子育てと人材育成とトトロと。

子供の時にだけ訪れる

トトロという不思議な生き物。その生き物がコマに乗り女の子二人がお腹に引っ付いて飛行するシーンを覚えていますか?ワクワクしませんか?このシチュエーション。

大人の都合などつゆ知らず楽しむ様。これこそが子供の時だけ訪れる『無邪気さ』。

トトロは無邪気な子供心。

この4月に社会人になった未来ある新入社員の方も、間も無く4月が終わりますね。この4月はおそらく全社会的に近年では経験のない1ヶ月だったのではないかと思います。

そんな中で新入社員の皆さんはどんな気持ちで過ごされたのでしょうか。

あくまで個人的な経験と本からの知識に過ぎませんが、この新卒入社1ヶ月間の過ごし方がその後の社会人人生を左右すると思うのが持論です。

それは何も営業成績の話ではありません。プログラムの作成本数でもなければ論文や報告制作資料の話でもないです。

あるべき姿の描き方、です。

私には二人の子供がいます。乳幼児期と異なり男の子と女の子という性差がここ最近増えてきました。今となっては同じように育てるなんて事はほぼ不可能です。

社員教育も同じなんです。

2人以上の複数人を採用して同じ新人研修を受けても、受け手である新入社員の皆さんそれぞれの理解度は全く持って同一ではありません。

そんなときにどのように教育すべきか。

そのヒントがトトロに隠されています。

そうなんです。冒頭に述べた「子供の時にだけ訪れる」ものを活用するのです。

人は誰しも「やる気」とか「責任感」とか「達成感」と言うものを持ち合わせたいと言う願望が大なり小なり持ち合わせています。

無邪気なワクワク感

もしご両親がご健在でお話し可能な環境なのでしたら、あなたが3歳児くらいの時の思い出話をしてみてください。如何にあなたが無邪気で元気で活発だったかを面白おかしく思い出してくださると思います。

新人教育も同じです。

社会に新たな門出をしたいと言う希望を胸に入社してきたあなたの仲間は無邪気で元気で活発なのです。その気持ちを重要視してあげることなんです。

もちろん、会社である以上、売上を継続して上げ続けるという至上命題はありますが、仕事の上でのワクワク感を伝えなければ人は動きません。

もしあなたが新入社員、最年少などの指導される立場にいらっしゃるのなら、仕事をするということの本質を学びつつ、仕事のワクワク感を創っていきましょう。

もしあなたが人事のお仕事に就かれる、後輩を指導する、部下を育成する、といった立場にいらっしゃるのであらば、相手に仕事のワクワク感を伝えてください。

トトロは無邪気な子供心。

トトロのお腹はあなたが入社した企業です。

お腹に乗ってビジネスというコマを上手く回し

人生を楽しみましょう。