こたつ

風が吹き抜ける気持ち良さげな木陰を見つけると手持ちのチェアで読書を始める京都市在住のお…

こたつ

風が吹き抜ける気持ち良さげな木陰を見つけると手持ちのチェアで読書を始める京都市在住のおじさん。猫、鴨、柴犬、銭湯、本、ポテチ、チェアリング、デイキャンプ、ドビュッシー、KAN、ビリージョエル、お笑い、イタリア、料理、水をこよなく愛す。ささやかな日々の愉しみについて綴ります。

マガジン

  • 旅行記完成までの道

    旅行記完成までの道のりを、自分を鼓舞するために書いたものを集めました。 進捗状況を見ていただくことで、サボらないよう自分を戒めます。

  • 本日も鴨川日和

    高野川や鴨川を中心に、散歩した時の出来事やチェアリングをしながら考えたことを綴ったものを纏めています。

  • 自己紹介

    自己紹介を含む記事です。

  • ちょこっと遠出

    旅とまでいかないけれど、ちょっとだけ遠出した時のお話をまとめました。 一応観光としてもおすすめしているつもりなので参考にして頂けると幸いです。 気が向いたら今度の週末に是非お出かけください。

最近の記事

  • 固定された記事

#33 とりとめのないチェアリングの話

何処其処でチェアリングをしただの、したいだの、毎度そんな話ばかりで申し訳ありません。 皆様におかれましては、心底どうでもいい話だろうと心苦しく思っています。 そして、前もって断っておきますが、今回もご多分に漏れず、チェアリングの話になります。ご容赦ください。 *** 私が何処へ行くのもアウトドアチェアを持って外出するようになって約2年になります。 鴨川縁を中心に、京都だと如意ヶ嶽の大文字の火床、宝ヶ池、大原、八瀬、京都御所、京都植物園などに出没してはチェアに文字通りどっか

    • #38 私に送る「より良い大晦日の過ごし方」

      昨年の大晦日、どうやら私は『紅白歌合戦』を見ながら年越し蕎麦を食べ、そのままテレビの前で『ゆく年くる年』を見届けた後、初詣に下鴨神社へ出かけようとしたら雨が降っていたので諦め、仕方なく『ぐるナイおもしろ荘』を眺めていたら、いつの間にか寝入ってしまい、元旦を迎えたらしい。 ……というようなことが『#19 新年のご挨拶〜2024』を読み返してみたら書いてあった。 雨や雪が降らない限り、大晦日から新年にかけての過ごし方が、上記のようにルーティン化している。 このような新年の

      • #37 Perfect timing “Eyes to me”

        高校生の頃、通学で東急大井町線を利用していた。ほぼ毎日大岡山で目蒲線に乗り換え、蒲田方面へ。 平凡な高校生にありがちな、判を押したような毎日を送っていた。 当時の通学のささやかな楽しみといえば、毎週月曜に発売される週刊少年ジャンプを読むことと、当時の流行歌をカセットテープにダビングしたものを、小遣いで買ったWALKMANで車窓の景色と重ねながら聴くことだった。 KAN、CHAGE&ASKA、B'z、KATSUMI、楠瀬誠志郎、山下達郎、UNICORN、岡村靖幸、大沢誉志幸

        • #36 なんだよその人違い、めっちゃ戸惑うやんか、怖いやんか!

          みなさんは、誰か別の人に間違われたこと、ありますか? 私は一度だけ間違われたことがあります。 とても奇妙な間違われ方だったので、酷く戸惑ったことを覚えている。 *** 2006年、07年あたりだったと記憶している。場所は東京大井町の『阪急百貨店 大井食品館』。現在の『阪急大井町ガーデン』にリニューアルする以前の話である。 その大井食品館のデパ地下(実際は地下ではなく1階だった)ようなところで、今晩のおかずは何を作ろうかと思案しながら(でも実際は購入するわけももなく)、

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        #33 とりとめのないチェアリングの話

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        • 旅行記完成までの道
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          6本

