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※最後まで無料で読めます【複業Webライター3年目】SEOライターに未来はあるか?生成AI時代のライターの生存戦略について考える

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こんにちは、水無瀬あずさです。

本日、6月最後の平日ですね。皆さん、締まってますか!?私はね、締まってないよ!!今月は日曜日(30日)の夕方が締めらしいので、ぶっちゃけあと少しだけタスクが残っているけど今日はもういいの。今月はまだ終わってないから。明日頑張るからそう明日頑張るから(震え声)。

ところで最近年のせいなのか、握力が弱まっているのを実感しています。特に左手の小指。キーボードの「A」を打ち損じることがあるのです。「さ(SA)」が打ちにくいったらないのよ。あと包丁で硬いものを切る時、重い鍋を握る時などに「やばい力が入らない」と感じることが増えました。年齢による衰えはある程度致し方ないものとはいえ、握力が下がると日常生活にいろいろと支障が出そうだなと思ったので、百均の握力を鍛えるやつを毎日30回ずつやっています。っていうかあれなんていう名前なのかと調べたらハンドグリップというそうですよ。

あと本日は長男くん、次男くんともに定期試験が終わりました。結果はさておき(!)、これから長男くんはいよいよ受験勉強が本格化します。心臓に悪いから早く終わって欲しいところですが、悔いのないように2月まで頑張って欲しいと思います。それにしても夏期講習のはちまんよんせんえんはいつ払うんだろうか、明細が届かないから払わなくていいってことかな!!(んなわけない)

ということで、今回のnoteは今月のWebライター業の振り返りです。といっても、最近のライター業では生成AI系のカンファレンスを聞く機会が多かったので、どうしても生成AIについてのことしか書けないなあということで、前に書いたCodezineの記事にちなみ、「生成AI時代のライターの生存戦略」と題して書いていこうと思います。

当たり前のようにAIが活用されるようになった昨今、ライター業界でも生成AIによって淘汰される分野、残る分野が明確になってきたように感じています。そして個人的には、ライター界隈でAIによって完全に淘汰されてしまうのはSEOライティングじゃないかなあと思っています。だからこそ自分も含め、SEOライティングで収入を得ているライターは、今後のキャリアアップや身の振り方について、今こそ立ち止まって考える時期なのかもしれません。この記事が、ライターとして活動する多くの方にとって、生成AIと付き合っていく一つのきっかけになれば幸いです。

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【実績紹介】Codezineに記事が掲載された!

3月ごろからひそかに執筆していた技術カンファレンスのレポート記事が公開されました。株式会社翔泳社様の運営する「Codezine」です!しかも記名記事だよおお!

非エンジニアの方からすると「何それ?」って感じかもしれませんが、Codezineってエンジニア界隈ではそこそこ名の知れた技術メディアです。私もエンジニア業のほうではGoogle広告のAPIを調べる際などに非常に助けられた記憶があります。まさかそんなメディア様で、レポートとはいえ記事を書けるようになるとは感無量であります。続けていて良かった・・・!

この仕事、そもそもは今継続しているお仕事の関連で声をかけていただいたのがきっかけです。私の仕事っぷりを見て「どうですか?」ってお声がけいただき、しかもCodezineということで、二つ返事でお願いしました。普通に自分のペースで仕事をしていただけなんだけど、それを評価していただけたのがすごく嬉しい。やっぱり仕事って、ご縁が繋がっていくものなんだね!

話をレポート記事に戻すと。技術カンファレンスは、基本的にスライド(パワポやPDF)を前に映しながら進められます。なのでレポートを書く際には、スライドの説明をしつつ、それに沿った登壇者のコメントや意見を反映させる必要があり、これが非常に難しいんです。テクニックとかじゃなく、神経を使う。私は普段3000字程度のSEO記事なら2~3時間で書いてしまえるのですが、このレポートは書くのに3日くらいかかります。しかも納品しながらも「これで言いたいこと伝わるかな、どうかな」って気が気じゃないので、アップされたときは本当に嬉しかったですね。苦労した甲斐があったというか。手がかかる子どもが巣立ちしたような気分です。

技術もできるエンジニアライターとして、今後もいっぱい良い感じの技術記事を量産していきたいと思います!

