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職場での危なっかしい組み合わせ

陽キャの後輩と陰キャの先輩


陽キャの後輩(年下)と、陰キャの先輩(年上)。

後輩が前からいて、先輩が後から着任。

後輩は器用に仕事ができるタイプで職場の大変な状況を乗り越えてきていて、人間関係もできている。

先輩はちょっと不器用でモサっとしているけど、信念やパワーでそれなりのキャリアを積んでいる。

おまけとして、後輩は上司や取引先に気に入られていて、先輩は育児または介護を抱えている。

この組み合わせが最悪。

私は、このパターンの先輩も後輩も経験したのです。

私にとっての後輩をAさん、先輩をBさんとします。


まずAさんと働き、次にBさんと働いたのですが、Bさんと働いたときに、Aさんの気持ちがわかった気がしたのです。

私もBさん同様、Aさんに対して何らかの過ちを犯していたのだろうと。


扱いが難しい後輩


Aさんは、自分が否定されることを極端に嫌いました。

私は否定しているつもりなどなく、良い点はその旨をフィードバックするし、注意するときも言葉を選んでいるつもりでした。


他の同僚に言わせると、Aさんは「自分の成長を自分で止めるタイプ」とのこと。

世間でよく聞く表現に当てはめると「素直さがない」という感じで、これは致命的なのです。とにかく扱いにくくて、どのみち難しかったかもしれません。


後輩と先輩のその後


私の職種は基本ワンオペなのですが、職場の状況によっては2人ということもありますし、私は最大、同じ部屋に同職種が5人という経験もあります。

私は複数人で働く中、泣き寝入りをしたことも多々ありました。

ただ、失礼きわまりない不遜なAさんは、別の職場で厳しい先輩からコテンパンにやられたと聞きますし、ちょっとお花畑で頑迷なBさんは、別の後輩さんからビシバシ議論を吹きかけられて、次の年にはBさんも後輩さんもいなくなるという状況を目の当たりにしました。


勝手ながら、私がキレなくても、誰かがキレてくれるんだなと思ってしまいました。

人は誰しも、自分のクセ・性分ゆえ、ある程度は揉まれたらいいのだと思います。

自身の至らなさは、いずれ知ることになります。

良くない生き方のツケは、いつか自身が払うことになります。

最悪な人間関係も、後から考えると、良い経験だったと思える日が来るかもしれません。


私の反省点


時には陽キャにもなる私よりさらに陽キャだったAさんは、どれだけ陽キャだったか。

ケシカランほど陽キャでした。

今でも私の心の傷だし、二度と関わりたくないと思ったのですが、なんだかんだで可愛かったかもしれない。

Bさんも私も、相手に対する「細やかさ」とか「労い」とか、そういうところが足りていなかったかもしれない。

様々な思いをたたみ込みながら、私は同じ場所で働き続けているのでした。


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