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【本とわたし】 8月の読書記録

 9月に入りましたね。本当に月日の流れはあっという間。毎月月末に1ヶ月の振り返りをしているんだけど、「今月何があったかな〜」と、思い出そうとしても、意外と思い出せないのよね。

 書いた日記をぺらぺらめくって、あぁこんな1ヶ月だったね・・・と思い返す。今月あった「最も嬉しかったこと」を書いていく。

8月は「家族でお墓参りできたこと」や、うちの父が望んでいる「みんな集まって会食したい」の夢を今年も叶えられたし満足。

じつは数年前に父に、「死ぬまでに何か叶えたいことある?」と聞いたら、「毎年みんなで会食したい」と一言、そう答えたの。
何が大事なのかは、やっぱり相手に聞いてみないとわからない。こちらの勝手な想像で、これがいいだろうと与えるのではなく、相手の望んでいることを叶えてあげる。大事。

それから、「マネジメントの本を読み、学びと気づきを得られたこと」は大きかったと思う。この夏は“ドラッカー熱”が高かった。

一番左は手作りの鳩さんの笛。
吹くといい音が鳴るの。

▼夫婦間における愛の適温/向坂くじら


もしかしたら、愛を適切に温めるのは、それではなかろうか。いつでも、夫になにかしたいと思っている。できたら、夫を大切にしたいと思っている。それをぐっとこらえて、夫の存在をひとつ飛ばしに、代わりに夫の睡眠や、夫の仕事、夫の家族や、夫の身体を大切にする。夫が持っているものを、わたしが一緒に大切にする。それが強すぎず弱すぎもしない、愛というものの適温ではなかろうか。それですっかりひらめいた気になって、以上のようなことを夫に滔々と語ったけれど、夫は「それもまた考えすぎでしょ」と笑うのだった。

P150~151


 私もこういう時期があったな、、と読みながら懐かしく思う、と同時に。今もまだ夫の存在を飛ばしてない?、ちょっとあるかもしれない、、と気づかせてもらった。結婚2〜3年目は、私も、夫の存在を飛ばして「夫婦の愛って何? きっとこういうことでしょ!」と勝手に妄想に走っていたな。くじらさんの旦那さんが返す言葉、「それもまた考えすぎでしょ」は、まさにそうでした!!と思わず頷いた。

 夫婦にとっての適温、そして距離感。近すぎず遠すぎず、熱すぎず冷めたすぎず。良い意味での「適温・適当」が大事だなとつくづく思う。

相手に期待しすぎない、気にしすぎない、互いに干渉しないことも、長く一緒にいると大事。
ひとつ屋根の下の共同生活。同じ家に帰ってくる人。お互いに心地よく暮らす(生きる)ために。

 うちでは、私が夫に与えていることで、重たく感じていること、迷惑していること、やめてほしいことは、都度指摘されている。言い合えるふたりの信頼関係は深い。小さなことをちゃんと言い合っているので、些細なことでの喧嘩も、かなり減った。年に一回大きいのがあるくらい。
 
 愛だと思って与えているのに、それが相手にとって愛とは言えない(思えない)ってこと結構ある。それは、都度お互いにすり合わせている。一度行ってうまくいっているからといっても(相手が喜んでいたとしても)それは数年前の話。相手(夫)は日々変化し成長しているから、数年後にはそれがまったく使えない、ということもよくある。

 究極、妻のわたしが機嫌よくいることが、家庭にも、子供にも、良い影響を与えることが分かって、それを優先させてもらっている。互いに仕事してるけど、仕事の感情や話をあまり持ち込まないことも大事にしてる。相談事ならいいけど、愚痴なら聞きたくないものね。


▼参謀の思考法 荒川詔四

大勢の人を救おうと一生懸命に働くよりも、一人の人のために自分のすべてを捧げるほうが尊い。 

7つの習慣 P279

 広報という役割を社長から言われた数ヶ月後に、私は『No2理論』という本に出会って読んで、すごく衝撃を受けた。

あ、私こういう人になりたい!

