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    • 1027 それぞれの倫理とか

      最近『手の倫理』という本を読んだ。 この本は美学者の伊藤亜紗さんが「さわる」「ふれる」の言葉の使い分けに疑問を持ったところから、他者の体や心にさわる時とふれる時の違いを色々な確度から検証していく超面白い本。ろうあ者にインタビューを繰り返し行ってきた伊藤さんが今度は“手”について本を書く、その時点で超面白い本になるだろうと思ってたんだけど、心に残ったのはこの本の第一章だった。 第一章「倫理」では、「道徳」と「倫理」は異なるものでは、という提案からはじまる。ほぼ同じような意味

      • 1026 喋り続けるじじばば

        久々にしっかり眠れて朝起きるようになってきた。このままの勢いを保ってすっかり健康なライフスタイルを送りたい。 平日の朝は部屋だとうだつもあがらんので、駅にあるちいさなパン屋のイートインコーナーでだいたい仕事を始める。今日は隣に余裕で80過ぎたじじばばがおって、全然噛み合ってもない会話をしたり急に歌い出したり、好き勝手やっとった。「うちの親はまだ元気だから」「いやもうとっくに亡くなってるじゃないの」「ああお母さんはね」「お父さんもだよ」って支離滅裂の会話しながらも二人はずっと

        • 1025 ヘレンの見た景色

          久しぶりにちゃんと眠れた。そして7時くらいに起きて外を見るとめっちゃ晴れ。どっか最寄りで朝飯くおうかとおもったら、モスバーガーがあいてた。モスってこんな朝早くからやってるんやって驚いて、コーンスープを飲む。ひとしきり直近の行きたい展示とか予定を整理して本を読む。 今読んでるのはジョージナクリーグの『目の見えない私がヘレン・ケラーにつづる怒りと愛を込めた一方的な手紙』てやつ。 ヘレン・ケラーと同じように目の見えない著者が”ヘレン・ケラーのように振る舞う”ことを求められ、これま

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          6本

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          1024 代田橋ケバブチャンス

          昨日友達と鮭うまい店に行ったらいっぱいで入れんかって、とりあえず入った沖縄料理屋がめっちゃうまくて幸せだった。11月末に行く石垣の予行練習。代田橋はろくでもない店も多いけどちゃんといい店もあって、好きにはなれんけどたまに行きたくなる。途中、俺が「ケバブチャンス(ケバチャン)」と呼んでるケバブカーも不思議なとこにあった。ケバブチャンスって呼んでるのは、不定期で現れて食べたいときにはなかなか出会えないから。出会ったその時がケバブチャンス。代田橋ケバブチャンス。復唱。笹塚にもある。

          1024 代田橋ケバブチャンス

          1020 すこしのズレと大きな変化

          先週くらいから天気が悪い。天気が悪いと頭痛がひどいから、結果、機嫌がわるい。機嫌がわるいっていうのは怒りちらすとか口数が減るとかではなくて、なに考えても「ああだめだ…」ってなってしまってポジティブな方向になにも考えられなくなる。もちろん偏頭痛はこれまでもあったけど、今年は一段とひどくて一体なにごとやろうと思ってた。 この間、久々に歯医者に行って頭痛がすることを告げたら、頭痛の原因は虫歯かもしれないと言われた。虫歯から入った菌が副鼻腔(鼻の後ろにあるくぼみみたいなとこ)で膿ん

          1020 すこしのズレと大きな変化

          1020 うなされモーニング

          寝てから1時間半後くらいに、ひどく生々しい手触りのある夢を見て心臓の鼓動の速さで起きる、みたいなのを2日続けてやってしまってる。夢なんてほとんど見る方じゃないのに、2日続けて似たような夢を見てるのが不気味。 2日前といえば、知り合いの古道具屋で買ったドリームキャッチャーを飾ったタイミング。このドリームキャッチャーが変わっていて、ふつーのドリームキャッチャーといろいろと様子が違う。この話はもう少しドリームキャッチャーについて調べたところで、またまとめたい。少なくとも今のところ

          1020 うなされモーニング

          1019 あしをはこぶ

          先週はめまぐるしかった。 月曜日は日中から友達がかわいい子供(まだ人じゃない)を連れてきて遊んでもらい、 火曜・水曜は久々に会社に出てぐったりして、 木曜日は友達の展示会。久々の鳥貴族ではしゃいだ。 金曜日はひとしきり仕事をしたあと、久しぶりに渋谷のラウンジ(ここは初めて)に行って、そこで数年ぶりの人たちと何人もあった。ほとんど皆久しぶりのパーティーだったみたいで、音楽を聞いてる時間より喫煙所で話してる時間のほうが楽しいいい夜だった。そのまま朝まで過ごした。 土曜日は夕方か

