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老親の謎(17)平成狸合戦ぽんぽこな思い出−2.私 狸です。
続きです。
父の主治医の先生とお話をして、父の症状がその時も以前も、個室を必要とするものではなかったとわかりました。
「ただ、とても繊細な方なので、娘さんからただ、4人部屋へ移ってと言われても、承知なさらないでしょう。
わかりました、私たちがなんとかします」
先生は、このような案をくださいました。
先生から、
「重篤で、どうしても個室が必要な方が待っておられます。
◯◯さんと見込んでお願い
老親の謎(16) 平成狸合戦ぽんぽこな思い出(1) フキハラ
私の父は、50歳から死ぬ死ぬ詐欺でして、
本当に入院をするようになったのは、80代後半からです。
むしろ母より長生き。
90近くなって、心筋梗塞で入院2ヶ月。
腸の具合が悪くて、これは手術ではなく、管に繋がれて食事も取れずに2ヶ月。
これはかわいそうでした。
でも、特に繊細な人でなくても、あることです。
年齢ですから。
その他にも都合4回ぐらいは入院していたのかな。
彼は極度の対人恐怖症で気難
老親の不思議(13) 消費期限切れ間近
人間、一生に一度、二度は体験することになる親送り。
去年その辺について、「老親の不思議」シリーズを12篇、それ以外のことであと7篇ぐらいかな、それをマガジンに纏めてみたのでした。
でもその後、半年の間に、自分の両親を含めた身内5人を送り出すことになり、コロナ禍での渡航の大変さもあり、落ち着いて書くことはできなくなって、マガジンのことは、すぐに忘れてしまいました。
しかし考えてみると当時、バタ
エッセイ216.2022年のラプソディー(16)締めは表で
昨日、4月1日は、自宅近くの桜並木が見事でしたが、薄手のジャケットで自転車に飛び乗ってしまったのを後悔するような肌寒い強風でした。
そういえば、暖かくて、桜の下で落ち着いてお花見ができる年は案外に少なくて、さむさむ・・と言いながら頑張って? いることって、結構ありますよね。
目的地の区役所に入って番号札をもらったのは3時前でしたが、書類を受け取れたのが5時過ぎ。取り忘れて行った次女の転出届を、代
エッセイ206.2022年のラプソディー(5)全ては遅きに失したということ。
18年ほど前から始まった母の認知症は、誰が見てもどんどん進んでいました。
数年前は、スーパーマーケットでの不審行動で保護。
去年12月は、外を徘徊して怪我をして保護。
今年1月は、自宅のトイレから出られなくなって消防出動要請。
それでも介護保険申請はおろか、母の受診も拒む父でした。
「あれは天然なだけで、医者なんかに見せたら認知症とでも誤診され、
精神病院に無理やり入れられてしまうのだ」