- 運営しているクリエイター
記事一覧
幹部への報告の方法、間違っていませんか?
13.エグゼクティブに対する話し方(職場のコミュニケーション)
これまで、エグゼクティブが身につけるべき話し方について見てきましたが、最後にエグゼクティブに対するコミュニケーションを考えます。職場をはじめ、構造がフラットでない集団や組織にはコミュニケーションをめぐる問題やストレスが付き物ですが、話し方の工夫によってコミュニケーションに由来するストレスは軽減できます。一人ひとりの伝える意識と能力
若いうちに身につけたコミュ力は裏切らない
12.将来エグゼクティブを目指すあなたへ
物事を実行できる人や成果を出せるリーダーに年齢は関係ありません。エグゼクティブにふさわしいコミュニケーション能力を身につけるタイミングは、早過ぎることも遅すぎることもありません。あなたが「できる人」を目指すならば、早く習得すべきです。
日本に限らず、世代によって話し方は異なります。また、同じ人でも一生を過ごす間に話し方は変わります。周りの環境に応じ
リーダーの発信力とスポークスパーソンの役割
11.世界のリーダーの発信力
世界で広く知られたリーダーのコミュニケーションスタイルは様々です。例えば一国を率いる首脳の場合、その多くは選挙を通じて国民に選ばれるので、魅力的と映るコミュニケーションのあり方は国によって違うのでしょうか。あるいは、同じ国でも多様な指導者が選ばれている現実を見れば、そもそもコミュニケーションはリーダーを選ぶ際の重要な判断基準ではないのでしょうか。例えば、バイデン、
メールの長さは社会的地位と反比例?
10.エグゼクティブのメールと会議の作法
(1)メール
ツイートのように、たった1~2行の短いメールを送る人がいます。社会的地位の高い人ほどメールが短い気がします。きっと忙しいのでしょう。メールを受け取る方も忙しいので効率的なやり取りは歓迎されますが、そのメール、送られなければもっと歓迎されるかも知れません。例えばあなたは、自分の上司や尊敬する先輩に対して1行だけのつぶやきメールを送るでしょう
英語のスピーチは無理しない
9.エグゼクティブの国際コミュニケーション
今の時代、エグゼクティブの発信は日本国内に留まりません。通訳を介して日本語で発言する場合も、外国語で直接発言する場合もあるでしょう。外国語での発言はニュアンスによって思わぬ誤解を招くこともあります。語学力に相当の自信があっても、交渉等の重要な場面では、伝えるメッセージを文化的な背景まで含めてネイティブスピーカーに事前にチェックしてもらうか、日本語で発
カメラの前でどう話すか?
8.カメラの背後には大勢の人がいる
社会的に責任ある立場のリーダーはカメラの前で話す機会も多いでしょう。テレビのインタビューでも、企業PR用のビデオ収録でも、基本的な心構えは対面のコミュニケーションと変わりません。カメラの背後にいる相手(オーディエンス)をどこまで意識して伝えることができるかに尽きます。
しかし、カメラと直面しながらオーディエンスを意識するのは意外に難しいものです。1対1の
ウェブ会議の話し方心得
7.ウェブ会議のマナー
自分の声が「目に見える形で」保存される時代になりました。あなたがYouTubeやインスタライブ等で発信しなくても、スマホのビデオ通話など、映像を通して自分の話が他人に聞かれる機会は増えています。
新型コロナウイルスの感染拡大によってバーチャル会議(ウェブ会議やテレビ会議)が瞬く間に普及し、首脳が参加する国際会議もバーチャルで盛んに行われるようになりました。
新型
自分の声を録音して聞いてみよう
6.エグゼクティブの「落とし穴」
どんなに忙しくても、焦りが表に出てしまっては実行力と包容力を疑われます。とにかく落ち着いて話すべきです。自分は焦っているなと感じたら、まずは深呼吸をして、少し低めの声で、意図的にゆっくり話すようにします。
礼節や礼儀正しさは不可欠ですが、過剰な敬語は逆効果です。慇懃無礼な態度は聞き手をかえって苛立たせてしまいます。適度に丁寧な表現を使えば十分です。また、言
オーラがある人の話はここが違う
5.エグゼクティブの「オーラ」とは
エグゼクティブに限らず、「オーラ」がある人の語りには思わず耳を傾けてしまいます。オーラとは、人を惹きつけるポジティブな存在感のことです。オーラを備えた人の話は、その内容や論理を超えた説得力を持ちます。では、オーラの源泉はいったい何でしょう。それは、目先の事だけでなく全体を見通して行動できる自信と余裕、そして周囲への配慮ではないかと思います。
大事なのは、
難しいことを分かりやすく伝えるコツ
4.エグゼクティブは難しいことを分かりやすく伝える
これからの時代、専門的な知識はさほど役に立たなくなります。技術の進歩により、知識や情報はすぐに入手できるからです。そこで求められるのは、専門的な知識をストーリーや具体例を使って分かりやすく伝える工夫です。
エグゼクティブは対外的に話をする機会が多いと思います。その際、自分が話す内容について相手はある程度理解しているだろう、基礎知識は持って
他人の言葉を自分の言葉に変換する方法
3.「他人の言葉」を「自分の言葉」に変換する エグゼクティブの発言には重みがあり、その言葉に多くの人が注目します。企業を代表する人物であれば、その発言は売り上げや利益、株価にも影響を与えます。しかし、立場や発言に影響力のある人ほど、実は「他人が書いた言葉」に基づいて話すことが多いのです。
エグゼクティブが発するのは自分自身が考えた言葉だけではありません。会社のスタッフ等が用意した原稿、つまり「
エグゼクティブにふさわしい話し方
「エグゼクティブ(executive)」のコミュニケーションについて、これから何回かに分けて考えたいと思います。
エグゼクティブとは、一般的にイメージされるような企業の経営者や幹部に限りません。自分自身が納得し、周囲の人々にも認められるような成果を上げられる「信頼される実務家リーダー」、一言でいえば「できる人」です。「できる人」に求められる振舞いと語りを身につけるにはどうすれば良いでしょうか