記事一覧
スコアラー佐伯遙子考
1月3日が何の日が、皆さんはご存じだろうか。
これとほぼ同一の書き出しで始まる記事がちょうど一年前に投稿されたことを覚えておられる方はどれだけいることだろう。そう、1月3日とはアイプラにおける私の最推しこと佐伯遙子さんの誕生日である。
前置きはともかく、佐伯遙子さん、お誕生日おめでとうございます!今年で誕生日を祝うのも2回目だ。昨年はアセンブルハーモニーとウィズ・ザ・サンシャインのカードス
お題箱でいただいたプロセカキャラにカバーしてほしい楽曲についての返信
Twitterにて「プロセカキャラにカバーしてほしい楽曲があれば教えてほしい」と募集をかけたのが去年の10月中頃。このnoteはその際に薦めていただいた作品の感想を楽曲ごとにまとめたものです。たくさんのオススメ、本当にありがとうございました。
普段お題箱に入れてもらった匿名メッセージはTwitterで返信しているのだけれど、今回は「オススメの楽曲を一人何曲でも教えていただく」というスタンスだっ
ありがとうパラソルサイダー、ありがとう桃井愛莉
今年の年末年始はここ20年生きた中で最悪と言ってよかった。
勿論悪いことばかりだったわけでもないけれど、それらを差し引いてもやはり過去最悪という評価は到底覆らないだろう。変なアカウントにTwitterアカウントとそのlitlinkをアカウント名を隠すこともなく晒されて年を越したかと思えば、正月気分もそろそろ終わるだろうという頃にここで内容を述べるのも憚られるほどの誹謗中傷と呼んで差し支えない匿
プロジェクトセカイほど真剣に「初音ミク」と向き合ったコンテンツを知らない
※全て私個人の感想であり、他の意見を否定する意図は一切ありません。
「初音ミク」と人間の交流を思い描け、と言われてあなたは一体どういったものを想像するだろうか。私の頭には、パソコンに「初音ミク」というソフトウェアをダウンロードした人間、いわゆる「マスター」とミクが会話をしていたり音楽を通して励まし合ったりする光景が浮かぶ。そして、すぐに気分が沈む。「初音ミク」をソフトウェアとして扱う人間を出され
月のテンペストにおける『裏と表』と「再構築」
※BIG4編25話までのネタバレを含みます
月のテンペストというユニットの楽曲には多少の例外はあったとしても、概ね次の構図が成立している。詳細は引用元の記事で述べているため、未読の方は是非一度目を通していただきたい。というのも、今回の記事の内容は、この月のテンペストの構図と深く関わっているからだ。
2023年5月31日現在アイドリープライドのメインストーリーはBIG4編の25話まで公開され
LizNoirは本質的に「孤独」である
――これから最高優美な孤独が、私の武器だ。
そう力強く歌い上げる彼女たち――LizNoirの楽曲には、度々「孤独」という言葉が登場する。この記事では、四人にとってこの言葉が何を意味しているのかについて主に論じたい。
結論から述べれば、タイトルにある通り「LizNoirというユニットは本質的に『孤独』である」が私の見解だ。この記事の前半で、その根拠を、
デフォルト衣装の名前などから考えるユニ
「轟焦凍の文脈」における八百万百
はじめに 『僕のヒーローアカデミア』という作品において、轟焦凍は少々特殊な位置づけにあるキャラクターである。というのも彼は、デクや爆豪、麗日や飯田と同程度、あるいはそれ以上に、多くの掘り下げがされているにもかかわらず、本編の根幹をなす二つの軸にメインとしては関与していないのである。OFAとAFOを巡る流れには勿論、デク個人の救済や異端としてヒーローが遠ざけられ”架空”にされてしまう現状を変えていく
もっとみるソロ楽曲から見る川咲さくらと長瀬琴乃の比較
はじめに さくらにとっての「あなた」と、琴乃にとっての「君」。そして、サニーピースにとっての「君」と、月のテンペストにとっての「君」。この記事の主題は大雑把にまとめると上記のものになる。
