Atsushi

執筆, 写真, 登山 / 【アンダーアーマー投稿コンテスト】#スポーツが育ててくれた …

Atsushi

執筆, 写真, 登山 / 【アンダーアーマー投稿コンテスト】#スポーツが育ててくれた 優秀賞 / 【OM SYSTEM noteコンテスト】#写真が好き 最終選考作品 / 日記:https://sizu.me/aufhebennn

マガジン

  • 旅とエッセイ

    旅と日常を自由に切り取ったもの。そのときの写真。できるだけやわらかく記したい。

  • 山歩きと自然

    山歩きを中心に、自然で過ごすなかで感じたことを記す。

  • 「生きづらさ」について

    「生きづらさ」に焦点をあてたnote。社会的マイノリティな特性や、無意識のバイアス、ダイバーシティなどについて。

  • 学びと探究

    関心を持ったテーマについて、学んだ記録を残す。人権、哲学思想、自然保護など。

記事一覧

固定された記事

2023年の振り返り「没頭と人間的成熟」「自然資本と環境問題」「マイノリティと人権問題」

雪で覆われた乗鞍高原で過ごす年末。2023年の振り返りもしつつ、今後の人生で達成したい社会課題についても書いてみようと思う。けっこう長いしまじめなnoteです。 2023年…

Atsushi
6か月前
13

靴ひもを結ぶ瞬間

靴ひもを結ぶ瞬間、ひとり静かにワクワクする。 これからはじまる、ちょっとした冒険に対して。 靴ひもを結ぶときというのは、歩くという行為に集中するとき。 適当に歩く…

Atsushi
4日前
9

好きな音楽アーティストマップを作ってみる

好きな音楽が同じだったとき、とてもうれしい。細かい話はできなくても「この曲いいよね」「あのライブ行ってたよ」と、誰かと言い合えるだけで、なぜか満たされた気持ちに…

Atsushi
2週間前
8

プロフィールと好きなこと、やりたいこと

はじめましてのかたに向けて、プロフィールを書いてみる。まとまってはいないが好きを詰め込んでみた。気が向いたら更新する。かも。 ほかにも、身長が高い(185cm)、偏…

Atsushi
2週間前
19

図書館にある安心

今日は梅雨の合間の晴れ日だったので、図書館に足を運んだ。最近は時間があるので週3,4で図書館に行く。読みたい本、理解したいテーマがたくさんある。読めば読むほどこれ…

Atsushi
3週間前
7

能登半島の災害支援、一週間の記録

能登半島地震の災害支援に1週間ほど行ってきた。1月1日の地震発生から長期で支援活動をしている友人の誘いがあり、これは行ったほうがいいなという直感に従い、出発前日に…

Atsushi
3週間前
13

雑文 ~最近聴く音楽とか

文章を読み手に伝えるために考えたりまとめたりする気力はないが「なにか書きたい」という気分のときに吐き出す雑文。 今日の小テーマは、最近聴く音楽、霜降りせいやのYo…

Atsushi
6か月前
5

簡単には共有し得ない感覚があるとき、どうすればいいか

自分が身体障害と向き合っていたとき苦しかったのは、「この自分の身体や心が感じている気持ち悪い感覚をわかってくれる人はいないのではないか」ということだった。 自分…

Atsushi
7か月前
7

最近学んだテーマ、効果的利他主義(Effective Altruism)、近所の地質など

自分は日常的に気になることや調べたこと、それで深まったことなどをひたすらメモに殴り書く。紙のメモに書く場合もあるし、iCloudメモに書くときもある。iCloudのメモは4,…

Atsushi
7か月前
7

なぜ英語を学ぶのは楽しいかを3つの要素に分けて分析する

最近は英語を学ぶのがなかなか楽しい。もともと、TOEICなどの「試験、資格のための英語」も楽しいと思えるタイプだったが、「相手と話すための英語」を学ぶことはもっと楽…

Atsushi
8か月前
7

風邪で暇なので書く雑文、最近考えていること

5泊6日の長旅、鳥取から京都までのロングトレイルを終えて風邪を引いてしまった。症状は軽いので、横になったりゆっくりしながらボーッとしている。 いつも文章を書くとき…

Atsushi
8か月前
10

身体が思い通りに動くよろこび、そして動かなくなっても

日常において自分は健常者だが、スポーツにおいては障がいを持っていた。 15年間の卓球漬け生活のなかで、「身体が思い通りに動かない」という大きな壁が、常に目の前に立…