ライターにも生成AIが必須になりつつある

カンファレンスの記事を見ていただければ分かるように、昨今のエンジニア界隈ではもっぱら生成AIの話題ばかりです。何せプログラムがAIで簡単に書けちゃうっていうので、人手不足が深刻化するなか「これはもう使うっきゃない!」という風潮が高まっています。

一方で、やれリスキリングだ輝くキャリアだなんだと、プログラミングを勉強してエンジニアになろう!的な風潮はいまだ活発であり(最近かなり落ち着いてきたようだが)、そんな感じでデビューした初級エンジニアたちが世の中に溢れかえっているとも聞きます。

一昔前なら、「2030年までにIT人材が80万人不足する!」ということで、金の卵と呼ぶべきエンジニアの卵たちはさぞ持て囃されたことでしょう。しかし生成AI時代に入り、状況は一変。初心者レベルのプログラムなんて、生成AIを使えば簡単に書けてしまうようになってしまいました。実際エンジニアの現場では、「初心者とシニアばかりで、現役でガツガツ現場を回せる中間層が圧倒的に足りない」という歪な状況に陥っているようです。

同じようなことは、ライター界隈でも起こっています。何せ生成AIは言葉を紡ぐAIですからね、ライターなんて一番代替できちゃいそうな分野です。近年、私も含めてWebライターとして新規参入する人は多いですが、この先スキルの低い初心者レベルの人は生成AIによって代替され、いずれ淘汰されていくでしょう。仕事があったとしても単価は低く、上がらず、先行きを見通せない状況が続くってことも考えられます。

だからこそ私たちライターは、「AIに仕事を奪われる!」と不必要に恐れるのではなく、生成AIを正しく活用し、仕事を効率化したうえで、AIにはできない仕事をする方向にシフトしていく必要があります。使われるのではなく、使う方になれってことですね。

生成AIは脅威の存在にもなりえますが、ちゃんと活用できれば、これほど頼もしいパートナーはいないレベルで頼りになります。私も最近SEOライティングに有料版ChatGPTを活用するようになりましたが、作業を効率化できるので非常に助かっています。このへん、エンジニア兼ライターからの視点として有料記事で出す予定なのでお楽しみに。

ライターの大先輩まよまよさんの記事も参考になります。

生成AI時代、SEOライターに未来はあるか?

昨今、インターネットもSEOも、大人も子どももおにーさんもおねーさんも、マーケティングに偏り過ぎているというのは、先日書いた書評でも明らかだと思います。

マーケティングやブランディングが大事でSEOちゃんとしなきゃねと多くの人と企業がSEOマーケティングに力を入れた結果、SEOってかなりこう、実用性が無くなったんじゃないかなと私個人は感じています。ぶっちゃけSEOに食傷気味だって人、いるんじゃないでしょうか。私がそうなんですけど。

私は仕事でSEO記事を書いている立場ですが、じゃあ実際自分が何かを検索したとき、上位記事として表示される「おすすめ〇選!」とかを見ると「うわあ・・・」ってなります。違う、そうじゃないってなる。もちろん、SEO記事の中には非常に有益なサイトも多いので、全部が全部とは言いませんが、ノウハウやテクニック重視で没個性のSEO記事が、世の中に非常に多いと感じているんです。

そもそもライターが受けるSEO記事って、個性を出しにくいですよね。一次ソースを大切に、読者の立場に立ってというのを実践したとして、クライアントからとても褒められたとしても、ぶっちゃけ誰が書いても内容にはそれほど大きな違いのない、没個性な記事が出来上がるわけです。そのうえ多くの仕事はクライアントワークのため実績として公開できない。ここ重要。

そういったSEO記事はおそらく、生成AIによって標準的な文章を簡単に生成できるようになった今、真っ先に代替されていくと思っています。生成AIの進化は早く、今やWeb検索だってできるようになってきているので、調べてまとめるだけの記事の仕事はなくなるか、あったとしても単価が爆下がりするでしょうね。

実際、私は生成AIを活用した技術記事を書くお仕事に携わりましたが、文字単価は異様に低かったです。文字単価1円も無かったような。そりゃまあ実際に書くのはAI、人間はチェックと体裁を整えるだけってなると、単価も下がるわなって話。AIに代替可能な仕事っていうのはこうやって、仕事自体が淘汰されてなくなるか、あるいは単価、つまり仕事そのものの価値が下がることを理解しておく必要があります。

