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料理の時短テクニックは「つくりおき」より「決めおき」

こんにちわ、エンジニア兼WebライターのOgAzです。
皆さん、料理してますか。

以前、「家族会議」についての記事を書きました。

そこでも少し触れましたが、私は週末に翌週1週間の夕ご飯の献立を考えてホワイトボードに書き出すようにしています。「見える化」の一環で始めたのがきっかけでしたが、日々の「考える」作業を減らすことにより私のストレスは激減、毎日心穏やかに過ごせるようになりました。

PMをやっている夫がよく言っていることですが、「考える」時間をいかに減らすかで作業の効率が大きく変わってくるものですよね。料理においてもそれは同じで、「考える」時間を極力減らすことが時短につながります。今回は、我が家の時短テクニックについて書こうと思います。

大変なのは「献立を考える時間」

料理で一番時間がかかるのは、献立を考える作業ですよね。私はかねてから、この「考える」時間が苦痛でした。「学校の給食はいいな。栄養士さんがちゃんと栄養バランスも考えて、一か月もしっかり献立を考えてくれる。作る人は献立に従って材料を購入して作ればいいだけだもん。私もそうしたいから誰か考えてくれないかな」と思っていました。

夕ご飯を作る前の時間が一番憂鬱です。毎日毎日「あーもう今晩何作ろう、やだなー考えるのめんどくさいなー!!」と大声で愚痴っていました。親としては、子どもにネガティブな部分も見せないとね。「お母さんが料理を作るのは当たり前」じゃなくて、「料理ってそんなに大変なんだ」と認識させるためです。教育の一環ですよ。決して文句を垂れ流していたわけではありません決して。

昔、NintendoDS(3DSではない古いやつ)が流行ったときに、「DS献立全集」というのを買いました。野菜や肉など冷蔵庫にある材料から、今日の献立を提案してくれるというものでした。物珍しさも手伝って最初は使っていたのですが、冷蔵庫の素材をいちいち入力するのがめんどくさく、しかも材料が少ないと作れるものも少なくて(当たり前なのですが)、イマイチで早々に使わなくなりました。あのとき、たとえば「あとこの野菜があれば〇〇が作れます!」みたいな補助機能があれば、「じゃあ今すぐコンビニでそれだけ買ってこよう!」となったのですが、まあ当時の技術では難しかったでしょうね。ただし現代はAI時代、これからはそういう「献立提案機能」を搭載した冷蔵庫とかも出てくるのでしょうか。出たら絶対欲しい。

「つくりおき」は向かなかった

数年前のベストセラー本に「つくりおき」というのがありました。私も友達に「これすごくいいよ!」と勧められたので試してみましたが、週末にがっつり料理するのが難しく、早い段階で断念。平日は何かとみんな忙しい我が家では、週末は「家族で楽しむ時間」にしたくて、料理の時間に多くを使いたくなかったのです。

そもそも私は料理がそこまで好きなわけじゃないので、ずっと台所に立って一週間分の料理を作り続けるのは苦痛です。だったら、日々作る料理の量を少し多めにしてタッパに保存しておき、それを一週間分貯めるほうが効率的じゃないのかしら。そうか、つくりおきは、週末にまとまって時間を作れる人がやることであって、流行ってるからって自分に向いてるかどうかは別問題なんだなと思いました。

献立を考える作業は週1のみ

日々の料理を一週間分貯める作戦は決まったとして、問題は献立を考える作業のわずらわしさです。あれが一番苦痛なんだ。どうにかしてあの苦痛を和らげられないものか。そのときに思い浮かんだのが、給食スタイル。あれみたいに、献立を考える作業をまとめられないかと考えるようになりました。

我が家では、週末に一週間分の食材の買い物をするようにしています。頻繁にスーパーに行くと余分なものを買いがちなので、一週間で使い切れる量を考えてまとめて買う方が節約になるのです。つまり、買い物をしながら頭の中でぼんやり献立を考えているということです。これや!これをうまく活用するんや!ということで、買い物から帰ったらまずホワイトボードに買ってきた食材をメモすることにしました。

口頭で言って子どもたちにメモってもらうことも多い

で、その食材と買い物をしながら考えた献立を整理しながら、ホワイトボードに曜日ごとに献立を書き込みます。具体的なメニューが出てこなければ、食材だけとりあえず配置します。「何を作るか」が決まっていなくても「何の食材を使うか」を決めておくだけで、考える作業の幅が格段に狭まるのです。

ある日の週間メニュー

「手抜きする日」を決めておく

毎日毎日頑張って料理するのは、料理が好きな人には楽しい時間かもしれませんが、私にはなかなか苦行です。一週間の献立を考えるなら、たまに手を抜く日を作ることをオススメします。私は曜日によって、水曜はレトルトや麺類などで手を抜く日、金曜は「残り物スペシャル」と決めています。

「残り物スペシャル」は、毎週金曜の我が家の定番メニューで、月~木で作った料理を少しずつタッパに残しておき、それをブッフェ形式で出すものです。私は作る手間がないし、料理の種類はけっこうあるので見た目にも豪華、ちょっとした特別感が感じられます。しかも、一週間分の作ったメニューが勢ぞろいするので「私、今週も頑張ったな!」という自己満足が得られるのが最高です。家事なんて全部自己満足なんだから、自分が納得できれば完璧でなくてもそれでいいんだ。

こうして一週間の献立を週末に考えるようになって、私の家事ストレスは半減しました。大げさでなく、ほんとに。日々の献立を考えることって、こんなにも自分の中で大きなストレスだったのか。料理の「決めおき」のおかげで、私の心には平安が訪れたのです。

まとめ:料理は作ってる人が一番偉い

「料理に関しては、作ってる人が一番偉い」とは、私の敬愛する料理研究家リュウジさんの言葉です。料理考えて作ってる私は、家族の誰より偉いんだ。もっと胸張っていい、頑張ってるんだから。だからたまには手を抜いていいし、時短できるところは時短して、効率的にかつ楽しんで料理できるのが最高ですね。胸張っていきましょうよ。

リュウジさんのおかげで、料理はあんまり好きでなかった私が、料理割とスキかもと思えるようになりました。バズレシピ万歳。いつかそういう記事も書きたいなあと思っています。

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