問答015
◯ : 本日のテーマは、「本の間違った使い方について」です。先生 どうぞよろしくお願いします。
● : いきなり、何なんだ!テーマってどういうことだ?
◯ : いきなりなのはいつものことですよ、先生。テーマについては、今回はこのような設定なので仕方がありません!宇宙の法則みたいなものです。
● : 我々にはどうすることもできないということだな。
◯ : ハイ、そうです。ですから、本の間違った使い方について話してください。
● : では、高いところにあるものを取る時の踏み台として使うというのはどうだ?
◯ : 本を踏みつけるんですね。それは間違った使い方ですよ!僕が小さかった頃、家で本をまたいだだけでひどく叱られましたよ。踏み台にするなんて信じられません!ダメですよ先生!
● : いや、私がやっているわけではない!君が本の間違った使い方を…
◯ : ハイハイ、次に行きましょう!ハイ、どうぞ先生!
● : では、漬け物を作る際の、漬け物石がわりに重しとして使うのはどうだろうか?
◯ : 漬け物の上にのせるのですね?漬け物の汁が本についたらどうするのですか?先生は責任がとれるのですか?
● : いや、とれない!
◯ : だったら、なぜそんな使い方をするのですか?
● : いや、待ってくれ、そんなことをするわけないだろう?君が本の間違った使い方を…
◯ : ハイハイ、次行ってみよう、次!
● : 何で、いかりや長介みたいな言い方になってるんだ?
◯ : 誰ですかそれは?
● : ドリフターズだよ。君は知らないのか?
◯ : ハイ、知りません。先生、とにかく次にいきましょう!
● : 本を何冊まで崩さずに積むことができるかを競うゲームとして使うのはどうかな?
実際にやっているわけではないがな!
◯ : 先生!
● : どうしたんだ?急に。
◯ : それ、面白そうじゃなですか‼︎ 先生、今すぐやってみませんか?
● : できるわけがないだろう!
◯ : できますよ先生!先生の大量の積読本を使えばいいのです!先生は日頃から積読をしているから、強そうですね!僕にはハンデをください。ハンデは10冊でいいですか?
● : おい、君、いい加減にしろ!本の間違った使い方について話すのが今日のテーマじゃなかったのか?
◯ : そうですよ、そして間違った使い方の1つを選んで、実践してみるというのか最終目標です!
● : 本の間違った使い方を実際にやってみようとする不届き者よ。今すぐ、そこに横たわりたまえ。私の愛する積読本の重しの刑を執行する!
◯ : 先生、それは本の間違った使い方ですって‼︎ 先生、許して下さい…
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