見出し画像

ロンドン大学 会計学修士プログラムについて(USCPA取得後の選択肢)

はじめまして。べえたと申します。

私は、経理・財務未経験から、2022年に米国公認会計士(USCPA)の試験に合格し、ワシントン州のライセンスを取得しました。

その後、学習習慣をさらに生かすため、ロンドン大学会計学修士プログラム(University of London: MSc Professional Accountancy)を修了しました。

USCPAについては、近年、日本での受験生が急増しており、様々な方が情報を発信されています。
しかしながら、ロンドン大学の会計学修士プログラムについては、大きな話題になっているものの、実際に受講した方の情報発信が限られていることから、今回、noteをはじめました。

このnoteでは、実際に講義(モジュール)を取る際の注意点や、具体的な学習方法のアドバイスなどを記載していく予定ですので、ご参考になれば幸いです。


ロンドン大学とは

ロンドン大学は、世界で初めて通信教育を導入した大学であり、卒業生にはネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領などがいます。

ロンドン大学には、18ものカレッジ・研究機関が所属しており、有名なところでは、キングス・カレッジ・ロンドン(KCL)、ロンドン・ビジネス・スクール(LBS)、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)といったカレッジが所属しています。

このnoteでご紹介する修士課程は、これらのいわゆるカレッジからの学位ではなく、ロンドン大学自身(University of London Worldwide)から付与される学位になりますが、日本を含む世界中で正規の学位として認定されています。

MSc Professional Accountancyとは

ロンドン大学のMSc Professional Accountancyは、USCPA(米国公認会計士)やACCA(英国勅許公認会計士)などの会計資格保有者を対象としたプログラムです。
(残念ながら、2024年1月現在、日本の公認会計士は受講資格がありません)

MScとは、'Master of Science'の略称であり、プログラムの修了者には、修士号が付与されます。
(MScは、主に自然科学系の学問に付与されるものですが、会計学も対象になるようです)

おすすめポイント


私がロンドン大学の会計学修士プログラム(MSc Professional Accountancy)をおすすめする理由は、以下の3つです。

1.短期間で修了可能

ロンドン大学会計学修士は、最短6ヶ月で修了することができます。
仕事を継続して学習される方や、次のキャリアに向けて学習される方が、時間をかけずに知識を身に着け、学位を得ることができるため、とても効率の良い選択肢となります。

また、受講のための準備期間が短く済むのもポイントです。
通常、海外の大学院を受験するためには、TOEFLやIELTSなどの英語の試験を受験し、英語力を証明する必要があるのですが、このプログラムでは、USCPAやACCAなどの英語の会計資格を保有していれば、その要件が免除されます。

(参考:通常必要となる英語要件)

  • IELTS: 6.5 overall, with 6.0 in the written test

  • TOEFL iBT: 92 overall, with 22+ in reading and writing and 20+ in speaking and listening

IELTSで6.5、TOEFLで92以上のスコアを取得するのは、かなり勉強時間が必要となるので、これらが免除されるのは、非常に大きなメリットですね。

もちろん、実際に学習を進める上では、英語力は必須になるのですが、受講前に別途英語を学習するステップを省けるのは、期間短縮の面で、大変嬉しいです。

2.低価格で受講可能

ロンドン大学の通信課程は、海外の大学の中でも低価格ですが、その中でも会計学修士プログラムは、圧倒的に低コストです。
通信制のプログラムでも、数百万円の学費が必要となるケースも多い中、2024年現在、100万円程度で学費を賄うことができます。

MSc Professional Accountancyに類似するプログラムとして、最短1.5年間での修了を目指す'MSc Accounting and Financial Management'のコースがありますが、それとの比較表が以下の表になります。

(2024年1月現在: 日本はBand Bに該当)

この表のとおり、期間が短く、必要なモジュール数も少ないMSc Professional Accountancyプログラムは、同様のコースの約3分の1の価格(約90万円)で受講することができます。
(通学が必要な大学と比較すると、さらにお得な金額だと思います)

また、学費は一括で支払うことも可能ですが、講義(モジュール)ごとに支払うことも可能ですので、試しに1つのモジュールをとることも可能です。

3.柔軟なスケジュール

MSc Professional Accountancyプログラムは、通信教育で学習ができるため、いつでも、どこでも学習することができます。

また、一般的な大学と異なり、講義(モジュール)は年4回に分かれており、入学機会は年2回あります。

また、授業を取らない期間は無料で在籍を続けることが可能であり、働きながら学習される社会人の方は、繁忙期を避けて受講することができます。

まとめ


このように、ロンドン大学の会計学修士号(MSc Professional Accountancy)は、時間・場所・費用の観点から非常に魅力的なプログラムです。

入学には、USCPAなどの会計資格が必要ですが、それをお持ちの方には、とても魅力的な選択肢になりますので、ご興味のある方は、ぜひご検討してみてはいかがでしょうか。

公式サイトは以下のリンクからアクセス可能です。
MSc Professional Accountancy | University of London

次回は、実際の入学手続きについて、ご説明したいと思います。

この記事が参加している募集

今年やりたい10のこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?