さえ

片隅で覚えていて

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記事一覧

過度な夏のロマンチシズム

私は夏になるとキモロマンチシズムが芽生えるので、毎夏の一瞬一瞬に自分の感受性全てを捧げている。 部屋でYouTubeを見ているときに蝉の声が聞こえれば動画を止めて、ミン…

さえ
1日前
3

夏の暑さに溶けゆく、8月はもう直ぐ

相変わらずな日々を過ごしている。 一晩中部屋にこもった暑さと、目を開けた瞬間勢いよく流れてくる考え事で一気に目覚める。 朝型人間ではあるが、一頻りイライラと自己嫌…

さえ
3週間前

脱皮

最近自分の中に溢れる感情をどうも文字に残せなかった。 自分自身の気持ちもうまくまとめられず、何が楽しいのか、 誰が好きなのか、どこに向かうのか、トキメキが見えない…

さえ
3か月前
3

春に浮かれて

春に浮かれて、近所の川沿いを散歩していた男の子とトイプードルに声をかけた。犬の名前はローロ。小学生の彼はまだ春休み中で今日は塾がお休みと言っていた。全身黒の女に…

さえ
4か月前
9

お風呂だけが

まだまだ寒い最近。 温かいというより少々熱めのお湯に浸かりながら本を読むのがマイブームである。給湯器のスイッチがついていない我が家は、追い焚きができないのでお風…

さえ
5か月前
5

最近悲しくて辛くて涙するより誰かが私の気持ちを表現してくれることに涙を流すことが圧倒的に増えた 同じ温度感で繋がり、赤の他人でも画面やスクリーンの先からでも、1人じゃないことを教えてくれる ずっと撫でて欲しかったところに触れてくれたような とにかく今日観た映画が最高だったって話…

さえ
5か月前
1

サイケデリックには程遠く

フリスクをレオンのゲイリーオールドマンみたいに噛み砕くネタが通じる人なんかがいいな 映画に興味のないあの子には伝わらないけど あの子と同じ120粒入りのフリスク1粒…

さえ
5か月前
3

圧倒的バカ

推しバンドのことを考えていたら 仕事道具を丸ごと忘れた _____________________ いつもより遠回りする行き方で電車に揺られる そうして、聴き慣れ…

さえ
5か月前
4

2/28 生活

昨夜は週の序盤にもかかわらず、まさに疲労困憊といった具合で帰り道は数分に1回、大欠伸をかましながらズルズルと歩いた。それでもお腹は空いているし、何よりガッツリ食…

さえ
5か月前
6

どんと来いよ、人生。

少々頑張りすぎてしまった次の日の朝。 自分の体を労わりたかったのか、 食べれなかった夜ご飯を取り戻したかったのか、 どうもおでんが食べたくて仕方なかった。 コンビニ…

さえ
6か月前
43

ハートウォーミングな初サニーデイサービス

苦手なレポですが、あまりにも最高だったので頑張ってみます。記憶が薄れぬうちに。 人生初、サニーデイサービスを見てきました。 終始これが4500円で本当にいいのかと、…

さえ
6か月前
5

深く潜り音楽を愛す

ディスクユニオンが好きです。 姉と一緒に住んでいる時、近くにレコード屋さんあったよ、と言われてから通うようになり、引っ越してからもそこの店舗が一番お気に入りなの…

さえ
6か月前
2

輝きを求めて

職場のおじさんだけが私の些細な変化に気づいてくれる。 「あれ、なんか雰囲気変わった?」 「そうかな〜?なんですかね!笑」 とぼけてみるが、実は最近私のビューティー…

さえ
6か月前
5

働き盛り、生き盛り

何かすごいものを読んでいる気がする。 熱と鼻づまりでぼーっとする頭でそんなことを考えた。 久しぶりに体調を崩したこともあり、家でゆっくりするため、未読のまま積まれ…

さえ
7か月前
18

ハートフルな映画と、あったかい鍋と、缶ビール。とびっきり寒い日をこうやって楽しめる私でよかったなと思います。ビバ週末。

さえ
7か月前
2

象と店長さん

人のいいところに目がいかなくなって、私の頭の中は偏見で溢れて、気に食わない考えに頭の中ですぐ反論したりして、ちょっとでも嫌だと思ったら子供のようにすぐ否定して、…

