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うわさ話に入り込みすぎない

「ねぇ、知ってた?」

学校・グループ・職場など日々、様々な集団に属して過ごしている私たち。
こうして、たまに誰かや何かのうわさ話が始まってしまい、
そこに思いがけず遭遇してしまうこともあります。

うわさ話は何の為にしてしまうんだろうか
詮索好きな人に対して、根掘り葉掘り質問をされてしまう時は、どんなはぐらかし方があるのだろうか。

本日は書いてみようと思います。

うわさ話は何の為にするのか


まず周囲の人と協調し身の安全を守りたいと思うことからも始まっていきます。
何か共通の話題をもって、一緒に居る人と分かち合い、楽しみたいと思う。

うわさ話をするときは、脳内にドーパミンに似た脳内化学物質が放出されていき、不安やストレスを緩和する効果もあるのだそうです。

その為、これが癖になってしまったりもするんですね。

お話が好きな人というのは、沢山の話題が溢れていることが多くありますが、その時にどこか忘れないでいたいことは、そのお話の内容が他者を批判したり、悪意があったり、傷付ける恐れがないものなのかということ。

何の為にその話をするのか
話す必要があるものなのか
確かな情報であるのか

話す前にワンクッション置いて考えてみる必要もあります。

話題になっている本人が喜ぶような素敵なうわさ話に関しては、問題なく行ってもよいと思いますが、気を付けたいのは、人を傷付ける恐れのあるうわさ話です。本人に不利益や不快感を与えるうわさ話というのは無闇にするものではありませんよね。

うわさ話にも大まかな種類がある


うわさ話には、そこに何らかの満たしたい気持ちも存在しています。

①誰かを貶める(おとしめる)為にするうわさ話
特定のライバルを蹴落としたいという思いがあったり、過去傷付けられたと感じている相手に対しての復讐心から、その相手より自分が上であるということを感じたい、または相手に反撃する事を意図して、人を使って悪いうわさ話を流すことがある。

②自身の価値を認めてもらう為にするうわさ話
あまり人が知らない話を自分だけは知っている、そういう状況の中でそのような話をすることで、自分にはこれだけの情報収集できる人脈や力があるのだというアピールをし、価値のある存在だと認めてもらいたいことがある。

③自身の正義を訴える為にするうわさ話
自身の正しさのもとに、自身が悪いと感じていることをしているだろう相手を批判したり揶揄したりすることで、自身の善悪の観念を周りに承認してもらおうとする、これには実は自己承認欲求なども隠れている。

④優越感を感じる為にするうわさ話
他人の不幸を題材にして話すことで「あの人はそうだけど私は違うよ」「私はちゃんとしているからそんな事にならないよ」と確認すると共に、そんな自分に優越を感じたく行っている。

⑤自身に振りかかる悪い事柄のうわさ話
新入社員や転校生、外部から移住してくる人など、どんな人かという心配を事前に周りで共有する為に行う話。「今度新しく入る〇〇さんってさ、性格悪くて周りからの評判も良くないって聞いたよ〜」などがあり。その裏には「だから大変だね。一緒に頑張ろうね。結束しようね。」そんな呼びかけの意味があったりする。

他にも様々な要因があってうわさ話をすることがありますが、根底には自身の不安や劣等感、寂しさなどが隠れている場合があり、そんな自身を必死に持ち上げようと、または認めてもらったり守る為にもやってしまっているんですよね。

うわさ話をしてしまう背景を理解し、自身は何の為にその話をしようとしているのだろうか、一度向き合ってみることも大切なのだろうと思います。

詮索から上手く逃れよう


うわさ話をよくする人、話を広めるのが上手い人など、もしかしたらやむを得ず時間を共にする事になってしまうこともあるかもしれませんよね。

そしてプライベートに突っ込むような質問を投げかけられた時、

今はちょっと話したくないんだけど...
深入りしないで欲しいな。

そう思っても角が立ちそうで言えない…勇気が出ない…。そんな時にはどのような切り抜け方があるんだろうか、少し書いてみようと思います。

まず相手に詮索されそうになった時は

「さぁどうだろうね?」
「う〜ん。ちょっと分からないかも」

返答を適当にはぐらかしながら

「そういえば!あの話って知ってた?」

すかさず違う話題に切り替えていくことも有効です。
違う話題に切り替えると、相手はそのまま流され誤魔化されてくれるかもしれません。

また、答えたくないような質問を投げかけられた時に

「あなたはどう思う?」
「逆にあなたはどうなの?」

質問返しで切り抜け、相手に答えてもらおうとすることもありです。そこで相手が答えを濁したら、自分も答える必要は無くなるかもしれませんね。

そしてわたしはどうするのかというと・・・

まず退散するだろうと思います。

聞きたくないうわさ話、何か聞かれたくないことがある時、そのことで相手に何かの意見を尋ねられた時は、不要に答えず、その場を立ち去りたいです。

「そろそろ行かなきゃいけなくて」
「ごめん。用事があったんだ!」

やんわり伝えて場を抜ける事を選ぶだろうと思います。
仮にそれで「何だかつれないなぁ・・・変なの。」そう相手に思われたとしても、私は私のスタンスで、不要なうわさ話には入りたくない、だからその場から離れようとした自身を尊重していたいと思います。

