ハードボイルド書店員が見つけた「手帳」の仕事
9月もそろそろ中旬。
「秋の三種の神器」が店頭に並ぶシーズンがやってきました。
書店で働いた経験のある方なら、何のことかおわかりでしょう。「手帳・家計簿・カレンダー」です。近い将来に「年賀状素材集」も加わります。
先陣を切って現れるのは手帳です。
おそらくどこの本屋でも、高橋書店とNOLTYの二大巨頭が中心を占めているはず(店によっては営業の人が品出しをし、拡材までセットしてくれる。感謝)。ただそれ以外の出版社のものを置く際は、けっこう各書店の担当の考えが反映されていると感じます。
去年はあまり馴染みのない手帳の問い合わせを多く受けました。なぜならそれらのほとんどが棚に出されず、下のストックに眠っていたから。スペースは限られているし、担当者が高橋やNOLTYの商品を優先的に並べるのは理解できます。末端の身ゆえ詳しいことは知りませんが、何らかの取り決めが存在するのかもしれない。
ただだからといって他の版元の手帳を出さないのは違いますよね。売り逃し以外の何物でもなく、買いに来てくれたお客さんに申し訳ない。
ゆえに定期的にコーナーの棚下をチェックし、一冊も出ていないものがないようにカスタマイズを施しました。角が立たない微々たる範囲で。誰に言われたわけでもない、私が自分で見つけた仕事です。
こういう小さな積み重ねが大きな売り上げを作る。経験で知っています。決して難しくない。ただやるかやらないか。
ちなみに去年よく訊かれたのは↓です。アマゾンでは今年の発売日は10月24日となっています。
↓も人気商品。こちらの発売は9月22日頃となっていますが、篠崎の「読書のすすめ」ではすでに先行販売しているようです。ぜひ。
私自身は手帳を持つ習慣のない人間です。久し振りに何か試してみようかな?
作家として面白い本や文章を書くことでお返し致します。大切に使わせていただきます。感謝!!!