあるオキシトシン。我が子やパートナーへの愛情を深める働きもあるそうです。それゆえ、「愛情ホルモン」と呼ばれているそうなのですが、実はもう一つ、作用が・・。
それが、“攻撃性が増す“という作用。
"子育て中の動物は気が立ってるから近づいちゃいけない"ということを耳にすることがあります。
まさにそれ、人間も同じような感じ。
オキシトシンは、愛情や絆を強めるという効果がある一方で、少しでも邪魔をする相手や、不快なストレスを受けるとその標的に対して攻撃的になる。
その実験の様子もマンガで綴られていました。
"育児において、協力がないとか、足を引っ張る対象は、みな敵だー!"みたいになっちゃっているわけです。
これ、なるほどなぁ〜〜〜〜と思いました。笑
自分の性格がおこりんぼに変わってしまったわけではない。ホルモンの影響だったんだって分かって、気が楽になりました。
じゃあ、この(夫への)敵認定をどうしたら解除できるか?
そのひとつに、"夫と妻が会話をすること"がありました。
ある実験で、夫婦が向かい合って会話を楽しんでいるときの妻のストレス度合いを調べると、たった10分ほどの短い会話でも、ストレス度は一気に下がりリラックス状態が続いていたんだそうです。
妻の育児に関する悩みや今日の出来事だったりを、夫が「うん、うん」、「大変だったね」とただただ聞いてくれる。ただただ、妻の気持ちに寄り添ってくれる。1日の中のほんのひととき、そんな時間があるだけで、妻はリラックスでき、夫への愛情もupするのだとか。
重要なのは、否定したり、こうしたら?と意見を言って欲しいのではなく、ただひたすら、妻の気持ちを受け止めてほしいということ。
これだけで、かなりママたちの心の衛生状態違いますよね!!!!
私は、夫が↑このスタンスで話を聞いてくれたとき、「この人と結婚してよかった・・・」と思えました。それだけで育児も家事もがんばれるモードになるし、もう「ありがとう!!!」と。
あとですね、
母親は、子どもの泣き声やぐずりに対して本能的にすっごく敏感なんだそうです。泣き声が聞こえれば「すぐさま我が子を助けなければ!」というふうに瞬時に子どもの元へと駆けつけることができる。対して父親は、男女の脳のつくりの違いで、母親よりも泣き声に気がつきにくいというか、母親ほど危機感を感じにくいのだそうです。
母親と父親の脳に違いがあるのだと知っただけでだいぶ気持ちが救われる気がします。夫をつい責めたくなる気持ちもやわらぐというか。
ちなみに、これにもオキシトシンの量がからんでいるのですが、父親も、子どもとのスキンシップをとることでオキシトシンがどんどん増えていくんだそうです!
この本、マンガだから読みやすいうえに、クスッと笑えるシーンが結構あって、息子を寝かせたあと夜な夜なフフフッと笑ってました(←あやしい笑)。
ちょっとモヤモヤしたときに読むと、世のママさんたちも同じように悩んでいることを知って、“自分だけじゃないんだ"と思えるし、元気をもらえる。
いい本に出会いました。
ちなみに、夫には特にこの本のことを話したわけではないけれど、この本のおかげで、男と女の脳の違いがあることを理解し、夫への不満はだいぶやわらぎました。
それでも今後、苦しくなった時、話をきいてほしいときには、夫にこの本のことを伝えたいと思いました。
最後まで読んでくれてありがとうございました!
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