さえ
8か月前
3
過度な夏のロマンチシズム

過度な夏のロマンチシズム

私は夏になるとキモロマンチシズムが芽生えるので、毎夏の一瞬一瞬に自分の感受性全てを捧げている。
部屋でYouTubeを見ているときに蝉の声が聞こえれば動画を止めて、ミンミンのワンセクションが終わるまで聴き入るし、正面からドライヤーの熱風を浴びせられているような暑さの中、ほんの一瞬涼しい風が吹けば何かスピ的なものを感じてしまうし、わざとクーラーをつけずに部屋に通り抜ける風を揺れるカーテンや部屋のポス

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夏の暑さに溶けゆく、8月はもう直ぐ

夏の暑さに溶けゆく、8月はもう直ぐ

相変わらずな日々を過ごしている。
一晩中部屋にこもった暑さと、目を開けた瞬間勢いよく流れてくる考え事で一気に目覚める。
朝型人間ではあるが、一頻りイライラと自己嫌悪に陥った後、あらゆるスイッチを入れてぶち上げていく。設定温度22℃の涼しい風と体を揺らして踊れる音楽がないと死んでしまいそうになる夏である。ただこの部屋で過ごす2度目の夏、死んだって、愛おしいほど、最高だ。

漠然とした不安を感じて、ほ

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脱皮

脱皮

最近自分の中に溢れる感情をどうも文字に残せなかった。
自分自身の気持ちもうまくまとめられず、何が楽しいのか、
誰が好きなのか、どこに向かうのか、トキメキが見えない。
といってもおそらく、なんとなく、いや明確に、原因はわかっている。

来月で退職することにした。
新卒で入社し、3年間居心地よく働いてきたこの環境にほんの少しだけ違和感を感じるようになってきたのはここ数ヶ月のこと。何かが自分を追い越して

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春に浮かれて

春に浮かれて

春に浮かれて、近所の川沿いを散歩していた男の子とトイプードルに声をかけた。犬の名前はローロ。小学生の彼はまだ春休み中で今日は塾がお休みと言っていた。全身黒の女に声をかけられて、写真撮ってもいい?と言われて、不安そうな彼をときほぐしたくお話ししている最中も元気なローロは私の左腕と戯れている。
「座ってくれるかな?」私がお願いするとあんなに元気だったローロは男の子の言うことを聞き、ちょこんと座った。シ

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お風呂だけが

お風呂だけが

まだまだ寒い最近。
温かいというより少々熱めのお湯に浸かりながら本を読むのがマイブームである。給湯器のスイッチがついていない我が家は、追い焚きができないのでお風呂を溜めるときは熱めぐらいがちょうどいい。ただ熱めと言って調子に乗るととんでもないことになる。足首まで入れて最初は無感覚、2、3秒後急激な熱さが襲ってくる。急いで足を引き上げると一瞬で赤い靴下を履いたような状態になっている。一糸纏わぬ姿の人

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最近悲しくて辛くて涙するより誰かが私の気持ちを表現してくれることに涙を流すことが圧倒的に増えた 同じ温度感で繋がり、赤の他人でも画面やスクリーンの先からでも、1人じゃないことを教えてくれる ずっと撫でて欲しかったところに触れてくれたような とにかく今日観た映画が最高だったって話…

サイケデリックには程遠く

サイケデリックには程遠く

フリスクをレオンのゲイリーオールドマンみたいに噛み砕くネタが通じる人なんかがいいな
映画に興味のないあの子には伝わらないけど

あの子と同じ120粒入りのフリスク1粒を噛み砕き
寝不足のあたまを叩き起こしている
古の脳内メーカーで言えば、あの子と眠いが半々でギチギチだ

正直、小さなフリスクをまとめて2、3粒食べるくらいだから
大粒を買った方がいいのはわかっている
ただパッケージが好きだと言った

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圧倒的バカ

圧倒的バカ

推しバンドのことを考えていたら
仕事道具を丸ごと忘れた

_____________________

いつもより遠回りする行き方で電車に揺られる
そうして、聴き慣れた推しバンドの曲を流す

あの人の曲っぽさを感じるな
インタビュー記事を漁ろう
やはりルーツはあの人みたい
なるほど
ここからイメージを
この曲は私の知らない往年ロックスターがルーツらしい
聴いてみよう
確かに似ている!
というか

