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(W01) 中小企業はなぜ「マーケティング」ができない?ビジネスで勝つためのマーケティングの考え方-1 by THE OWNER 編集部 より抜粋加筆しました。
⑴ 中小企業では、手が回らないが重要な「マーケティング」
①マーケティングに関しては、多くの中小企業の経営者が、
「十分に取り組めていない」と感じているのでは。
②「Webマーケティングへの取り組み」に関する調査によると、
Web広告の予算が月額10万円以下の企業が半数を占める。
中小企業では、マーケティングにかけられる予算が少ない。
⑵ 中小企業がマーケティングに取り組みにくい理由は、主に2つ
【理由①】企業経営者の意識不足。
中小企業の経営者で、マーケティングをきちんと理解し、
その必要性を理解している人は多くない。
企業のマーケティングに関する調査によると、
「マーケティングに関する課題はない」と答えた割合は、以下。
1,000人以上の企業では、5%強。
300人未満の企業では、20%弱。
マーケティングと営業を区別することは難しく、
成果が数字に表れる営業とは異なり、マーケティングは成果が見えづらい。
そのため、中小企業では後回しにしてしまうことが多い。
【理由②】リソース不足。
本格的にマーケティングに取り組もうとすると、
人を雇う必要があるかもしれない。
しかし、そのような余裕がある中小企業は多くない。
営業活動やコスト削減が「直近の成果」に表れるのに対し、
マーケティングは「未来の成果」に寄与する。
⑶ 今後ビジネスにおけるマーケティングの重要性は、さらに増していくことになる
【根拠①】「デザイン思考」の重要性が高まっている。
デザイン思考とは、
不確実性の多い時代に立ち向かうための問題解決プロセス。
デザイン思考はユーザーの視点に立って考えるという、
マーケティングと非常に近い考え方。
【根拠②】今後ロボットやAIが進化していくと、
特別な技術やイノベーションがない限り、プロダクトやサービスの差は生まれにくくなる。
差別化できるのは、以下のマーケティング的思考のみになる可能性が高い。
「どれだけマーケットやユーザーのことを、考えられるか」
【根拠③】マーケティングの効果や取り組みが、
可視化できるようになりつつあること。
Webの発達によって、これまで定性的な部分しか測れなかった、マーケティング効果が、数値で把握できるようになりつつある。
【例】「知名度」は「検索回数」で数値化できるかもしれない。
「顧客予備軍」は「無料会員」の数で計れるかもしれない。
マーケティングの効果が可視化できるようになったことで、
多くの企業がマーケティングに力を入れ始めているのも事実。
マーケティングで成功した企業は、選択と集中。
❶「企業の目指す方向」「自社の強み」をとことん考える
❷業務にまで落とし込んだ上で、マーケティングに取り組む。
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