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「オールスターの日程」と「書店の休暇事情」

よくぞ言ってくれました。

さすが4球団を渡り歩いた苦労人。選手の気持ちがわかる中嶋監督は、いい意味で権威に対して忖度しませんね。

月曜で前半戦が終わり、土曜から後半戦がスタート。その間にオールスターが2試合。フレッシュオールスターもあります。

もし20日に雨が降り、翌日へ順延になったら、選手たちはペナントレースが再開する22日に当日移動。あり得ない。こんなスケジュールを組まれたら辞退する人も当然出てきます。そうすると、今度は規定によって10試合出場停止。。。

かつては交流戦がなかったため、たとえばライオンズ・清原選手とジャイアンツ・桑田選手の「KK対決」は日本シリーズを除けばオールスターでしか見られませんでした(オープン戦でも可能だけど、意味合いが変わってくる)。テレビの前でドキドキしながら観戦したのを覚えています。

でもいまはそこまでオールスターに「夢の祭典」のレア要素を感じない。だったらメジャーみたいに1試合に凝縮してもいいのでは? 興行収益的な事情もあるにせよ、せめてWBCを開催した年だけでも1試合にするとか。ファンは何よりもまず応援する選手が元気でいてくれることを願っています。

内部で働く誰もが「おかしい」「不条理だ」と感じていても、主に商業的な理由で改善されない慣習というものがあります。書店でいうなら入荷のないお盆や年末年始の営業。休みにするお店もありますが、大抵は年中無休です。

稼ぎ時なのはわかります。しかし従業員からしたら「普段は人手不足ゆえ、有給休暇を取らずに耐えている。なのにこういう時も休めないの?」となる。給料は安く、ボーナスはスズメの涙。お盆や年末年始も休めない。こんな業界で誰が働きたいと思うのか? 

些かピントのずれた改革を進めるよりも、まずこういう基本的なところを見直してほしいです。

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