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大人の発達障害

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40歳を過ぎてASDの診断が降りた慈岳の治療日記&雑記。自閉スペクトラム症には様々なカタチがあるらしいので、いちASDのグダり日記としてお付き合いください!
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記事一覧

なぜ私が『低評価』の病院に決めたのか ~☆1.2の精神科医~

こんにちは、精神科通院マンの慈岳です。

今回は病院選びをしたときのエピソードを語りつつ、口コミあるいはレビュー、いわゆる『星』のお話を。これらを数字だけ見て判断したら良物件を逃しますよー!って内容です。

ではどうぞどうぞ。

●レビュー数は特大、星はしょんぼり

今の病院に掛かって2年半となりますが、主治医は口コミでボロカスに書かれています。病院選択の際に閲覧した某サイトでは、レビュー数が数百

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【短文】電車でお手製の前方後円墳をいただいた話

どもども、GW明けても忙しい慈岳です。本日は通院日で、ナマグサ慈岳はめんどくさくてそこのハンガーラックに掛けていたいつもの作務衣✕白足袋で都心へ出ました。

行きは怖くて帰りはよいよい。往路の時間帯は直通でも途中からでも特急がないので、バス含めたら3回乗り換えのタイムアタック。どのタイミングでも接続時間が短すぎてトイレにも行けないので、朝は飲食なしで出発です。

医療過疎な田舎における、発達障害者

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職場での『困り事』を言語化してみたら、しょうもない内容になった

良ゐ子の皆さんこんにちは!ASD慈岳サンですよー!

さて、先日主治医から宿題を出されました。その日の診察で「職場での困り事は何か、困ったときの気持ちはどのようなものか」と言う趣旨の質問をされ、「特に何もないし何も思わない」と身も蓋もない回答をしたのです。

そしたら次までに考えて来いとw

人として人と生きている以上何もないはずはないのだから、今後の治療のためにも言語化しなさいってことなのでしょ

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人前に出るときの緊張をほぐす。人が原因なら解決キーワードも『人』

はいどうも、例の慈岳です。ジェラルミンケース入り。

内容はタイトル通りです。ここ1ヶ月で5回ほど「なんで緊張しないのですか?」とか「緊張しない方法ってあるんですか?」とか聞かれたので、記事書きながら脳ミソ整理(※逆に散らかる)してみっかーな見切り発車。

ではでは、しゅっぱつしんこー。

●そもそも人目を気にしない

私ASDですからね。主治医によれば、たまたま40代で診断が出ただけで、生まれつ

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「自分は方向音痴だ」と思っていたけど違ったって話

おはようございます。小さなころから地図が大好きな慈岳です。

地図の何がどう好きなのかは分からないのですが、口頭で説明されるより地図を見たほうが何倍も早く把握できる、ASD特有の視覚優位が関係しているのかも知れません。

しかし30歳を過ぎるまで、私は自分のことを方向音痴だと思っていました。『人に道を聞いたときに』決して低くない確率で迷うのです。地図は文句言いませんが人はしゃべりますので、口頭での

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「なんでもいいよ」の裏側にあるモノ

どうも、質問されればコタエを出したいASDの慈岳です。私にとりまして、日常生活でよくある『自分でコタエを出すべき他愛のない質問』がめちゃくちゃ苦手です。

なぜならそんな質問でも質問のカタチをしている限り、私の脳ミソは勝手にコタエを探し始めてしまうから。「髪切りたいんだけどどっちがいいかな?」と聞かれれば、脳内ヘアカタログを早速参照し、質問者の顔にあれこれ当てはめて考え込んでしまうから。

なんで

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ド田舎の発達障害&精神疾患者。心療内科通院は小旅行だ

慈岳は都心の心療内科に月イチで通院しています。生息地から都心に出るには、バスと電車を乗り継いで3時間。単にその時間が掛かるだけなら特急券を買って悠々と寝ていればよいのですが、過疎ダイヤと診療時間の制約から、往復の少なくともどちらかには乗れません。

さて、私はASDで双極性障害。ヒラ(?)の列車は様々な不快要素と不安要素があるので、できる限り特急利用です。さもないと……というおハナシをどうぞ。

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40を過ぎて『大人の発達障害』~ASD特性のデメリット~

別稿にてメリットを述べましたので、本稿ではデメリットを挙げます。あまりシリアスに書くのもアレ(どれ?)なので、陰気臭くならないよう軽妙に行きましょうか。こちらもカウンセラーとのお話を元にしています。

デメリットと言っても深刻な鬱状態となるほどの『困った』はないので、おやつ代わりに気軽にどうぞ!

●感情表現がドへたくそ

喜怒哀楽の様々な感情が脳内(ないしはココロ)に浮かんではいるのですが、それ

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40を過ぎて『大人の発達障害』~ASD特性のメリット~

ASDは生きにくいとよく言われますが、短所は長所の裏返し。使いこなせばむしろ便利であるように私は感じます。本稿ではカウンセラーとのお話から、仕事も含む日常生活でのちょっとした『便利』をご紹介致します。

ASDにも色々なタイプがある(らしい)ため、以下ASD=『慈岳の場合』の話となりますが、息抜きがてらゆるりとお付き合いのほど。

●普通の人だと気遣うこともフツーに話す

良し悪しはありますが、話

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40を過ぎて『大人の発達障害』~WAIS-IV検査結果~

思い出と呼ぶにはまだ最近の話。「眠られへんから精神科行ってみっか」と受診した病院で2022年末に双極性障害Ⅱ型と判明し、2023年秋に細かく検査。根っこにあるモノはASDだという診断が出ました。

本稿は、普通に仕事をこなしているけどちょっとヘンなアノ人が、実は発達障害かも知れないよーってな感じのお話です。

●私が驚かないことに医師が驚いた

ASDにせよ双極性障害にせよ、診断が下っても私は特に

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