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#44 脳内VACATION
いや〜、残暑っすなあ。
今年の夏は暑さにかまけて、出歩くのを控えていた。
“控えていた”なんていうと聞こえがいいが、単に冷房の効いた部屋から灼熱の外に出るのが億劫になっていただけで、8月に入ってからは週末の楽しみである散歩さえしていない。
無論、高野川〜鴨川も歩いていない。
鴨川を散歩する柴犬達や裸同然の姿で走ったり寝そべったりしているおっちゃん達は元気にしているだろうか。1ヶ月以上も顔を見てい
#43 リバー、流されちゃいなさいよ
今年も鴨川デルタ向いの葵公園で開かれた野外映画上映イベント『カモシネマ19』に参加させて頂きました。
上映作品は『リバー、流れないでよ』。
昨年の『サマータイムマシン・ブルース』と同じく、原案・脚本は上田誠さん。監督は山口淳太さんでヨーロッパ企画制作によるオリジナル長編映画である。
昨年の『カモシネマ18』は上映直前に雨が降り、現場で中止か決行か実行委員会の判断を待つ事態になったが、今年も上映の
#41 無病息災を祈ってばかりの夏だった
“とうとう今年も夏が終わってしまった……”
拙宅から窓から左大文字の文字が消えるのを見届けると、毎年こんな気持ちになる。
振り返れば、今年は脳味噌まで茹で上がってしまうような暑さに辟易し、ついぞ祇園祭に出掛けることがなかった。
京都の夏は祇園祭と言っても過言ではない。
その祇園祭に行かない京都の夏もあるんだ、あったんだ、ということを駆け足ですがここに記録しておく。
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6月30日 夏越
#37 Perfect timing “Eyes to me”
高校生の頃、通学で東急大井町線を利用していた。ほぼ毎日大岡山で目蒲線に乗り換え、蒲田方面へ。
平凡な高校生にありがちな、判を押したような毎日を送っていた。
当時の通学のささやかな楽しみといえば、毎週月曜に発売される週刊少年ジャンプを読むことと、当時の流行歌をカセットテープにダビングしたものを、小遣いで買ったWALKMANで車窓の景色と重ねながら聴くことだった。
KAN、CHAGE&ASKA、B
#34 あの頃も今も
ゲームセンター(ゲーセン)を見かけなくなって久しい。
スマホゲームやコンシューマー機でのネット対戦が主流の今、その役目はほぼ果たし終えたといってもいいのだろう。
「ゲームセンターって何?」という若い人の為にちょっとだけ説明すると、仄暗くタバコの煙が充満する店内にビデオゲーム筐体がズラーっと並んでいて、その中から好きなビデオゲームを選び、1ゲーム50円とか100円でプレイすことができる施設のことで