じゃあSEOライターはこれからどうするべきかっていえば、それはもうスキルを磨いて別ジャンルを目指すしかありません。あるいは生成AIを活用しまくって稼働率を上げ、単価は下がっても数をこなすことで稼ぐという方法もあるかもしれませんが、あまり効率的ではないし、なんかもう先細りすぎて不安になっちゃうんじゃないでしょうかね。生成AI時代はおそらく、初心者は生成AIを活用したSEOライティングが中心となり、中級以上のライターには、AIには出せない人間臭さ、人間らしさ、尖り、個性、そういうオリジナリティが求められるようになるんじゃないかなって思っています。

トガれ!主張しろ!生成AI時代のライターに求められる5つの生存戦略

生成AI時代にライターとして生き残っていくためには、「AIにできないことはなにか」を突き詰めていくしかないと考えます。じゃAIにできないことって何かっていうのが、今からご紹介する5つです。

生成AIはとっても賢いです。賢いですが、教科書で勉強したことしか書けないので、絶対にその範囲を超えられません。だったら我々ライターは、AIが及ばない小さなスキマを探し、そこにアタックしていけばいいのです!みんな、道をこじ開けろ!

特化分野を持つ

ライターのキャリアを調べると大体出てきます、特化ライターになると稼げると。それがまったくここでも当てはまります。なぜなら生成AIは汎用的なAIであり、何かに特化しているわけではないからです。

法律のことを聞いたらそれっぽいことを答えてくれますが、少し突っ込んだ質問をすると途端に「違う、そうじゃない」的な回答になります。それもそのはず、そういう用途じゃないんですよ生成AIって。多くの人が勘違いしていると思いますが、ChatGPTって検索エンジンじゃない。会話ができるAIです。だから内容が正しいかどうかはそれほど重要ではなくて、会話をそれっぽく続けられればそれでいい(最近は精度が上がってきて、かなり内容も正確になってきているけど)。当然、間違うこともある。

我々ライターがつけ込むところはそこです。ライターが書くコンテンツは、事実に基づいてなきゃいけない。必ず一次ソースを見て、不確実性のない正しい情報を書かなければいけない。生成AIに突っ込んで質問しても得られない専門的な知識、見解、そういったものを書けるライターは、おそらく生成AIとうまく距離を取りながら付き合っていけると思います。

ただし、生成AI界隈、プログラミングやIT技術に関しては群を抜いて賢いです。その分野では、専門性はおそらく勝てません。特化ライターを狙うなら、もっと別の分野を探しましょう。

インタビューや取材を記事にする

インタビューや取材の文字書き起こしであれば、すでにAIでほぼ代替されている分野です。ただ、実際に対面で取材をする、機転を利かせた質問をする、それをもとに主観に基づいて記事化するということは、生成AIにはできません。だからこそインタビューライターの価値は高いし、今後もなくなることはないジャンルではないかと思います。

インタビューライターと言えば、尊敬する先輩しげながさん。インタビューライターながらご自身がインタビューに答えられている記事では、取材がうまくできず挫折した経験を赤裸々に吐露されています。必見だ!

私個人はインタビューや取材ライターになるつもりはないのですが、Codezineを始めとして音声や映像から記事起こしする機会はちらほらあって、ちょっとだけインタビューライター気分を味わっています。私もできたらいいとは思うけど、向かないんだよな、圧倒的に向かないんだわ。

実は最近、知人繋がりからライティングのお仕事があるという話は聞いたのですが、それが取材によるシステム導入事例の記事で。取材か・・・むり。と断念したんですよね。単価がめっちゃ高くて魅力的だっただけに悔しかった。でも出来ないものは仕方ないしね。無理はしない主義です。

体験し、言語化する

AIは人づてに体験の感想を聞くことはあっても、実際に自身が体験することはできません。まあいずれはドラえもんみたいなロボットが生まれるかもしれませんが、少なくともここ10年は無理だろう。

見て聞いて触れて食べて飲む、そういう人間の体験一つ一つが、生成AI時代においては大きな価値です。そしてそうした体験を言語化し、記事化することは、ライターとしての確たる道しるべになると考えます。たとえばそれが仕事じゃなくて、noteやブログであってもね。

体験の大切さについては、過去の記事でも書きました。これは主に子どもに関することですが、大人だって体験によってさまざまな知見を得られるのは確かです。みんなたくさん体験をして人生楽しもうぜ!