          1019 あしをはこぶ

          1006 ショート・ターム見てん

          映画、ショート・タームを観た。グループホームで暮らす少年少女たちと職員のやりとりを描いた作品で、そこに登場する人物はほぼ皆なにかしらを抱えている。ぬいぐるみがないと上手く人と接することができなかったり、自傷行為をやめられなかったり、親から見捨てられて孤児になった子だったり…。ただ職員は職員だからといって、子どもたちを管理するような接し方は決してしていなくて。いかに上手に境界を保ちながらケアできるか試行錯誤を繰り返す。職員の一人であるグレイス(ブリー・ラーソン)もまた傷を抱えた

          1006 ショート・ターム見てん

          1006 この満たされなさよ

          もう数ヶ月に渡って継続的によく眠れてないわけやけど、この原因っていったいなんなんやろうと思う。とにかく元気がありまってしまってる感じがして走ってみたりサウナに行ってみたりするものの、その日はよく眠れてもまた次の日眠れんかったりでほぼ意味がない。もう諦めはついてるけど、さすがにこれずっと続いてんのは俺はいいけど体がかわいそうや。 ちょうど1年前の9月末、鬼ブラックだった職場をやめたことで、土日は当然休みになったし平日も20時にはあがれる、給料も1.7倍くらいになったし、健康に

          1006 この満たされなさよ

          1005 女みたいなこと言うてんな。

          中学生の頃くらいから境遇的に女性に囲まれてたこともあって、女友達が多い。その友達らと遊んだり男友達と遊んだりしてる時に「女みたいなこと言うてんな」って言われる機会が年々増えてる気がして、これ、女の子とおる間に俺の中にちいさい女の子みたいなのが芽生えてしまってるんじゃないかって気がする。 「なんかクレープとか食べたいかも」 女みたいなこと言うてんな。 「うわニキビできてるわ最悪」 女みたいなこと言うてんな。 「結婚は興味ないけど子どもは育てたいねんな」 女みたいなこと言う

          1005 女みたいなこと言うてんな。

          1001 満月シスターズ

          よく友達と家族の話をするんやけど、お姉ちゃんがおる2人の女の子と話してたら、それぞれの姉がバグってるらしいと聞いた。バグってるってなに…と思ったら、両方とも母親からの愛情を30過ぎても欲してるらしい。 もちろんそれがおかしいとかではなくて、2人とも「子供の頃に妹ばっかり可愛がられてた」ってよく言ってるらしくて、いまだに母親にその態度を見せるらしい。 これってどういうことやろう?って話してたんやけど、自分が子供の頃の記憶はないけど、ある程度の年齢になった時に妹ができるとそれ

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          0930 哀れみみたいななんかより

          なんか異様に眠れなくて秋。これはまた自律神経だの貞操観念だのがバグって調子が狂ってるんやろうなと思う。このへんは慣れた。 職場に目が見えない人がマッサージを超低料金でしてくれるマッサージルームがあって、今日はそれを受けた。最近体動かしたくて仕方なくて、必死にストレッチとかしてるし全然平気やろと思ったけど、終わってみたら体軽くて全然だめやったことを知った。やっぱり右肩と左肩の大きさも筋肉のつき方も、肉のつき方も全部違うらしくて、触ればわりとすぐに分かるもんらしい。 その人は

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          0928 終わりかけセプテンバー

          眩しい朝日で叩き起こされて窓を開けたらど晴天。 これは朝食を外で食べるしかないと思って限りなく寝間着に近い格好で駅のパン屋まで歩く。背中に当たる日差しが暖かくて、でも気温はすこし涼しいくらいで、もし世界中で365日この気候になったとしたらこの世の争いはなくなるやろうなと思った。 道行く人の格好も、晩夏に駆られた緑もすべて秋めいてきていて、秋ってこんなにも気持ちいいもんやっけ…ってのほほんとしたことを考えながらサンドイッチとロイヤルミルクティ(女子)を買って店を後にする。

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          0924 別れについて

          ついこの間、初めて読書会に参加した。 医学書院が主催する読書会で、よく読む「ケアをひらく」シリーズの読書会だった。そのシリーズの著者と本を読み解いていく会で、各回10人限定で、コラムを書いて応募したら受かったので参加した。 参加したのは、美学者の伊藤亜紗さんと読む「居るのはつらいよ ケアとセラピーの覚書」の回。この本はケアとセラピーの違いについて、実際に沖縄のデイケアで心理士を務める東畑さんが書いたもの。ケアは傷にふれず痛みをへらすもので、セラピーは傷にふれて治療を目指すも

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          0923 うだうだいう

          あいも変わらずよく眠れず、気圧の低い日はゾンビみたいな気持ちでPCに向かう。仕事のこともなにもかも、考えをはじめてすぐネガティブな思いで頭がいっぱいになる日は気圧のせい、とだんだん相場が掴めてきた。台風がきてる時は特にひどくて、なるべく無視しながら足元で考えられることをせっせと進めていく。 もう毎日の感染者数を気にしてびくびくすることもなくなり、それについて話題で触れる機会も少なくなりつつあるけど、状況としてはピーク時からすこし落ち着いたくらいで、みんな気にしてないし大丈夫

          0923 うだうだいう