強迫性障害になって10年。この10年で得たもの、その中でのメリットなど。10年間、一つの事を毎日毎日、何時間も繰り返ししてたらプロと言ってもいいんでないか?(疲れるので嬉しくない
まず、強迫性障害になって10年が思うメリットから言います。
・その1
「ミスが格段に減る」
そりゃそうでしょ。強迫性障害って、「ミスするかもしれない」という不安を打ち消すために何度も丁寧に確認するんだから。
ミスする確率、頻度もそりゃ減りますわな。
そこで得たものが、仕事上で特にあったのが”信頼”です。
ミスしないという事って、成功するより簡単だと思うかもしれませんが、
ミスしない状態をずーーーっと継続するのって割と難しい。
1回のミスを防ぐのは誰にでも出来るけど、それを継続させるのって至難の業ですよ。
単純な流れ作業してると、頭がぼーっとして”ついつい”、”うっかり”が出てくるかも知れませんけど、
強迫性障害にとってこの ”つい うっかり” は絶対に許されないのです。
ついつい すら警戒の対象です。
だってこの”つい うっかり”が大変な事になるかもしれないわけでしょ?
なら、この大変な事を誘発するかもしれない種は絶対に蒔いてはいけないわけでしょ?
心配の種を0%にして自分を安心させるというのがのがこの強迫行為の目的なんだから。
その2
・危険察知能力、事前回避能力が高まる
そもそも何で執拗に強迫行為するかって言うと、それは事前回避のためです。
困った事、とんでもない事が起こらないように、前段階でその芽を潰して安心したいのがこの強迫行為なのです。
強迫行為は 攻撃力0、防御力100というくらい極端なガード戦法なのです。
で、可能性の段階で不安の芽を潰しているので、そりゃ時系列的に困ったことは起こりませんわな。
ということで、結果論として言うならば、
現実には何も起こらないから実感はないけど、実際多くの危険を事前回避する事にすでに成功している
ということで、「何もない」のが恩恵ということにしておきましょう。
困ったことが何もないのだから、事前回避出に成功出来たのだから
そこは素直に喜びましょう。
・その3(スピリチュアル色強めなので苦手な方は注意)
ものすごい直感力(先の見通し)が鍛えられる
何で強迫行為するのかって言われて明確な理由が説明出来ますか?
「そんな気がする」
「なんとなくそうなるかもしれない」
「もしかしたらそうなるかもしれない」
ってのがほとんどだと思うのですが、
なってからでは遅い
というのが大前提としてあるので、
後から後悔したくないがための予防なので、
予防目的に特化した強迫行為としては、すでにちょっと先にあるかもしれない未来(スピリチュアル的に言うとパラレルワールド)を無意識に予想してるかもしれないという感覚になったりします。
無意識というのがポイントなんですけど、
脳(潜在意識の方)って本来必要のない事ってしないと思うんです。
強迫行為ってばかげてますよね。
顕在意識の方でばかげてるって自分でも理解してるからものすごいストレスとか自己嫌悪になるんですよね。
でも、意味の無いことって、するか?
いや、意味の無いことをしてるからストレスなんでしょーが
無意味と分かっていても辞められないから疲れ果てて困ってるんでしょーが
って私自身ずっと思ってましたけど、本当に自分の無意識って意味のない事をしてるのか?って
意識では無駄
無意識では何かしら意味がある
ということは、
強迫性障害って被害妄想の強い版って感覚があるんですけど、
良くも悪くも妄想力がものすごくたくましいって事ですよね。
だって強迫性障害じゃない人って、妄想、想像をしないからそこまで確認とか強迫行為しないわけでしょ。(=先の事を想像しないから確認する必要性が生じない)
だから、強迫性障害の人って精神エネルギーみたいなのがとても強いと思うんです。
後天的というか先天的なのか分かりませんけど。
私の場合先天的に(算命学では身弱)身体は強くないけど精神的に強いタイプなので余計、そこに後天的なのも加わって強迫性障害歴10年とかになっちゃったんですけど。
算命学してるので分かりますけど、私の周りには身強で強迫性障害って居ないって独自データ取れてるくらいですし、何かしらの傾向はありそう。
で、想像、妄想力が強いという特徴を持っているということは事実として受け止めておいて、
「じゃあそれを先見の明など、何らかのメリットに繋げることはできるのか?」
についてまた書きたいと思います。
ありがとうございました。
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