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(X41) 親しみやすい接客となれなれしい接客、そのボーダーラインとは? お客さまに信頼される50のコツ。接客の基本は「お客様への感謝と敬意」。親しき仲にも礼儀あり (2021.10.31) by 七條千恵美 より抜粋加筆しました。
⑴ 『接客1年生』は、接客の初心者向けに書いた本
①筆者は研修講師という仕事柄、社長や人事、教育担当者と以下のような話を聞く。
・接客マナーの研修をしたいけれど、予算をとるのが難しい
・人手が足りず、研修をするためのシフトが組めない
・接客指導をしたいけれど、
自分自身も接客を学んだことがなく、自信がない
・スタッフの接客態度について注意をしなければと思いつつ、
注意をすることでかえって、ギクシャクしてしまいやりにくい
②このようなお悩みを耳にするたびに、
「どうにかならないものか」という歯がゆい気持ちがあった。
③接客は、以下のことももちろん大切。
・洗練された身だしなみや所作
・一言一句まちがいのない敬語
・期待値を上回る感動
しかし日常生活に密着した接客シーンでは、以下を徹底することのほうがもっと大切。
「お客様をイラッとさせたり、モヤッとさせたりしないこと」
まずはそれがスタートラインと言える。
⑵ 接客の基本は「お客様への感謝と敬意」
①先日、あるスーパーを利用したときのこと。
ベテランの年配女性スタッフがレジにいた。
②以前から接客態度が気になるスタッフだったのだが、その日、
筆者がレジに並んでいると、「80円あるの? ないの? どっち?!」、
と強い口調でお客様に詰め寄る彼女の声が聞こえてきた。
驚いて目をやると、お財布から小銭を出そうとしている様子の、
ご高齢のお客様がレジにいるのが見えた。
おそらく小銭を出そうとして、まごついていたのでしょう。
もしかするとそのお客様は常連で、そのような言い方をされても、
ご本人は気にしない人だったのかもしれない。
③しかし、それを聞いている周りにとってみると、以下。
・なぜあんな言い方をするの?
・もう少し優しく聞けないものか?
・そもそもお客様にタメ口とはいかがなものか
そのような「モヤモヤとした気持ち」が湧き、
強い口調で聞かれているお客様に対して胸を痛めるとともに、
とても残念な気持ちになった。
⑶ 接客の基本は「お客様への感謝と敬意」
①常連のお客様であり、多少の言葉の乱れが許容される間柄で、
あったとしても「感謝」と「敬意」を感じられないものならば、そのような接客はお勧めできない。
親しき仲にも礼儀あり。
②親しみやすい接客となれなれしい接客の違いも、
そこに「感謝」と「敬意」を感じられるかどうか。
③このような事例をスタッフ間で共有することで、以下のように、
「自分事」だと捉えることのできるメンバーもきっと増えてくるでしょう。
・自分もやっているかもしれない
・私も気をつけよう
・私ならそんな時に何というだろう?
私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp