記事一覧
YURIホールディングスPresents プレイヤーズヒストリー 栗本広輝編
中学と高校時代は日本のサッカー王国で技を磨いた。資材課で働くサラリーマンと並行してプレーしていたJFLでMVPに輝いた。安定した生活を投げ打ってアメリカの地でボールを追い掛けた。いわゆる“敷かれたレール”に乗ってきていない自分だからこそ、きっとこのクラブに対してできることは、必ずある。
「ブラウブリッツは凄く一体感があって、これからどんどん大きくなっていこうとしている、ある意味でベンチャー企業み
YURIホールディングスPresents プレイヤーズヒストリー 蜂須賀孝治編
契約満了という人生でも比類のない失望を味わった男を、再び奮い立たせてくれたのは、やはりサッカーだった。今はこの新しい土地で、チャレンジしたいことがある。自分にできることはすべて注ぎ込んで、サッカーで秋田に熱狂をもたらしてみせる。
「秋田はハピネッツが強くて、バスケの文化は凄く根付いていると聞いているので、ハピネッツともいろいろ協力しながら、一緒にスポーツで秋田を元気に盛り上げていけたらいいですし
YURIホールディングスPresents プレイヤーズヒストリー特別編 吉田謙監督インタビュー
2024シーズンのチームが始動しました。
ブラウブリッツ秋田公式noteにてプレイヤーズヒストリーを執筆いただいている土屋雅史さんによる、吉田謙監督の特別インタビューをお届けします。
昨シーズンの振り返り、そして今季へ挑む思いなど様々なことを聞いていただきました。
――今はシーズンが終わって1か月ぐらい経っていますが、最近は何をされてらっしゃいますか?(※インタビューは2023年12月9日に実施
YURIホールディングスPresents プレイヤーズヒストリー 2023シーズン特別編
ブラウブリッツ秋田は、2023年シーズンのJ2リーグを13位でフィニッシュした。結果だけを見れば、いわゆる“中位”と呼ばれる順位であることは間違いない。ただ、22チームが並ぶ順位表を改めて眺めてみると、このリーグの難しさが浮かび上がってくる。
ブラウブリッツより1つ順位の低い14位はロアッソ熊本。昨シーズンはクラブ史上最高位の4位に入り、J1参入プレーオフでも大分トリニータ、モンテディオ山形を退
YURIホールディングスPresents プレイヤーズヒストリー 梶谷政仁編
自らの望んだようなキャリアを歩めなかったチームメイトたちも、たくさん見てきた。あるいは、自分より上手かったであろう、自分より上に行けたであろう、そんなチームメイトたちがキャリアにピリオドを打つ姿も、間近で見てきた。だからこそ、背負う。サッカーをプロのステージで続けることで、そこに届かなかった仲間が託してくれた想いを、少しでも。
「その時々のチームメイトで『もっともっと上に行けただろうな』という選
YURIホールディングスPresents プレイヤーズヒストリー 丹羽詩温編
ストライカーとして、このプロの世界に身を投じたのだ。ゴールを獲りたいに決まっている。もちろん任された役割は、誰よりも丁寧に、確実に果たすけれど、その先に待っている歓喜の瞬間を手繰り寄せることが、何より自分の存在を証明する方法だということも十分過ぎるほどにわかっている。
「やっぱりフォワードなので1シーズン派手に活躍したいという気持ちはずっと持っています。その結果として、上に行けるかどうかは年齢的
YURIホールディングスPresents プレイヤーズヒストリー 畑潤基編
チームのために戦える選手だ。そのポジションがフォワードでも、サイドハーフでも、ハードワークすることを厭わず、攻守に託されたタスクをまっとうする献身性が頼もしい。それでも一番求めているものだけは変わることがない。なぜなら、それを手にするためにずっとサッカーを続けてきているのだから。
「自分はフォワードの選手たちといつもゴールに向かうことを話している一方で、今まで秋田にいる選手は、その前段階として守
YURIホールディングスPresents プレイヤーズヒストリー 水谷拓磨編
初めてJリーグのピッチに解き放たれたのは、まだ高校3年生だった18歳の夏のこと。それから9年が経ち、酸いも甘いも嚙み分けてきたからこそ、日常へ真摯に取り組むことの大事さは十二分に理解している。だって1本のパスが、1本のシュートが、人生を左右するかもしれないのだから。
「若い頃に比べれば、より一層責任感は出てきていますね。自分のプレー1つが勝ち負けを左右するかもしれないですし、昇格できるかできない