        記事

          #35 シーン表からはじめてみよう

          『#20 私がnoteをはじめた理由』※を書いたのが1月で、その中で次のような目標を掲げていた。 “人に読んでもらえる文章力を身につけて、旅行記を完成させる” まさに、光陰矢の如し。気が付けば半年経過していた、ということになってしまいそうだけど、この目標に対して状況の変化や進捗があったか問われると、情けない話だが節目がちに「何も変わっていません」と答えることになる。 例えば、職場でのさまざまな文章や記事作成では(公開という形に辿り着けているので及第点は頂けてはいると考え

          #35 シーン表からはじめてみよう

          #34 あの頃も今も

          ゲームセンター(ゲーセン)を見かけなくなって久しい。 スマホゲームやコンシューマー機でのネット対戦が主流の今、その役目はほぼ果たし終えたといってもいいのだろう。 「ゲームセンターって何?」という若い人の為にちょっとだけ説明すると、仄暗くタバコの煙が充満する店内にビデオゲーム筐体がズラーっと並んでいて、その中から好きなビデオゲームを選び、1ゲーム50円とか100円でプレイすことができる施設のことである。 昭和とか平成の真ん中辺りまでは、都心では大小差こそあれ、どこの駅前にも1

          #34 あの頃も今も

          #32 フタバアオイと葵祭

          10年くらい前に、小さな鉢におさまったフタバアオイを買った。 葉の大小のつき方に、一目惚れしたのだった。 大事にしようと思っていたのに、薄紫の花を咲かせた後、次の年に枯らしてしまった。 以後、枯らしてしまったことがずっと心残りだった。 *** 2年前、下鴨付近を散歩していると、とある民家の玄関先にフタバアオイの鉢植えが15鉢ほど並んでいたので足を止めた。 よく見ると、鉢植えの横に 「フタバアオイの保全にご協力を」 「京都府立植物園の再開発に反対」 と書かれた張り紙があり

          #32 フタバアオイと葵祭

          #31 5月の木陰に柔らかな風が吹き抜ける

          2024年5月11日。 毎年この時期になるとバラを見に出掛ける。 東京に住んでいた頃は、主に調布市の神代植物公園ばら園に行っていた。すぐ隣が深大寺という落ち着いた環境。バラ園自体は噴水のある沈床庭園で、じっくり鑑賞するのに重宝していた。 京都に戻ってからは、近場では京都府立植物園、少し離れたところで吹田の万博記念公園にお邪魔させてもらっている。 そんな中、1番長い付き合いなのが神戸市の須磨離宮公園で、正確にはわからないが、20年くらい前に初めて訪れてから、東京で過ごした期間

          #31 5月の木陰に柔らかな風が吹き抜ける

          #30 あの彼にもう一度会いたい

          2024年5月5日。 この日も連れ合いを誘い、いつものように鴨川縁の木陰で読書チェアリングをした。 そのまま夕刻まで過ごすと、スーパーを2軒ハシゴしつつ、2時間くらいかけてゆっくり歩いて帰った。 我々の両手はスーパーで買った食料品と荷物で塞がっていた。 帰宅すると真っ先に、買ってきた食料品を冷蔵庫に詰め込もうと台所に向かった。 その時、一緒に帰宅した連れ合いが「ぎゃっ!」と小さく悲鳴をあげた。 「……!!」 悲鳴をあげたきり固まり、続く言葉が出てこない。 「どうしたん

          #30 あの彼にもう一度会いたい

          #29 無計画日帰り敦賀旅

          2024年5月4日。 GW後半戦2日目。 昨夜のAFC U23アジアカップ決勝戦の日本代表vsウズベキスタン代表の勝負の行方を見届けると、高揚していたのか、床に就くのが午前3時半を回ってしまった。 これで明日はきっと11時以降の起床になるだろう。 半ば諦めムードで目覚ましもかけずに寝入ったが、どういうわけか6時半に目が覚めてしまった。 二度寝を試みるが、眠れない。 仕方なく顔を洗って歯を磨いて、挿し木用にペットボトルに差しっぱなしの#25の啓翁桜※の水を変えたり、鉢植えの

          #29 無計画日帰り敦賀旅

          #28 GW後半戦の幕が切って落とされた

          2024年5月3日。 やった!GW後半戦4連休の始まりだ。(前半戦の3連休は何をしていたんだっけ。恐ろしいほどに何も覚えていない) 連休中の楽しみといえば、AFC U23アジアカップ決勝戦の日本代表vsウズベキスタン代表とボクシング4大世界戦の井上尚弥vsルイス・ネリくらいで予定は何もない。 とりあえず図書館のマイページを開いたら、先日予約した原田マハさんの『異邦人』が取り寄せ中から貸出可能になっていた。 外出する口実が出来たとばかりに家を出て図書館で本を2冊借りた。原田マ

