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#考察
ゼロ地点へ回帰するアイデンティティとレコード・ジャケットを想う(最近読んだ本5冊の感想)
前回思いつきで書いたもので、最近私が読んだ本についての読後感想の記事をアップしてみたところ意外にたくさんの反響をいただいて、投げ銭までいただいたので、僭越ながらもう少しだけ書いてみようかと思います。
例によって、私は読書家というにはあまりに雑多なジャンルを読み散らかしているので、まとまりがあるようでないかもしれませんが、その辺りはご愛嬌(?)ということで・・。
①『偶然と必然の方程式』(マイケ
プレカリアートとディスコミュニケーションが生む逆わらしべ長者現象(ケン・ローチ『家族を想うとき』感想)
労働とは何か、生きることは何かというのは、大体の人間が常に考えざるを得ない事実だと思うのです。だって、資本主義社会においては、「お金がなくても幸せ」という言葉は嘘でしょう?
それは知っていながら、でも、社会的システムに組み込まれ時に翻弄される人間は、どのように生きてどのように死んでいくのか、人間としての尊厳はそこにあるのか・・などと、考えてしまうこともあります。
マルクスやジジェクがいうように