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人民元ロング、金利ショートのクローズに加え、米株ロングも大幅に削減。来週は調整を待つ週に

金曜日は静かなリスクオンが継続。
話題になったのは住宅着工件数が大きく市場予想を上回ったことくらいだが、マクロの見通しに大きな変更は無い。
以前の記事でも紹介したが、ニューヨークやカリフォルニアといった、高級物件が多い地域の不動産市場は、トランプ税制の影響で冷え切っている。

一方で、子供が成人となりこれから定年を迎える55歳くらいのアメリカ人は、実家を売って手頃な広さの新居へ移る動きがあるようだ。

たしかに、最近は”老後に移住する最適な街ランキング”といった広告も良く見かける。

ところで昨年末に各社が予想した2020年の株価見通しは、S&P500で3300〜3400程度のところが多かったが、1月の中旬が過ぎた時点で3300を超えてきており、早ければ今月中にも達成してしまいそうな勢いである。(以下はCNBCの記事より抜粋)

この上げ相場を見て、CNBCなどに出演するヘッジファンドも”まだまだ強気”と答える人が多くなっており、皆んながこの上昇トレンドから降りる怖さを感じているような様相になってきた印象を受ける。(さながら流行りのゲームを、クラスで1人だけ「飽きた」と言って新しいゲームをやり始めるような気持ちか)

しかし、トレーダーとしてはこういう皆んなが強気で、儲かっている環境の中、いかに調整局面でリスク量を減らして、差別化するかが非常に重要な判断になってくる。

個人的には大きな調整局面にはまだ無いと思っているものの、ポジションもそれなりに混み合ってきた印象もある為、金曜日に米株のポジションをかなり軽くしている。

※来週は祝日に合わせて休暇を取る為、次回のニューヨーク金融市場は、1/23(東京は24日の早朝)となります。

良い週末を!

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