【本とわたし】 8月の読書記録
9月に入りましたね。本当に月日の流れはあっという間。毎月月末に1ヶ月の振り返りをしているんだけど、「今月何があったかな〜」と、思い出そうとしても、意外と思い出せないのよね。
書いた日記をぺらぺらめくって、あぁこんな1ヶ月だったね・・・と思い返す。今月あった「最も嬉しかったこと」を書いていく。
8月は「家族でお墓参りできたこと」や、うちの父が望んでいる「みんな集まって会食したい」の夢を今年も叶えられたし満足。
じつは数年前に父に、「死ぬまでに何か叶えたいことある?」と聞いたら、「毎年みんなで会食したい」と一言、そう答えたの。
何が大事なのかは、やっぱり相手に聞いてみないとわからない。こちらの勝手な想像で、これがいいだろうと与えるのではなく、相手の望んでいることを叶えてあげる。大事。
それから、「マネジメントの本を読み、学びと気づきを得られたこと」は大きかったと思う。この夏は“ドラッカー熱”が高かった。
▼夫婦間における愛の適温/向坂くじら
私もこういう時期があったな、、と読みながら懐かしく思う、と同時に。今もまだ夫の存在を飛ばしてない?、ちょっとあるかもしれない、、と気づかせてもらった。結婚2〜3年目は、私も、夫の存在を飛ばして「夫婦の愛って何? きっとこういうことでしょ!」と勝手に妄想に走っていたな。くじらさんの旦那さんが返す言葉、「それもまた考えすぎでしょ」は、まさにそうでした!!と思わず頷いた。
夫婦にとっての適温、そして距離感。近すぎず遠すぎず、熱すぎず冷めたすぎず。良い意味での「適温・適当」が大事だなとつくづく思う。
相手に期待しすぎない、気にしすぎない、互いに干渉しないことも、長く一緒にいると大事。
ひとつ屋根の下の共同生活。同じ家に帰ってくる人。お互いに心地よく暮らす(生きる)ために。
うちでは、私が夫に与えていることで、重たく感じていること、迷惑していること、やめてほしいことは、都度指摘されている。言い合えるふたりの信頼関係は深い。小さなことをちゃんと言い合っているので、些細なことでの喧嘩も、かなり減った。年に一回大きいのがあるくらい。
愛だと思って与えているのに、それが相手にとって愛とは言えない(思えない)ってこと結構ある。それは、都度お互いにすり合わせている。一度行ってうまくいっているからといっても(相手が喜んでいたとしても)それは数年前の話。相手(夫)は日々変化し成長しているから、数年後にはそれがまったく使えない、ということもよくある。
究極、妻のわたしが機嫌よくいることが、家庭にも、子供にも、良い影響を与えることが分かって、それを優先させてもらっている。互いに仕事してるけど、仕事の感情や話をあまり持ち込まないことも大事にしてる。相談事ならいいけど、愚痴なら聞きたくないものね。
▼参謀の思考法 荒川詔四
広報という役割を社長から言われた数ヶ月後に、私は『No2理論』という本に出会って読んで、すごく衝撃を受けた。
あ、私こういう人になりたい!
それはその瞬間に「ひらめいた!」というよりも、もともと3年前に7つの習慣のワークシートに記していたことだったんだ、と今になって気がついた。今月そのワークシートがたまたま出てきて、書いてたんだーわたし、って気付かされた。
じゃあそのNo,2としての資質や技術や思考が私にあるのか?といえばNO。たとえば、過去に秘書をしていたとか、何かそういう立場に立っていたとか経験もなし。
けれど、私の仕事の使命として「誰かその人に尽くし貢献し、共に何かを創り出すことをしたい」と3年前に書いていた。誰かって誰だろう?・・・その時は全くわからなかったけれど。数年後に今の社長に出会う運命となった。
右腕、参謀という立場。それは社長に、また事業にあわせた、仕事姿勢や対応が求められると思うだが「基礎」というのがある。すべて読み終えて付箋がいっぱい付いた。目次を見るだけでも大変参考になる。
従順であることは美徳ではない
本で読んだ知識で現実を動かすことはできない
自分を俯瞰する視点を常に持つ
参謀は常に自分の言葉で語る
上司とは異なる自律性を堅持する
ここまでいけばすごい!と思う。しかし、その道は遠い。一朝一夕で身に付くものではないのは当然のこと。そんなに簡単に身につけられない・難しいからこそ、やりがいもある。コツコツと地道な努力していけば、必ずできるようなると信じている。
▼ドラッカー氏の本
▼マネジメント エッセンシャル版 基本と原則
結局、ドラッカーばかり読んでいた8月。読んで終わりにしてはいけない。実践に促す、行動していくこと。これが次のステップ!
これは基礎と原則の話。読んでいて、やや難しく感じるなぁと思っていたけど。夫から「1回目は誰でも難しく感じるよ、2回、3回と読んで、下線引いて実践していれば、見方も変わると思うよ! ほら、7つの習慣みたいに!」と、言われて。あ〜〜!と納得。そうか、そうだわ。
▼プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ、成長するか
読み終えた時、こういう本求めていたー!と嬉しくなった本。私にとって一番読みやすく、すぐに仕事でも活かせる内容が豊富だったのがこれ。
【はじめて読むドラッカー自己実現編】とあるけど、はじめて読む人におすすめ。自分の仕事、組織やチーム作り、仕事の時間の使い方、読み終える頃には、見方がガラリを変わる!
▼経営者に贈る5つの質問
ドラッカー塾のオンラインセミナーに参加しプレゼントで頂いた。
1日〜2日で読めてしまうほど、本自体は薄めなのだけれど。中身はめちゃくちゃ濃くて、これは一人で読むものではない。
社長にも読んでもらい、この5つの質問、特に最初の3つの質問に、真剣に問いかけ話し合う必要がある。また、これは経営者に贈るとなっているけれども、経営陣やリーダーと呼ばれる立場のみんなが読んで理解し、その話し合いに参加する必要がある。
▼ドラッカー5つの質問
著者:山下淳一郎さんの本。経営者に贈る5つの質問をより、丁寧に、詳しく解説してくれ、事例も分かりやすい。アマゾンレビューでも高評価なのも納得。こちらも大変良い!
本はひとりで読むのではなく、誰かと一緒に読んで、互いに理解深め分かち合うのがいい。とくに、こういう原則に関する本の場合はとくにね!
9月は、どんな本を読もうかな、ぼんやり思う。ドラッカー熱は引き続きありつつも、秋は秋で自分にとっての読書を楽しみたい。ビジネス書の間にゆる〜りエッセイも挟みたいな、と思っているところ。
最後までお付き合い頂きありがとうございました!