100%成功するかどうかは分かりませんが、このやり方で聞きたく無い話からは逃げられるなら逃げようと思ったりする。

聞く聞かないは自分で選んでいいんです
後はそれを貫けばよいのですね。

不倫、離婚、再婚、死別など


こういううわさ話についても、たまに見聞きするのですが、まず私が一番気にすることとしては、他人ごとに意見している時間は勿体無いかもしれないということです。

「〇〇さんってさ、離婚したらしいよ。」
「〇〇さんのところって〇〇になったらしいよ。」

その後にもし様々な憶測や、自身の判断による意見が続いていくのであれば、それは当の本人たちには、煩わしいことかもしれません。

「ほっといて欲しい」素直にそうかもしれません。

不倫も離婚も再婚も死別も、当の本人たちが既にそのことには一番深く向き合って来ているはずで、または現在直面もしています。
自身が仮にその立場だったら、やはり一方的に意見される(自身の知らないところで話されていたりする)。騒がれている。
それは控えて欲しいことであり、ただただ静かに見守っていてくれたらと思う。

責任を取れるわけでもない周りは、むやみやたらに意見をせずに黙っている他ありません。本当のことというのも、当人のみが知り得ていること。私たちには見えていないことも、わんさかあるでしょう。

そして、うわさ話というのは人から人へ伝わるうちに変に捻じ曲がり、拗れたりすることが多く、何でそんなことになってるんだ?と、後から収集がつかなくなっていることも多々あります。
そう考えると、うわさ話を信じることもそう簡単にするものではありません。

本人の立場を思うと、ただでさえ大変かもしれないのに、こうした余計な物事が知らぬ間に増えて、頭を抱えたくなってしまいますよね。

私たちから見えること、そして本人たちが見ていることというのは全く違うわけです。周りの無責任な一言やうわさは、ただの押し付けとなり、相手を苦しめてしまうことすらあるでしょう。

他人の情報を気にしている間というのは、外部の観察に必死な状態となっています。

誰が何をどうしたのか、そこに必死になっている時に、自身の内面(このことを受けて私は今どう感じてるの?)、そこに意識を向けておくことはなかなか出来ません。

でも、実は一番大切なのは、反応している“自身の観察”の方なのです。

心がザワついた時、「それって〇〇だからね」と外的要因にしたり、すぐに判断を入れていきがちですが、問題はさらにその深くで待っています。

なぜ私はそう思ったの?」
「どんな観念がありこの反応が出たの?」
「その観念は何で保有するに至ったの?」

そこまで自身に質問して探っていこうとした時、ふと何らかの傷と繋がっては、ハッとします。

そこが疼くから今目の前の物事に対しても反応する自分が居るのか…そう理解ができるかもしれません。

うわさ話にはからくりがある

ここまで「うわさ話」についてをまとめてみましたが、私自身、うわさ話は使い方次第で、誰かを傷付けるものにも、喜ばせるものにもなると思っています。

うわさ話自体が悪いものだから辞めましょうというわけではなく、それをどういった背景から、どのように使っていこうとするのかにより、その先の受け取り手の反応や状況すらも変わっていくということです。

今ここに生きているのならば、誰かの喜びの為に使っていけたらそれは嬉しい限り。

しかし現状、

誰かの喜びの為、それはちょっと苦しいな…
わかってはいるけど上手く出来ないんだよなぁ…
捻くれちゃってるかもしれないな私…

そんな自覚があるならば、今は無理に誰かの喜びの為にと思わなくてもよいだろうと思います。

まずは欲求不満を感じている自分を認識してみたり、抱える観念というのを点検してみたり、要らぬエネルギーを使い頑張り過ぎている自分は居ないかと見てみたり…。

愛でたり癒すことをコツコツ実践しながら、自分自身との信頼関係を今一度築き直してみるといいかなとも思います。

焦らず、あなたのペースで。

これからも歩んでいけることを祈っています*

本文をお読みいただき、ありがとうございました*

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