          #28 GW後半戦の幕が切って落とされた

          #27 福田平八郎展にて己が記憶のいい加減さに震撼する

          2024年4月7日、久しぶりに大阪へ出掛けた。 京都に住んでいると、大抵のことが京都で事足りてしまい、京都から出てどこかへ行くのが億劫になってしまう。 それでも海が見たくなれば福井や兵庫に行くことはあるし、湖に癒しを求め滋賀に行くこともある。不意に史跡に触れたくなって奈良に行くことだってある。 しかし、大阪に行くのは本当に稀だ。 大阪でも泉州地方に野菜を買いに行くことはあるが、所謂、大阪都市圏に出向くのは極端に少ない。 私の生活が都会を必要としていないのだ。 物に執着がな

          #27 福田平八郎展にて己が記憶のいい加減さに震撼する

          #26 伏見港公園で観桜

          2024年4月6日。 昨年鴨川縁で行った花見が素晴らしかったので、今年も同じ場所でと思っていたが、自転車に跨るなり「……痛っ!」という表情になる連れ合い。 自転車のペダルを漕ぐ動きは、まだまだ膝に大きな負担がかかるらしい。 急遽行き先の変更を考える。 やはり車で行けるところにした方が良さそうだ。 背割堤は人でごった返して酷い渋滞のはず。哲学の道はお弁当を広げる場所がない。京都御苑は何だか芸がない……。(いいところですよ!) 暫く逡巡して絞り出したのは、伏見港公園。 以前にど

          #26 伏見港公園で観桜

          #25 お花見シーズン到来

          誕生日の翌日、家に帰ると啓翁桜の切り花が玄関の花瓶に挿してあった。 連れ合いが飾ってくれたものだ。 近所の花屋で購入したこの桜。約2週間咲き続け、三週目に突入した今も花を残している。 すっかり葉桜になってしまったが、新緑が瑞々しく棄てるのを躊躇う。 挿し木してみようか。ネットの情報によると桜の挿し木は比較的簡単で初心者向けらしい。私にもできるだろうか。 2024年4月2日。 仕事を終えると連れ合いと合流し、円山公園へ花見に出掛けた。 花見シーズンになると、平日は仕事後

          #25 お花見シーズン到来

          #24 村上春樹さんがかつて猫を棄てた御前浜公園(香櫨園浜)でチェアリング、そして須田国太郎展を見て父と子を思う

          2024年3月16日。 兵庫県西宮市へ出かけました。 先達ての連れ合いの膝の手術からまだ日も浅く、彼女の膝になるべく負担をかけずに気晴らしに出かけられる場所がないかとGoogleマップと睨めっこをし、探し当てたのが西宮でした。 西宮市大谷記念美術館で美術鑑賞の後に御前浜公園(香櫨園浜)で海を眺めながらチェアリング。 両所とも駐車場が近いところが素晴らしい。 まずは西宮市大谷記念美術館で『須田国太郎の芸術ー三つのまなざし—』展を鑑賞しました。 西宮市大谷記念美術館を訪れるの

          #24 村上春樹さんがかつて猫を棄てた御前浜公園(香櫨園浜)でチェアリング、そして須田国太郎展を見て父と子を思う

          #23 二重虹と大原三千院の初午大根焚き

          2024年2月10日。 琵琶湖畔、近江今津辺りを車で走っていると虹の尻尾を見つけた。 そのまま追いかけると、ちょうどマキノサニービーチ高木浜オートキャンプ場で虹の全容を見ることができた。 動画を見て頂ければ、うっすらと二重虹であることを確認して頂けると思う。 遮るものなく大パノラマで虹を見るのは久しぶりな気がする。 何か良いことでもあればいいなと眼前で輝く虹を眺めながら思った。 翌11日。 大原三千院へ行った。 目的は初午大根焚き。 大原の畑で有機栽培されたお大根を

          #23 二重虹と大原三千院の初午大根焚き