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問答021 読書の敵は何ですか?

◯:先生にとって、読書の敵って何ですか? ●:読書の敵だと?どういう意味だ? ◯:読むのに集中しようと思っても、できなくなる、読書の妨げになるものですよ。 ●:そんなことを意識もしないぐらい、毎日読書に集中しているよ。 ◯:本当ですか?よく先生は、僕に本が読めない読めないってボヤいてるじゃないですか! ●:まずは、きみにとっての読書の敵を話したまえ。それが年長者に対する礼儀というものたよ。 ◯:ハイ、分かりました。では、僕から。 まずひとつ目の読書の敵は、子どもの声です。近く

    • 問答020 快適電車内読書で気になることは?

      ○:先生は電車の中で本を読みますよね? ●:ああ、読むよ。 ○:僕はだめですね、最近は音楽ばかり聴いています。 ●:なぜだ、あの適度な揺れが心地よいじゃないか! ○:心地よくて寝てしまうんですよね。先生だって、寝てしまうのではないですか? ●:寝るはずがないじゃないか!バリバリ本を読んでいるよ。 ○:ホントですか?よく寝ないでいられますね。 ●:しかし、車内での読書を邪魔するやつが時々いるな。この間はびっくりしたよ。 ○:どうしたんです? ●:満員電車でいつものように本を読ん

      • 問答019 ながら読書はダメですか?

        ●:君に聞きたいことがあるのだが。 ○:どうぞ、何ですか? ●:君はいつもどこで本を読んでいるのかね? ○:電車の中とか、おふろの中とか、、、。 ●:ふろの中だと? 本がぬれてしまうじゃないか!! ○:慣れるとぬらさずに上手に読めるようになるもんですよ!先生もやってみたらどうですか? ●:いや、だめだ!  ○:ゆったりした気分で最高ですよ! ●:ふろはふろだ! 君はどうしてそうやって何でも「ながら行動」をとるんだ! ○:なんですか?その「ながら行動」って? ●:ふろに入りなが

        • 問答018 「並行読み」してますか?

          ○:僕は1冊読み終えてから次の本を読むってことができなくて、同時進行で何冊かの本を読むんですが、先生はどうですか? ●:「並行読み」ってやつだな! ○:並行読み? そう言うんですか? ●:いやよくわからない。私はそう呼んでいる。 ○:そうですか。  ●:私も、「並行読み派」だな。 本を読んでいると次々に面白そうな本が出て、読まずにはいられなくなる。 この間だって、ファミリーレストランでドリンクバーを頼んだんだが、コーラとコーヒーの「並行飲み」をしたぞ! ○:「並行飲み」? そ

        問答021 読書の敵は何ですか?

          問答017 やってみたいことありますか?

          ◯ : 先生、やってみたいことってありますか? ● : やってみたいこと? うーん、ドミノこわしだな。 ○:ドミノこわし? ドミノたおしじゃないんですか? ●:違うよ。よくテレビでドミノを体育館を貸し切りにして、床一面にドミノを並べて、 ○:それってドミノたおしのことですよ、先生! ●:最後まで話を聞きたまえ! ○:はい。 ●:並べ終わった会場に忍び込んで、一気にその上をスライディングして全部こわしてしまいたい。 ○:先生、それは、、、 ●:あともうひとつある。 

          問答017 やってみたいことありますか?

          問答016

          ○:先生!読書のスピードをあげる方法を教えてください! ●:どうしたんだ、急に。 ○:電車の中で本を読んでいる人がいたんですが、すごくページをめくるのが速いんですよ。 僕が1ページ読む間に、5ページぐらいめくっているんですよ。 ●:つまり、君の5倍の速さというわけだな。 ○:そうなりますね。 ●:君は、もしかして心の声で本を読んでいないかね? ○:何ですか? 心の声って。 ●:声にこそ出さないが、心の中で音読しているんだよ。 ○:そう言われてみると、そう言う読み方

          問答016

          問答015

          ◯ : 本日のテーマは、「本の間違った使い方について」です。先生 どうぞよろしくお願いします。 ● : いきなり、何なんだ!テーマってどういうことだ? ◯ : いきなりなのはいつものことですよ、先生。テーマについては、今回はこのような設定なので仕方がありません!宇宙の法則みたいなものです。 ● : 我々にはどうすることもできないということだな。 ◯ : ハイ、そうです。ですから、本の間違った使い方について話してください。 ● : では、高いところにあるものを取る時の踏み台とし

          問答015

          問答014

          ○:先生は、新聞の連載小説を読んでますか? ●:いや読んでいない。と言うより読めないと言った方がいいかな。 ○:どうしてですか? ●:だいたい、毎日欠かさず読むなんてことできるはずがない。 ○:じゃあ、1週間分をまとめておいて読んだらどうですか? ●:そんなの無理に決まっている! 新聞なんて1日過ぎたら、再生紙行きだよ。前の日の分がどこにあるかも分からん。 ○:僕は番組欄と4コマ漫画は毎日見てますけどね。 ●:とにかく、どんなに面白い物語であっても、あんなちょっとずつの量では

          問答014

          問答013

          ○ : 先生、お久しぶりです! ● : おい… 声がでかいぞ。 ○ : はい、すみません… しばらく先生にお会いしていなかったもので、うれしくて… ● : キミは、あいかわらず元気なようだな。 ○ : はい! もちろん元気です! ● : おい… 声がでかいと言ってるじゃないか! ◯ : どうしたんですか、先生、いつもと様子が違いますよ。 ● : 例のものは持って来ただろうな? ◯ : ハイ、持ってきました!夏の読書計画ですよね? ● : おい!それを口に出してはいかんぞ!そ

          問答013

          問答012 登場人物の名前ってややこしくないですか?

