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音楽レビュー

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愛が重たいレビュー
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★まとめ:2019年の超個人的によかった音楽・25作品

★まとめ:2019年の超個人的によかった音楽・25作品

個人的にはレッチリのフルシアンテもそうなんですけど、バウハウスとかノイバウンテンとか、あとビーチハウスとかGrimesとか、TNGHTもそうだし、sebastiAnやマウント・イアリもアルバムを出す/出したし、追いきれてない部分もいっぱいありますが・・

凄まじい時代だった気がします、2019年。心が死んでいる場合ではなかったです。



巷では俄かに今年のアルバム、今年の楽曲、ニューカマー20

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★月間まとめ(続):11月に聴いた音楽、そのメモと小噺など

★月間まとめ(続):11月に聴いた音楽、そのメモと小噺など

11月に聴いた新譜(主にサブスクなどで発表されたシングル)についてのメモを、健忘録も兼ねて発表しよう、と思い立ち、12/6に突然始まったこのシリーズ。

前回で書ききれなかった部分で、泣きのもう一回!ということで、続編を発表しました。11月分はこれで最後にします。
例によって文字数が多くなりがちなので、レビューではなく楽曲やアーティストについての一言・・にしているつもりです。



如何せん思い

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★月間まとめ:11月に聴いた音楽、そのメモと小噺など

★月間まとめ:11月に聴いた音楽、そのメモと小噺など

健忘録も兼ねて、一ヶ月間に聴いた音楽のメモを作成することにしました。
いや、厳密には自分が聴いた音楽はノートにメモを取っているのですが、ウェブのリソースと合わせることにより自他共に有効なメモになるのでは?と思い、メモを公開することにしたというか・・。

基本的にはシングルがサブスクなどで発表された方がメインとなりますが、この中でアルバムが出た方などもいるので、そのうちにレビューも書くやもしれません

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クレオール、侵略、エキゾチシズム(ムスリムガーゼ『Souk Bou Saada』レビュー)

クレオール、侵略、エキゾチシズム(ムスリムガーゼ『Souk Bou Saada』レビュー)

多作ながらかなり限られた枚数しかリリースしないなど、ムスリムガーゼはCDやヴァイナルを手に入れるのが難しいイメージがあります。どこで手に入れたか覚えていませんが、紙ジャケの『Souk Bou Saada』を偶然見つけた時は、筆者はいたく興奮した記憶があります。

そんなことを思い出して例によって久しぶりに『Souk Bou Saada』を聴こうとしたところ、中身がKutmahにすり替わっていました

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浮遊的メタディスクールのサーフィン(Kisses『The Heart Of The Nightlife』レビュー)

浮遊的メタディスクールのサーフィン(Kisses『The Heart Of The Nightlife』レビュー)

本稿は例に漏れず2010年の原稿ですが、昨日投稿した原稿と合わせて、2010年という時代がどういうものだったのか、元々の原稿に合わせて、多少の補足を入れてブラッシュアップしました。

Kissesのこのアルバムについては、日本で発売されたバージョンがとても可愛く、筆者はカンバッヂのついている限定版を持っています。

Two of us「誰ひとりとして他人が現実に存在することを本当には許さない、と私

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暗闇のせんちめんたる10選(2010年あたりの個人的ベスト・ディスク)

暗闇のせんちめんたる10選(2010年あたりの個人的ベスト・ディスク)

本稿はどうしてそうなったのかはよく覚えていないんですが、自分自身が2010年ベスト10を選定した時に、ついでに作ったメモ書きがもとになっています。

※暗闇のせんちめんたると言いつつ、そうでもないアッパーな楽曲も含みます。

さらっと書こうと思っていたのに存外に4000字程度書いてしまい、毎日1記事はアップロードするつもりが2日もかけてしまいました。(次回この手のものを書くとしたら必ず10以下のア

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ケイオス・サブライム・ユーフォリア(パンダ・ベア『Tomboy』レビュー)

ケイオス・サブライム・ユーフォリア(パンダ・ベア『Tomboy』レビュー)

本稿は2011年4月27日にアップロードされた、パンダ・ベア『Tomboy』のレビューです。当時の原稿に多少のブラッシュアップ、補足を入れています。

パンダ・ベアについては、その名前よりもアニマル・コレクティヴの人、と伝えた方が良いかもしれませんが、詳細については興味がありましたらWikipediaなりをご覧ください。

土着文化としての呪詛、ケイオスな予定調和「サンプラーをいじってどうこうする

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虚構・脆弱・ユーフォリア(個人的00-09年代ベスト・アルバム)

虚構・脆弱・ユーフォリア(個人的00-09年代ベスト・アルバム)

超・超個人的な00年代ベストアルバムですが、00年代に10代を過ごした筆者がいかに生意気なキッズだったかとてもよくわかるレビューがあるので、生暖かく見ていただければと。

HIGH LLAMAS『Buzzle Bee』(2000)
OPIATE『While You Were Sleeping』(2002)
T-BONE BURNETT『Tooth Of Crime』(2008)
THE SUPER

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