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2020年1月の記事一覧
年約2回の利下げ織り込みはやり過ぎ。金先ショートへ。BOEとWHOの見方。
英中銀は政策金利を7対2で据え置き。マーケットは利下げの可能性を直前まで5分5分で見ていたが、個人的には利下げを行うと思っていたため、今回のBOE の結果には失望。また、政策決定会合はいくつかの点でタカな内容だったと感じている。
一つは、年初からハトなコメントが Carney やVileghe などから出ていたにも関わらず、利下げを支持したのは前回と同じ HaskelとSandersのみだった
FOMCで金利が下がった理由。米決算など
FOMC
FOMC は政策金利を据え置き。声明文の文言は、①家計に対する評価が Strong からmoderate へと変更された他、②インフレ目標について“近づける”が “戻す”に変更された。特にインフレ目標に関する文言変更は、2%が上限と市場に捉えられないようにする為と説明しており、ハトな声明文となった。これを受けて米金利は低下している。IOER(超過準備預金金利)が 5bp 引き上げられたが
中国にとって屈辱的なセレモニーとなったフェーズ1合意
米中フェーズ1合意
少し遅れて始まったフェーズ1合意の署名式典は、最初の1時間ほどを使って延々とトランプ大統領による自身の功績の自慢や、通商協議に関わった人への謝辞が続いた。
この間、中国の代表団(劉鶴副首相を含む)はトランプ大統領の後ろに立ちっぱなしの状態。目の前でトランプ大統領からこれまでの中国を、この合意で変えたと自慢し、それを聞かされる中国の代表団にとっては屈辱的であったのではとさえ感じる