客観視する大切さ
自分のことって自分ほど知らないのかもしれない。
今日はとある講座に参加してきた。いまライターの仕事で使っているサービスが開催するライターについての講座。実際そのサービスを使ってフリーのWebライターとして独立、そして今も稼いでいる有名なWebライターさんが講師だった。
講座の内容はとてもタメになった。
講座自体は「月収20万円を突破するには?」のようなライターとしての働き方・仕事の仕方に関するものだった。ライターとしてフリーで働き始める人は多いけれど、やめる人も多い。「稼げない」と言ってやめていくらしい。
でもそれはやり方が間違っていたりそもそも「続ける」ということをしていない人が多いから。「すぐに結果が出る」と思ってこの仕事に飛びつく人は多いけれど、そんなすぐに結果が出るものでもない、とも思う。
なので、この講座はその突破法のようなものがとてもたくさん散りばめられていた。
でもそれ以上に気づきがある。
「自分の状況を客観視できたこと」
これがいちばんの収穫だった。
フリーで働いていると比べる対象というものがとても少ないと感じる。例えばアパレル時代ならば個人ノルマがあって、かつ毎日誰がどのくらい売っているのかということが数字でデータ化されている。この人は売っているけれど自分は全く売れていないとか。あとは同じ店舗で他人の接客も見ることができるので「この人はこういうやり方で売るんだな」ということも学べる。当時はあまり気づかなかったけれど、今考えたら学べる環境がじゅうぶんに揃っている。
でもフリーで働くいま、この「他人との比較で学ぶ環境」がまったくない。だから自分のやり方が正しいのか、いま足りないものは何なのか、わからない。逆に自分がやっているけれど他の人はやっていないことにも気づけない。
最近はブログで月収を発表してくれている人たちもいるので割と表面に出て来やすくはなっていると思う。でもまだまだだし、そこから分かるのは数字でプロセスはまだまだ分かりにくい。
でも今日の講座で自分の状況が知れたのだ。
ライターの仕事には文字単価というものがある。だいたい1文字1円あれば良い方というか一般的で、スキルなどに応じてそこから金額があがっていく。
私はライタースタート時からこの1文字1円だった。たまに少し下がる仕事もあったけれど、この金額の仕事をねらって応募していた。そして最近は1〜1.5円くらいには増えている。
でも、他の人はちがうらしい。
みなさんけっこう「0.2円スタート」とか「今0.5円で書いている」という方が多くてものすごく驚いた。「えええええええええええ」と思いながら聞いていた。今の自分のスタートは普通なんだと思っていた。でもちがった。好スタートを切っていた。これに気づけたことは大きい。
そのほかにも営業をかけるときのこととか自分だけがしていたことがたくさんあった。全然わからなかった。自分がやっていたことは当たり前じゃなかった。
こうやって他人と比べてみて自分のことが初めて分かることってたくさんあると思う。就活の自己分析なんかもそう。他己分析なんかをしてみて分かることって多い。
自分のことって自分が一番知らない。だから客観視して他の人と比べて見ることはとても大切だ。そして自分が人より行動していたときは思う存分ほめてあげようと思う。
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