          ○:先生は、翻訳ものをよく読んでいますよね? ●:うむ。ミステリーが中心だが、最近はSFも読んでいるよ。 ○:僕は、何だか海外のミステリーとかは苦手ですね。 ●:なぜだ? ○:だって、まず名前が覚えられないんですよ! マイケルだのロバートだの。カタカナ表記がわけ分かりません! ミッシェルとか出てきても、それが男なのか女なのかすぐには分からないし。 ●:ううむ。 ○:あと僕は、翻訳されてアメリカ人が日本語をしゃべっているというのに違和感を感じるんですよ! ●:それを気にしはじめ

          問答012 登場人物の名前ってややこしくないですか?

          問答011 読書の癖はありますか?

          ○:先生!人にはその人の読書の癖ってものがありますよね? ●:ああ、もちろんだ! ○:先生もかなり変わった癖がありそうですね? ●:いや、私は全くノーマルだよ。 ○:え?そんなことないですよ! 推理小説を読む前に、登場人物一覧で誰が犯人か予想して、丸印を付けてから読み始めるって言ってたじゃないですか! ●:変わっているか? ○:はい、かなり。 ●:そうかな? 変わっているというのは、例えば、本の読んだページを片っ端から破って食べながら読書しているような人間のことを言うのだよ。

          問答011 読書の癖はありますか?

          問答010 「ひものしおり」使ってますか?

          ○:先生、本に付いている、ひものしおりって使いますか? ●:いや、使わないな。 ○:あのひもは、単行本には付いていて、文庫本には付いていませんよね? ●:いや、そうとは限らないぞ。 文庫本では、確か新潮文庫には付いているはずだ。単行本でも出版社によっては付いていない本もあるぞ。 ○:そうですか。でも、なんで新潮文庫には付いているんでしょうね? ●:さあな、新潮社はやる気があるんだろう。 ○:やる気の問題なんですか? それにしても、なぜ先生は、あのひもを使わないんですか? 便利

          問答010 「ひものしおり」使ってますか?

          問答009 2度読んだ本ってありますか?

          ○:先生は、同じ本を2度読むことってあるんですか? ●:私には、買って1度も読んでいない本がたくさんあるんだよ。だから、2度も読んでいる暇などないんだよ! ◯ : 先生が次から次へと本を買いまくるからですよ! ● : 君は、私の本の買い方について、イチャモンをつけるつもりなのか? ◯ : いいえ、そんなつもりは、、、では、2度読んだ本はないんですね? ● : いや、あるよ。 ◯ : よろしかったら、本の題名を教えていただけませんか? ●:うーん、確か漱石の『こころ』は2回は読

          問答009 2度読んだ本ってありますか?

          問答008 本を汚した犯人は?

          ○:先生、このマンガ読みましたか? ●:いや、読んでないよ。 ○:読んだでしょう?  ●:読んでいないと言っただろう! ○:ちょっとこのマンガの12ページと13ページを開いて下さい! ●:何でそんなことをしなければならないんだ! ○:いいから、開いて下さい。 ●:開いたよ。 マンガがかいてある。 ○:当たり前です! よく見て下さい! ●:よく見たが、どう見てもマンガだ! ○:なかみはどうでもいいんです! ページとページの間を見て下さい。 ●:何だか茶色い木片みたいなものがはさ

          問答008 本を汚した犯人は?

          問答007 線を引きながら本を読むことってありますか?

          ○:先生、線をひきながら本を読むって、どう思いますか? ●:大事な箇所には傍線を引いたり、思いついたことを余白に書きこんだりしながら、本を読む人は確かにいるな。 ○:僕はちょっと抵抗ありますね、本に書きこむっていうのは。 ●:うむ。 ○:線を引きながら読むなんて、学校の国語の教科書以来やっていませんよ! ●:と言うことは、君の学校の先生は、教科書を読む時に線を引くことをすすめたんだな? ○:はい、かなり積極的に。 ●:本をテキストとして読む時には、私も賛成だな。しかし、本を娯

          問答007 線を引きながら本を読むことってありますか?

          問答006 上から何番目をとりますか?

          ○:先生は書店で本を買う時、上から何番目をとりますか? ●:どういうことだ? ○:たとえばですね、先生が書店で本を買うとしますね。その本が平積みになっていて、5冊重なっていたとしたら、上から何番目の本を選びますか? ●:そうだな。まず1番上の本は避けるな。 ○:なぜですか? ●:1番上は、みんなが手に取ってさわっているだろう。 ○:そうですね。 ●:それから、4番目も避ける。 ○:どうしてです? ●:4は不吉な数字だ! ○:はあ。じゃあ、3番目ですか?3はラッキーな数字ですよ

          問答006 上から何番目をとりますか?