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2021年8月の記事一覧
#12 離婚から立ち直れない、私の中の“エンプティー”
4月、私は人生最も悲しいイベントの為、日本へ一時帰国した。離婚の最終整理をしに夫が住む東京に一週間滞在した。この時、夫もまた真剣に付き合っている彼女がいた。ほぼ同居をしているにもかかわらず、私が滞在する2週間、彼女は私達を二人きりにしてくれた。私は、「なんという理解ある彼女なんだろう」と感動した。
夫は私が帰ってきたのをとても喜んでくれ、毎晩私が作る料理を喜んでくれたり、彼も私に料理を作ってくれ
#13 カリビアンクルーズでロマンティックに浸る
私の40歳の誕生日をカリビアンクルーズの船上で祝いたいと兼ねて彼が予約していた、初めてとなるクルーズに出発した。私がいままで経験した旅行の中でも一番贅沢でロマンチックになった。まして海好きの私にとってはたまらない。青い空と青い海の真ん中で、何が起こるのかワクワクしていた。
大きなクルーズ船に乗船すると、すでに多くのアメリカ人が乗り込んでいて、皆表情が明るく、カクテルやワインを手に恋人や家族と語ら
#14 バレンタインデー:プロポーズの日
恋人達が愛を語り合うバレンタインデーの日、私は自分が受け持つタウン雑誌の3月号の取材原稿をかき集め、朝からバタバタと忙しくしていた。
この週、日本のある有名野球選手がサンフランシスコジャイアンツに入団した事もあり、寝ない日もあるくらい忙しかった。恋人同士にとって大切なバレンタインデーの日、約束のレストランに着替えと化粧道具を持ち込みで汗だくで駆け込んだ。それでも30分も遅刻してしまった。
それ
#18 人生2回目の結婚式「I DO」を交わす
彼から別れを引き止められた3日後、私は最終的に2度目の彼からの結婚の申し入れを受け入れた。
「ブライドになる」この喜びは女性なら誰でも共有できる、「女として生まれた最高の褒美」だと思う。彼のお嫁さんになる。輝く私。私は街にショッピングでかけ、「式に何を着よう」と考えたり、化粧品などを物色しながら高まる“ブライダルスピリット”を押さえられなかった。
2003年11月、私達は小さな結婚式をした。二