独自視点の意見を持つ

考察して結論を出す、それ自体は生成AIにもできることです。でも自身の経験に基づいて、私にしか話せないこと、私にしか思いつかない意見は、誰にも真似できない私だけのもの。生成AI時代だからこそ、事実や経験に基づいて明確に意志を言語化できるコラムライターには価値があると考えます。私が目指しているのは、まさにここ。

YouTubeとかで「やってみた」系がバズるのは、同じようなことを他の人がやっていなくて、「どうなるんだろう!?」って食いつくからです。同じように読者に「なるほど、その発想はなかった!」「この人の考え方面白いなあ」と食いついてもらえるようになるのが、私の当面の目標です。まだまだ道半ばだけどな。

ちなみに私、子育て中の保護者の悩みを支援するサービス「みらぴか」様で、不定期ながらコラムライターをやらせていただいています。これは最近リライトした記事。

お仕事をくれたのは、みらぴかの社長で大学時代の先輩М田さん。私の性格をよくご存知だからこそ、「もっとはっちゃけて水無瀬節を全開にしていいよ」と言ってくださり、かなり自由に書かせていただいているものです。こういう個性溢れる記事を、この先どんどん増やしていきたいな。

クライアントの意図や意思を文脈から汲む

クライアントとお仕事をしていて感じるのが、会話の中に見え隠れする小さな意図や意志を文脈から汲み取るスキルの重要性。「こうおっしゃっていたから、たぶんこういった見出しも必要だな」と先回りして動くことは、人間にしかできないことだと思います。

実際、私がクライアント様からそこそこ信頼していただけているのはこの部分が大きいと思っていて。たとえば執筆で「資料を読んだ限り、たぶんこの項目も必要だよな、どうしよっかな」となったら、とりあえずその項目も含めて書いちゃう。で納品のときに、「こういう意図で入れましたが、不要なら削除してください」と書くのです。消すのは一瞬だからね。

現場によっては、都度確認してから作業を進めるというルールもあると思うので、この方法が必ずしも有効とは言えません。うちの現場の場合、人手が足らないから極力問い合わせのコストは減らしたほうがいいという現場なので、上のようなオペレーションが許されるのです。ケースバイケース、現場にあった先回りを検討するといいですね。

結び|汎用的な部分はAIで代替できる未来が近づいている

ここまで書いてみて、「はっ!なんか有料記事級にイイことを書いた気がする!!」と思ったので(ごめんなさい自画自賛です)、最後まで無料で読めるけど有料設定にしてみました。少しでも多くの人の役に立ってくれると嬉しいです。有料記事にするとコメント機能がつかえなくなるようなので、もし「お金は出したくないけど、言いたいことがある!」という方は、プロフィール(水無瀬あずさポータル)のコメント欄をお使いくださいね。

ChatGPTの有料版を使っていますが、ライティングのアイデア出しで毎日とても役立っていて、これで毎月3000円ならもっと早く始めればよかったと思ったほどです。なくても仕事はできなくはないけど、あれば考える作業を減らせるのは非常に大きいです。「アイデアを10個出して」とかして、その中からいい感じに組み合わせて使えばいいんですから。日本にもこういうサービスを展開できる土台があればなあ・・・って感じですが、どうしても日本って内向き社会なのでなかなか難しいですね。今後の国産AIには一縷の望みを託しつつ、スタートアップとかベンチャーに頑張って欲しいところです。

ChatGPTのように汎用的なAIに出現によって、人間による機械的な作業は遠くない将来生成AIに置き換わる未来が、もうすぐそこまで来ています。少子高齢化で労働力不足にあえぐ中、生成AIはまさに救世主とも呼べる存在なわけで、エンジニアリングやライティングに限らず、私たちは「仕事奪われる!ムキー!敵!!」ってライバル心を向けるのではなくて、「おうお前すごいらしいやないかい、ここ任せてええか?頼りになるなあよろしく~」ってならないといけません。そういった意味で、今まさに生成AIとの距離感を掴むチャンスと言えます。私もまだ模索段階ではありますが、良い感じにパートナーとして付き合っていけるように持っていきたいです。ともに頑張りましょう!

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