YURIホールディングスPresents プレイヤーズヒストリー 髙田椋汰編
圧倒的な実力差を見せ付けられ、心が折れかけたこともある。メンバーから落とされた屈辱に、チームメイトの前で号泣したこともある。それでも、諦めなかった。小学生の時から思い続けてきた「プロサッカー選手になる」という夢だけは、絶対に諦めたくなかったから。
「試合に出られていない選手もいる中で、こうやって今は試合に出してもらって、もちろん良い時もあれば、悪い時もあって、試合に出ていないと見つからないような
YURIホールディングスPresents プレイヤーズヒストリー 阿部海大編
嬉しいことも、悔しいことも、辛いことも、楽しいことも、それはプロサッカー選手としてのキャリアを構築する上で、いずれも欠かせないことだったのだと、今の自分ならよくわかる。それぞれの時々で“点”のように思えた出来事は、すべて“線”で結ばれていたのだ。
「意味のないようなことでも意味はあったというか、すべてが繋がっているなって。コーチに言われた言葉も、その時はわからなくても、あとになって意味がわかった
YURIホールディングスPresents プレイヤーズヒストリー 河野貴志編
ひたすら真面目に努力を続けてきたキャリアは、このクラブの気質とパーフェクトにマッチしている。思うような成功を掴めなくても、どれだけ逆境に追い込まれても、常に自分にベクトルを向け、ポジティブに現状へ取り組むことができるのは、彼が持ち合わせている最大の武器だ。
「まだシーズンは長いですけど、自分たちのやりたいことをみんなでブレずにやり続ければ、必ず良い結果は出ると思うので、(吉田)謙さんの言っている
YURIホールディングスPresents プレイヤーズヒストリー 鈴木陽成編
「18歳だから」とか、「アカデミー出身だから」とか、そんなのは何の言い訳にもならないことなんて、とっくにわかっている。とにかく丁寧に、ひたすら全力で日常を積み重ねて、自分に課せられている役割を、自分に向けられている期待を、必ず背負い切ってやる。
「自分が秋田県出身ということで、注目される部分は本当に大きいと思っていますし、そんな自分が結果を残すことができれば、秋田の子どもたちが『サッカーをやりた
YURIホールディングスPresents プレイヤーズヒストリー 諸岡裕人編
たとえばゴールを奪えること。たとえば華麗なドリブルで相手を翻弄すること。それがわかりやすい才能であることは言うまでもない。だが、この男が持っているそれも、サッカー選手にとっては欠かすことのできない、唯一無二の天分だ。
「目指しているところはJ1ですけど、自分は現実主義なので、まだJ1でやる自分は想像できていないですし、やっとJ3で去年の1年を通してプレーできて、『J2にチャレンジしたい』と思える
YURIホールディングスPresents プレイヤーズヒストリー 2022シーズン番外編
2022年シーズンが始まる前。吉田謙監督にお話を伺う機会に恵まれた。インタビューの最終盤。情熱の指揮官にばっちり締めてもらおうと、「吉田監督が考える、今シーズンのブラウブリッツ秋田の目標を教えてください」と質問したが、返ってきたのは「日常にすべてを懸ける。以上です」という非常にシンプルなものだった。
「ああ、そうだった」と頭の片隅でおぼろげに感じ、少し往生際が悪いと自覚しながら、「では、ブラウブ
YURIホールディングスPresents プレイヤーズヒストリー 江口直生編
縁もゆかりもなかった秋田の地に辿り着いて、6年の月日を過ごしてきた。その中で確実にチームも、クラブも成長してきたことは、実際に肌で体感している。多くの人の歓声を浴びながらプレーできることは、決して当たり前ではないことも、どれほど幸せなことかも、今だからこそ改めて噛み締めている。
「サポーターの皆さん1人1人が、自分のことを『頑張れ』と応援して下さることはありがたいことですし、その期待を背負ってピ
YURIホールディングスPresents プレイヤーズヒストリー 小柳達司編
エリート街道を歩いてきたわけではないから、わかったこともある。足りないものと向き合ってきたから、気付いたこともある。それがほんの1ミリでも、ほんの1センチでも、自分を前に進ませるのであれば、常にそちらを選択してきたからこそ、今もプロサッカー選手を続けている。
「目の前のことを一生懸命やることだったり、自分に負けなかったことだったり、そういうことを自分は大切にして泥臭く、しぶとくやってきたので、こ