それはその瞬間に「ひらめいた!」というよりも、もともと3年前に7つの習慣のワークシートに記していたことだったんだ、と今になって気がついた。今月そのワークシートがたまたま出てきて、書いてたんだーわたし、って気付かされた。

じゃあそのNo,2としての資質や技術や思考が私にあるのか?といえばNO。たとえば、過去に秘書をしていたとか、何かそういう立場に立っていたとか経験もなし。

けれど、私の仕事の使命として「誰かその人に尽くし貢献し、共に何かを創り出すことをしたい」と3年前に書いていた。誰かって誰だろう?・・・その時は全くわからなかったけれど。数年後に今の社長に出会う運命となった。

 右腕、参謀という立場。それは社長に、また事業にあわせた、仕事姿勢や対応が求められると思うだが「基礎」というのがある。すべて読み終えて付箋がいっぱい付いた。目次を見るだけでも大変参考になる。

  • 従順であることは美徳ではない

  • 本で読んだ知識で現実を動かすことはできない

  • 自分を俯瞰する視点を常に持つ

  • 参謀は常に自分の言葉で語る

  • 上司とは異なる自律性を堅持する

社長の「脳」と同期していれば、社長が進もうとしている方向をかなりの確率で察することができます。社長の指示を待つでもなく、「先回り」することができるようになるのです。

P50

ここまでいけばすごい!と思う。しかし、その道は遠い。一朝一夕で身に付くものではないのは当然のこと。そんなに簡単に身につけられない・難しいからこそ、やりがいもある。コツコツと地道な努力していけば、必ずできるようなると信じている。



▼ドラッカー氏の本

▼マネジメント エッセンシャル版 基本と原則

 結局、ドラッカーばかり読んでいた8月。読んで終わりにしてはいけない。実践に促す、行動していくこと。これが次のステップ!

 これは基礎と原則の話。読んでいて、やや難しく感じるなぁと思っていたけど。夫から「1回目は誰でも難しく感じるよ、2回、3回と読んで、下線引いて実践していれば、見方も変わると思うよ! ほら、7つの習慣みたいに!」と、言われて。あ〜〜!と納得。そうか、そうだわ。


▼プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ、成長するか

 読み終えた時、こういう本求めていたー!と嬉しくなった本。私にとって一番読みやすく、すぐに仕事でも活かせる内容が豊富だったのがこれ。

【はじめて読むドラッカー自己実現編】とあるけど、はじめて読む人におすすめ。自分の仕事、組織やチーム作り、仕事の時間の使い方、読み終える頃には、見方がガラリを変わる!

成果をあげている組織では、組織のトップたちが意識して時間を割き、「あなたの仕事について、何を知らなければならないか」「この組織について、何か気がついたことはないか」「われわれが手をつけていない機会はどこにあるか」「まだ気づいていない危険は、どこにあるか」「わたしから聞きたいことは何か」と聞いている。

P124

新しい任務で成功するうえで必要なことは、卓越した知識や卓越した才能ではない。それは、新しい任務が要求するもの、新しい挑戦、仕事、課題において重要なことに集中することである。

P104


▼経営者に贈る5つの質問

ドラッカー塾のオンラインセミナーに参加しプレゼントで頂いた。
1日〜2日で読めてしまうほど、本自体は薄めなのだけれど。中身はめちゃくちゃ濃くて、これは一人で読むものではない。
 社長にも読んでもらい、この5つの質問、特に最初の3つの質問に、真剣に問いかけ話し合う必要がある。また、これは経営者に贈るとなっているけれども、経営陣やリーダーと呼ばれる立場のみんなが読んで理解し、その話し合いに参加する必要がある。

問題は明日何をするかではない。
明日成果を得るために、今日何をするかである。

P 22


▼ドラッカー5つの質問

 著者:山下淳一郎さんの本。経営者に贈る5つの質問をより、丁寧に、詳しく解説してくれ、事例も分かりやすい。アマゾンレビューでも高評価なのも納得。こちらも大変良い!

 本はひとりで読むのではなく、誰かと一緒に読んで、互いに理解深め分かち合うのがいい。とくに、こういう原則に関する本の場合はとくにね!

「私」ではなく、「われわれ」であり続けなければならない。それが取締役の役目だ。また、たとえ自分の考えに自信がなくても保守的になりすぎてはいけない。誰かが必ず補完してくれる。至らない点を突っ込むのではなく、至らない点を補うのがチームだからだ。

P33



読書の秋、楽しみ。

 9月は、どんな本を読もうかな、ぼんやり思う。ドラッカー熱は引き続きありつつも、秋は秋で自分にとっての読書を楽しみたい。ビジネス書の間にゆる〜りエッセイも挟みたいな、と思っているところ。

最後までお付き合い頂きありがとうございました!


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