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ビスコ
2020年6月27日 17:36
「それいいね」「最高だね」 特に相手を称賛する言葉を放つとき、書くとき。心を込める。本当に心から感銘を受けて、ストンと言葉が降りて来た時にしか口にしないようにしている。その場をとりあえず繕いたくない。曖昧なら黙る。時間を置く。そこは大人の常識で、【嘘も方便】だって勿論知っている。減るものでもないでしょう?確かに…でも、嘘の中にある毒を知っている。だから、お世辞なら言わない。相手にも、自分に
2020年6月27日 10:49
やっぱり、「青み」よりだ。「青み」ががっている。昨日、購入したガーゼケットを眺めて思った。パープルが好きだ。紫陽花から、薄いライラックまでの色調は特に。「色の青みって、冷たくて悲しさを感じる」と言ってた人がいる。わたしは、『そうかな?』くらいで、聞き流していた。その人は続けた。「暗闇でみる青みは、もっと暗さ、闇を感じるから怖い」と。その人は亡くなった。どんなに「狂気」に囲まれたとして
2020年6月15日 13:13
上京して間もない頃、『ファッションなら見えないところから…が肝心よね』なんて、そう思い立った19歳の頃。数分前に、109からは出てしまっていた。しかし、どうしても欲しい…渋谷の地下街にある下着屋に行った。よくある街の雑多な小さな店の連なる通路。もう記憶も朧げ。ただ、その下着屋に居た【おんな】はよく覚えている。呼ばれたとしか思えない。その【おんな】は年齢不詳で、体型は痩せている
2020年6月12日 21:02
ずっと、メールの世界で話してた。思い切って電話して、会う約束をして、雨の中で、お姉ちゃんに初めて会った。お互いに傘を持って、並んで境内を歩く。「綺麗過ぎる」と言ったら、「言葉の使い方がおかしい」とクスクス笑われた。お姉ちゃんは、僕よりも年上のエンジニアを好きになっていた。(たがが、3つくらい違うだけじゃん…)言ってやりたかったけど、明日は、早番で仕事だから、黙っ
2020年6月12日 18:22
彼女は、僕の前を歩いている。流れる音楽、アナウンスの声。「遊園地に行きたい」と、急に言い出した彼女と、一日過ごした閉園間際の帰り道を歩いている。「あなたと別れたいの」台詞のように言う。その見慣れた唇を、黙って見ていた。さっきまで、手だって繋いでいたんだ。あ、髪型変えたんだ。気がつかなかった…。あ、いつもと同じはずなのに、なにかが違うと感じてた。こういうこ