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「私のイチバン」と「決めるのは周囲」論

初対決の外国人選手と連日メインで激突。相手の良さを引き出したうえで一定以上の内容を見せ、きっちり勝利。ぶっきら棒なのにどこか温かみのある真摯なマイクで大会を締める。

デスぺ選手、もはや立派なメインイベンターです。本人の考えがどうであれ、会社も選手もファンもそういう目で見ています。

↑は2年前のインタビューです。「自分にまったく自信がない人間だから、マスクを被ってるんだよ」というくだりが刺さりました。私がY2K☮として小説を書いているのもたぶん同じ理由だから。昔は本名で新人賞へ作品を送っていたのです。

いまのデスぺ選手も根本的には同じメンタリティでしょう。この大会が始まる前は「俺、大丈夫かな」「ちゃんとメイン締められるかな」と少なからず不安に襲われていたはず。でもいざやってみたら、それなりにきっちりできている。そういうものですよね。言葉にするのは難しいけどわかる気がします。

私も最近は職場の事情で、やったことのない業務や未知のジャンルに立て続けに挑んでいます。幅を広げられて嬉しい反面、プレッシャーが半端ないです。コミュニケーションを取る機会も増えますし。

正社員ではなく、いまの職場の在籍年数は2年にも満たない。なのに気が付くと「重鎮のひとり」みたいな位置に来てしまった。仕事における欲はさほど強くないのに。

ちょっとデスぺ選手に通ずるものを感じました。そして学びました。自己評価がどうであれ、職場におけるランクは周囲が決めるものだと。そして我々みたいなタイプは、不安を覚えるチャレンジでどうにか結果を残すことを積み重ねる過程で、他人よりも後に己が己を認めていくのだと。

いま私がイチバン好きな=最も共感できるレスラーは、新日本プロレスのエル・デスペラード選手です。こればかりは周囲ではなく、徹頭徹尾自分の意向で決めました。お互いやっていきましょう!!

作家として面白い本や文章を書くことでお返し致します。大切に使わせていただきます。感謝!!!