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お世話になった人たち

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社会に出てから、仕事やプライベートなどで、親交があって、印象に残っている人の事を書いて行きたいと思います。
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#ホテルマン

お世話になった人⑯

お世話になった人⑯

私が23歳から27歳まで、あるホテルのルームサービスにいた時な話である。今までは、1人ずつ紹介してしたが、今回は複数人をまとめてお話する。

よく話しかけてくれる人は、名前を覚えたいと私は思う事が多いのだがホテルで働いていると、それは結構容易である。

ゲストスペース、バックスペースに関わらず、全ての職種の人が名札をつけることになっているので、話している時に、名札を見れば、次第に顔と名前が一致して

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お世話になった人⑮

お世話になった人⑮

話は、私が23歳から27歳までお世話になったあるホテルのルームサービスで働いていた時の話である。

ルームサービスというのは、そのホテルのレストランで作っている料理全てが対象になるので、他のレストランの従業員と違い、各部署と緊密なやり取りを常に取っていなくてはならなかった。

今日、お話するのは、次第に和食キッチンの板前さんのひとりである。彼は、「お世話になった人⑬」でお話した先輩と同い年で、その

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お世話になった人⑭

お世話になった人⑭

さて、話の舞台は、中華料理レストランをやめた後、働く事になったホテルのルームサービスでの話になる。その時、長きに渡ってお世話になった人の話をまたしていきたいと思う。

彼女も同じ配膳会社から来ていた。というか元はと言うと、このホテルに来た経緯は私と同じだった。

彼女との出会いは、私がアルバイトとして働いていた中華料理レストランでの事である。その店も、配膳会社からのヘルプ要員を頼りにしていて、レス

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お世話になった人⑬

お世話になった人⑬

さて、幼少期場面緘黙で、理解のない親から散々な目に遭ってきた私ですが、「話さないとだめ」と完全に刷り込まれてしまっていて、本当に自己肯定感の低い、自分に自信のない状態が、高校卒業から、20代を経て、精神を病んで病院を受診するまで続きました。

思い切って飲食業に飛び込んでみた私ですが、私を雇ってくれた「お世話になった人⑥」でお話した人が、面接先のお店の総支配人だった時に、言葉や文章だけでは伝えきれ

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お世話になった人⑤

お世話になった人⑤

ホテル音響の会社時代のお世話になった人についてのお話です。私の部署はホテルの音響制作部という所で、下請け会社が入っていましたが、その中にホテル側の社員が2人いました。

今日はこの2人の社員についてお話します。

1人は私より4つ歳上、もう1人は6つ歳上でした。ホテルは部署ごとに制服があったのですが、私たちの部署や、営業食は自前のスーツ、ネクタイにホテルの名札をつけていました。この社員たちも同じで

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お世話になった人①

お世話になった人①

私は、学業と進路計画の記事でも書いたが、親の価値観をとても強く受けてギリギリまで、大学に行かせようとしていたが、荒んだ家庭環境の中、そういう気持ちにはなれず、専門学校という選択肢を選んだ。

学業もそうだが、性格面でも、親の否定的な圧力が強く、元々場面緘黙であったという事もあり、引っ込み思案で、自己主張をするという事が苦手で、そんな自分にコンプレックスを抱いていた。

幼少期から音楽が好きで、高校

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