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読書日記.10「自分の親に読んでほしかった本」

Amazonでベストセラー1位だったので、自分を見つめ直すために読んでみました。

子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本 https://amzn.asia/d/4ZKhkCI

【概要】
・子どもは親に言われたことでなく、「されたこと」をする

・他者を認められない時、自分の内なる批判者をあぶり出す

・議論がうまくいかない時は、「あなた」を主語にするのではなく「私」を主語にして伝える
┗例 スマホをいじっていて相手に話を聞いてもらえない時。
「×スマホをいじっててあなたは私の話を無視するんだから」
「◯スマホをいじってて何かを言っても答えてもらえないと私は傷つく」

・良い働きかけ: 相手をコントロールするのではなく良い関係性を築くもの。あなたが何を感じ、何を求めているか開示する
→自分の感情を自分のものとして認め、「私」を主語にして話し、相手の感情を知って受け入れる

・議論がうまくいかない時、誰が正しい間違ってるか(ファクト・テニス)にとらわれず、2人の感情を考察し、「仲介者」の役を演じて、不一致があった時の会話をどう変えればいいか考える
(君が〇〇したのは、〇〇だからでしょ!と決めつけるのでなく、「〇〇だと感じだから?」と相手目線に立って確認を入れる)

・親愛の情を育むには: ➀つながりを築こうとする試み、関心を引こうとする試みに反応すること
相手を敵とみなすのではなく、相手と一緒にいることに安らぎを見出すこと(競争ではなく、協調・協力)、相手の長所を探す
→鍵は、相手に興味を持ち、敏感に反応すること

思いやりを持つとは:自分がどう感じるのか、なぜそう感じるのかを相手を責めたり侮辱したりせずに説明すること
→他者との違いは、誰が「正しいか」の議論のきっかけにするのでなく、あるがままに尊重する
→目指すべきは、たとえ自分と違っても、相手がどう感じてるのか理解すること、相手の立場を思いやって共感を示すこと、できれば自分も共感してもらうこと。
話を聞いてもらう、理解してもらう、共感してもらうは誰にとってもプラスに。

・受け皿になる:子どもは、あなたがそばにいて、子どもが感じていることを知り、受け入れ、それでいてあなたが圧倒されることはない状態
子どもがなぜ怒っているかを理解し、場合により子どもの代わりにその怒りを言葉にして、怒りを示す適切な方法を示す
→子供の感情を受け入れ、何かを決める時に考慮に入れる(切り捨てたり放置しない)

コントロールするのでなく、共感する
→苦しい気持ちを打ち明けられたら、受け止める。かえって苦痛を悪化させるこたはなく、相手が自分の感情と向き合うことを助け、相手の気持ちを楽にできる。

ラブ・ボミング
子どもとの関係性を見直したい時、
期間を決めて、どこで何をするか子どもが子どもに決めさせる。一対一で過ごし、子どもに主導権を握らせ、愛情と感謝の気持ちを頻繁に口にする

・子供を上手に遊ばせるには?
→子どもがあなたと遊びたがったら、子どもがやりたいかとに最初にしっかりつきあう。子どもが遊びに没頭して、あなたが必要なくなったら、そっの身を引く。(要求はエスカレートしない)

・すべての行動はメッセージ。行動の裏には感情がある。行動の裏の感情を発見し、共感に努めれば、その感情を言葉にできる。子供の気持ちを表現するのを手伝ったことになり、それ以上子どもは感情表現する必要がなくなる。

・必要な4つのスキル: ➀ストレス耐性柔軟性問題解決能力相手の視点で物事を捉えられる能力

・子どもとの接し方Step

そして、親が判定しないこと。支配ー支配される関係にならないこと。
問題を明確にする問題の背後にある感情を突き止める意見を出し合って解決する

・境界線を引く
→相手のことを決めつけるのでなく、自分の気持ちを明示し、自分自身の感情が理由であることを認めつつ話をする。
例: 中学生の子が夜行バスで友人と旅行に行きたいと言った時。
「×普通中学生だけで危ないから行かないでしょ。だめよ」
「◯そうだね、たぶんもう安全な行動を取れるだろうね。問題は、私にはまだそれを許す心の準備ができていないこと。あなたはもう自分で責任をとれる大人なんだと納得できるようになる必要がある。それまでもう少し我慢してほしい」

・人間関係はトライアンドエラーの連続
→わたしたちは他者を観察し、他者の言葉に耳を傾け、それと同時に自分のことを見つめながら、ともに成長していける方法を探す。自分から積極的に修復しにいくのが大事

【感想】
境界線を引く時は、「常識」などでなく、「自分の感情」を理由に子どもと違う意見をいうのが大事なのだと知った。

また、議論がうまくいかない時、「あなた」のせいにするのでなく、「私はこう思った」と自分の感情や意見を明確に伝える大切さもわかった。

誰かと親密な関係を築きたい時、一般論やファクト・テニスで相手を論破するのでなく、「自分は」と個人的な心情を伝えるのが大事なんだと思った。

普段、一対一で喧嘩してしまうこともあるので、議論を冷静にみて、相手の感情を考察し、仲介者的な役割も大事なんだなと勉強になった。
とても実践的な内容でした。

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