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2/28 生活

2/28 生活

昨夜は週の序盤にもかかわらず、まさに疲労困憊といった具合で帰り道は数分に1回、大欠伸をかましながらズルズルと歩いた。それでもお腹は空いているし、何よりガッツリ食べたかった。思い浮かべたのは肉。そうだ肉を食べよう。フラフラとスーパーに寄って買ったのは味付きの牛ハラミ。こんなワイルドは買い物は初めて。真っ赤な牛ハラミがジュウジュウと音を立てて色を変えていく様を想像しながら帰った。
しかし、家に着いた頃

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どんと来いよ、人生。

どんと来いよ、人生。

少々頑張りすぎてしまった次の日の朝。
自分の体を労わりたかったのか、
食べれなかった夜ご飯を取り戻したかったのか、
どうもおでんが食べたくて仕方なかった。
コンビニのおでんが一番。
始業前に会社でしれっとおでんを食べていたら、出社してきた人に「朝からおでん…」と言われた。

精神をかなり削っていたことに気づいた。
ふと今週末の友達との楽しみを想像したら、脳内がハピネスであふれてなぜだかウルウルして

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ハートウォーミングな初サニーデイサービス

ハートウォーミングな初サニーデイサービス

苦手なレポですが、あまりにも最高だったので頑張ってみます。記憶が薄れぬうちに。

人生初、サニーデイサービスを見てきました。

終始これが4500円で本当にいいのかと、破格の値段に恐れ入っていた。
とにかく最高のツアーファイナルにお邪魔させていただいた。

膨大な曲数を生み出した彼らのライブに行くために、すでに聴いていた曲を含め過去のセトリをチェックしながら少しずつ聴いていたので、割と一緒に盛り上

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深く潜り音楽を愛す

深く潜り音楽を愛す

ディスクユニオンが好きです。

姉と一緒に住んでいる時、近くにレコード屋さんあったよ、と言われてから通うようになり、引っ越してからもそこの店舗が一番お気に入りなのでちょくちょく通っている。
品揃えは多い訳ではないのだがその心地よい狭さと店構えがたまらない。初めて行く時は入るのを躊躇うようなディープな入口だった。レトロな階段、そこに貼られたファンキーなステッカーがなんとも自分好み。そこまでサブカル色

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輝きを求めて

輝きを求めて

職場のおじさんだけが私の些細な変化に気づいてくれる。
「あれ、なんか雰囲気変わった?」
「そうかな〜?なんですかね!笑」
とぼけてみるが、実は最近私のビューティーアドバイザー(姉)の助言を受けメイクを変えている。華のない顔が少しだけ映えるようになったのは事実。おじさん、気づいてくれていた。自分がちゃんと変化していることを教えてくれる存在にはいつも助けられる。こういう数分の小さな出来事が、1日2日前

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働き盛り、生き盛り

働き盛り、生き盛り

何かすごいものを読んでいる気がする。
熱と鼻づまりでぼーっとする頭でそんなことを考えた。
久しぶりに体調を崩したこともあり、家でゆっくりするため、未読のまま積まれていた本たちを解体することにした。選んだのは窪美澄さんの「トリニティ」。本屋で窪さんの作品を見つけると内容問わず手を伸ばすようになったのは最近のこと。どれを読んでも思わずnoteを開いてその余韻のまま誰かに押し売りしたくなるほど大好きで、

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ハートフルな映画と、あったかい鍋と、缶ビール。とびっきり寒い日をこうやって楽しめる私でよかったなと思います。ビバ週末。

象と店長さん

象と店長さん

人のいいところに目がいかなくなって、私の頭の中は偏見で溢れて、気に食わない考えに頭の中ですぐ反論したりして、ちょっとでも嫌だと思ったら子供のようにすぐ否定して、いっそのことギロチンのように一瞬で頭を切り落として考えることをやめられたら楽なのに、と気持ち悪い妄想をしてしまう。醜い思考でどろどろになった頭ではこんなことしか考えられないのかもしれない。先週観たエクソシストの気持ち悪いワンシーンが頭をよぎ

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