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Over30女子バックパックでアジア周遊

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記憶が戻れば更新予定です。目次→https://note.com/atype_pakker/n/n9aa01224e3f1
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2018年3月の記事一覧

ゴー!ゴー!ヘブン!!

ゴー!ゴー!ヘブン!!

2016年10月11日。先日、予行練習をしていたこともあり、私は騙されることなくニューデリーの街を後にし、デリーのインディラ・ガンディー国際空港に無事到着した。

とりあえず、手持ちのお金をできる限りUSドルに両替する。シク教徒の空港職員が淡々と作業を進めている間、周りを見渡していると見覚えのある日本人の男の子の姿が見えた。(あの子見たときあるけど、どこで見た子だろう)そう考えていると両替は終わっ

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インドに入る前と入った後

インドに入る前と入った後

2016年10月10日。
一時帰国はしたが、トータル80日間のインド旅が幕を閉じる。

とはいえ、また来たくなったら戻ってこればいいと思っている。

当初、インド訪問の目的は、「ガンジス川で沐浴」「タージマハル」「民族衣装のサリーを着る」この3つ。(いくら怖くてもこれだけは頑張って達成して来よう)そう心に決めていた。

そして、入国したインド初日。
私は、インド3回目の訪問の日本人女子と一緒だった

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インディアンウソツカナイ

インディアンウソツカナイ

これは、私がインドに入国する前、インドを旅した友達がくれたアドバイスであり、すでにインドを旅した人たちがよく言うセリフである。

インド人に「右に行け」と言われたら"左に行け"。
インド人に「左に行け」と言われたら"右に行け"。

このインド人は全てのインド人を指している訳ではなく、自分から話しかけて注意を引こうとする怪しいインド人を指している。

遂に、私が"騙しのメッカ"だと思っているデリー、

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アツイ

アツイ

初めての海外旅行のことを思い出す。

2012年、当時私は29歳。タイの観光を終え、友達に見送られ、スワンナプーム空港の免税店エリアにいた時のこと。

目の前にいたターバンに民族衣装を纏った男性を見て(本当にこういう人いるんだ、カッコイイ)と衝撃を受けた。

そして、無知な私は、彼らを“中東系”と思い込み、翌翌年の2014年にヨルダンを訪れるまでその間違いに気づかなかった。

私がカッコイイと思っ

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勢いでお泊り

勢いでお泊り

インド・ラジャスターン州に入り、私が最初に訪れたのは"白の街"と呼ばれる「ウダイプル」。

この街に辿り着いたことをSNSにアップしたところ、日本に住むインド人の友達からコメントが投稿された。

「ここは私の故郷です。でも今は引っ越して家族はジャイプルに住んでいます。ジャイプルに行ったら、私の家族があなたを観光に案内したり、ご飯を一緒に食べることができます」と。

この日本に住むインド人の友達だが

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インドを旅した女は強い

インドを旅した女は強い

2014年4月、私は31歳にして初めて、バックパッカーになった。

スタート地点は東南アジア、その後ヨルダンには絶対に行くと決めていた。気持ち次第で、間にほかの国を入れることも考えていたが私はいきなり中東・ヨルダンに入った。インドを経由したかったが、行くのが怖かったからだ。

ヨルダンで知り合った日本人バックパッカーに話を聞くと、ほとんどが東南アジアを経てネパール・インド入りし、そして中東に入って

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西インドに来た理由

西インドに来た理由

アウランガバードを経由し、インド・ブージに到着。
私が西インドに向かっていたのは、ここブージに来るためだったのである。

ブージは、インドのお隣の国パキスタンに近い場所に位置しており、それ故いろんな文化が交じり合っている。

目的の1つは、個性的なファッションの少数民族。
目的の2つめは、ホワイトラン(塩砂漠)である。

まずはブージで評判の良いゲストハウスにチェックインし、"インドのウユニ塩湖"

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マケルナ サイババ

マケルナ サイババ

アウンガラバードからアーメダバードに移動する。

その前に私には気になっている街があった。
ガイドブックの片隅にあった"元祖サイババの街 シールディ"。

サイババのことはよく分からないが、"右を見ても左を見てもサイババであふれている"と書いてあり、ネット情報でも"右を見ても左を見てもサイババ。サイババから逃げられない"と書いてあり(どんな街だよ)と興味津々だった。

シールディは、アウンガラバー

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優しい街

優しい街

インド旅の再開から2週間経ち、いよいよ西インドに入る。

最初の地は「アウンガラバード」。
"アジャンタ"や"エローラ"などの遺跡観光の拠点となる街だ。

【インド・アウンガラバード】
1日目:
グウラターバード(要塞)/ビービー・カ・マクバラー(墓)
2日目:
アジャンタ(寺院)
3日目:
エローラ(寺院)

アウンガラバードの観光1日目、今日は観光地2つを訪問する。

まずはグウラターバードと

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こんにちは、赤ちゃん

南インド・ハンピの大自然に魅了された後は、バーダーミーという石窟遺跡がある小さな村へ。

ここからはいよいよ西インドに向かう。

バーダーミーから西インドに向かうには、ムンバイかハイダラバードという大都市を経由する。

雨期のムンバイは半端なく汚いと聞いたのと、インドに入国する前に見た"スラムドッグ・ミリオネア"のイメージがあり怖かったので、私はハイダラバードを経由しての西インド入りを決めた。

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旅人たちを魅了する村

旅人たちを魅了する村

訪れた旅人は口を揃えていう「ハンピ最高!」と。ある人は言った「ハンピはディズニーランド」だと。

意味が分からない。一体どんなところなんだろう。行って感動しなかったらどうしよう。

期待と不安を抱えながら、インド・ハンピに到着した。

まずハンピに行ったらしたいことがある。洗濯だ!
ここ数日、汚い宿が続き洗濯する気になれなかった。南京虫が付いていたバックパックも全て洗浄したい。

だが、宿のオーナ

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言葉にならない…

言葉にならない…

今日はマイソール郊外の観光拠点となる、ハッサンという街へバスで向かう。

このハッサンという街、日本人バックパッカーがあまり行かないせいか、検索をしても安宿情報を取り上げているブログは1件ぐらいしかなかったので、その値段を参考に250ルピーぐらいの宿を探すことにした。

とりあえず、近くにあった1件に部屋が空いているか聞いてみると「ある」と言う。値段はいくらか聞くと「300ルピー」と言われる。「じ

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君の名は。

君の名は。

怒りに満ちたインド・マドゥライでの滞在。
最後は笑顔でこの地に別れを告げ、ローカルバスでマイソールに向かう。

ローカルバスの予約をしに、前日にバスターミナルへ行ったのだが、その際ある男性に「どこに行くんだ?マイソール?バスの予約はこっちだ!」とついて行ったら、バスターミナルからかなり離れたオフィスに着いた。

(こんなに遠いっておかしくない?)と思い、聞いたバスの金額も相場より高かった。「もっと

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おいこら、金返せ!

おいこら、金返せ!

2016年バックパッカー旅。
最長5カ月は帰国しない予定だったが、インド・ブッダガヤでの出来事により悪い予感がし、わずか2か月半で一時帰国した。

あの時、インドへ行く目的であった「タージ・マハル」「ガンジス川」はクリアしていたのだが、出会う旅人やガイドブックを見ていたら、他にも見たいもの、したいことが増えてしまった。

そのため私は、スリランカでインドビザを取得し戻ってきたのである。

始めの地

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