先日、IPCA「未来」が発売となり、このアルバムには長瀬琴乃のソロ楽曲である「未来模様」も収録されている。そこで、今回は1stEPに収録されたさくらのソロ楽曲との比較から、さくらと琴乃、そして彼女たちのそれぞれ
アセンブルハーモニーとウィズ・ザ・サンシャインから見るアイドル佐伯遙子
はじめに 本日1月3日が何の日がご存じだろうか。人によって浮かぶものは様々だと思うが、私にとってこの日は非常に大切な日の一つである。――そう、推しの誕生日だ。
ということで、佐伯遙子さんお誕生日おめでとうございます!!!!私がアイプラのアニメを見た当時は誰の誕生日も知らず、アプリをダウンロードしたのもリリース翌年の2月末日だったので、実はこうして誕生日を祝うのは初めてだったりする。自己満足でしか
GIRIGIRI borderless worldのMVに登場する記号とLizNoirについて
はじめに 皆さんはGIRIGIRI borderless worldのMVをご覧になったことがあるだろうか。今回の記事のテーマはこのMVに登場する「記号」である。
一体何の話をしているのかいまいちピンと来ない方もいらっしゃるだろう。より話題を明確にするべく、下に該当箇所のスクリーンショットを掲示する。なお、この記事に掲載されている画像は全て『【MV】GIRI-GIRI borderless wo
日常の中に当たり前のようにある「善意」(すずめの戸締まり感想)
先日、すずめの戸締まりを鑑賞してきた。作中でテーマが一貫しており、そのための要素が過不足なく描かれており、非常に満足感の高い映画であったと言える。私は新海誠監督の作品はこの他に「君の名は。」しか見たことがないけれど、個人的に一番色々な部分に刺さったので、公開前散々言われた「最高傑作」との売り文句もあながち言い過ぎではないのかもしれない。
本作のテーマは様々な角度から見ることができるだろうが、今
アイプラ初期☆5の話(TRINITYAiLE、LizNoir、長瀬麻奈編)
はじめに 以前書いた記事の後半戦となっております。どういう意図でこの記事を執筆するにいたったのかと言えば、一言で表すなら『初期☆5のスキル性能ってそのアイドルの“核”を解釈する上でめちゃくちゃ有用じゃない?』と考えたからです。後から実装された☆5も勿論キャラクター理解の上で重要な資料ではあるけれど、そのアイドルの根底にある意識や思想、本質的な部分を考える上でまずは初期☆5カードが最も重きを置かれる
もっとみるアイプラ初期☆5の話(月のテンペスト、サニーピース編)
はじめに 本当にタイトルそのまんまな内容の記事です。
今年2月末にインストールし早半年、レベルアシストをバンバン使いマネージャーレベルとアイドルレベルがほとんど等しい状態を続けながら自分なりに楽しくプレイしております。
なぜ今になって突然初期カードの話をしようと思ったのかと言えば、単純につい先週やっと全員の初期☆5が揃ったからに他なりません。最推しの佐伯さんが最後までうちの事務所に来るのを渋っ
タコピーの「原罪」とは何だったのか
ついに今週金曜日の更新で最終話となる「タコピーの原罪」。完結を目前とする今、改めて考えてみたいことがある。
タイトルにある『原罪』とは結局何を指すのだろう。
2022年の雲母坂まりなを止められなかったことか? 2016年の彼女を殺してしまったことか? それとも久世しずかを殺せなかったことか?
私は、これらのいずれもこの問いの答えとしては不適切であると見ている。
私の見解を述べる前に、まず
テイルズオブリバースをクリアしました
テイルズオブリバース、クリアしました。
まず最初に言いたいのは物凄い良作に出会えたなということです。
これまではTwitterでぽつぽつと呟いていましたが、クリアしてみた上での感想を軽くメモ帳にまとめていたらえらい量になったので初めてnoteを使ってみました。
あまりまとまっていないとは思いますが、一応目次の構成で話していく予定です。
なお、こじつけなども多いと思われますが、あく