Atsushi
9か月前
9

サーキュラーエコノミーについてのメモ ~「捨てる」という選択肢をなくす~

サーキュラーエコノミー(循環型経済)について、以下の書籍と資料を読んだメモを記す。取り組みの具体例などはあまり挙げず、最後の参考資料にまとめ、重要なキーワードや概…

Atsushi
9か月前
9

カメラ遊びと、その洗練された魅力について

一眼ミラーレスのカメラを買って四年ぐらい経ち、一番と言っていいほど美しく撮れた写真。 月明かりに照らされる乗鞍岳。空には星が広がり、池はリフレクションする。一瞬…

Atsushi
9か月前
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偏食と「自分のせい」について

自分は幼少期から10代までかなりの偏食だった。野菜はほぼすべて食べられないので、小学校6年間の給食は完食したことがない。毎日片付けの時間にしれっと残すか、何でも食…

Atsushi
10か月前
7

将棋とフロー状態について ~なぜ没頭できるか~

将棋を指していると、時間も何もかも忘れて、行為に没頭している瞬間が多くある。日々の悩みや憂いなどはすべて頭から締め出されて、ただ「最善の一手はなにか」ということ…

Atsushi
11か月前
20
固定された記事

2023年の振り返り「没頭と人間的成熟」「自然資本と環境問題」「マイノリティと人権問題」

雪で覆われた乗鞍高原で過ごす年末。2023年の振り返りもしつつ、今後の人生で達成したい社会課題についても書いてみようと思う。けっこう長いしまじめなnoteです。 2023年の振り返り ~生活と遊びを深める~今の自身の生活がよいものかどうか判断するときに、自分が重要な指標にしているのは、「没頭」と「人間的成熟」という2つの側面。これら2つが達成されていれば、自分は生活に満足して心身豊かに毎日を過ごせる。 「没頭」という観点から2023年を見ると、非常に遊びを深められた一年だ

靴ひもを結ぶ瞬間

靴ひもを結ぶ瞬間、ひとり静かにワクワクする。 これからはじまる、ちょっとした冒険に対して。 靴ひもを結ぶときというのは、歩くという行為に集中するとき。 適当に歩くときには結ばない、また元気がないと結ぶ機会も少ない。 靴ひもを結ぶという行為は、自分の調子が良いことを示す。 身体を動かしたい、自由に歩き回りたい。 つま先からひとつずつ、足に合うように結んでいく。 儀式のように、楽しんで戻ってこれるようにと想いながら。 靴ひもを結びながら、今日が始まることを喜ぶ。

好きな音楽アーティストマップを作ってみる

好きな音楽が同じだったとき、とてもうれしい。細かい話はできなくても「この曲いいよね」「あのライブ行ってたよ」と、誰かと言い合えるだけで、なぜか満たされた気持ちになる。 でも、好きな音楽を共有するのってけっこうむずかしい。名前を出してみても知ってるかわからないし、聴いてもらうのも気が引けるし。 ということで、「好きな音楽アーティストマップ」を作ってみる。このnoteでざっくり「好き」を晒しておいて、見てくれたかたの「好き」が、同じか近いジャンルが好きであれば、やったーという

プロフィールと好きなこと、やりたいこと

はじめましてのかたに向けて、プロフィールを書いてみる。まとまってはいないが好きを詰め込んでみた。気が向いたら更新する。かも。 ほかにも、身長が高い(185cm)、偏食ぎみ(日々克服中)、農業やりたい、屋久島いきたい、などいろいろあるが、このへんで。 Instagramには、撮った写真や日常をけっこうあげているので、よければみてください。 noteでは、だいたい以下のようなテーマで書いています。リンク押すと、テーマごとにいくつかの記事に飛べます。 noteを書くときに意

図書館にある安心

今日は梅雨の合間の晴れ日だったので、図書館に足を運んだ。最近は時間があるので週3,4で図書館に行く。読みたい本、理解したいテーマがたくさんある。読めば読むほどこれは広がっていく。 図書館にいると、どこか安心する気持ちになる。本棚と本棚に囲まれて、秘密基地のような自分だけの空間になる。周りにも本好きの老若男女がいて、自分では手に取らないような本を手にしている。 気になった本を開いて、自分のなかにある世界が広がることは、ザラついた感情を少しばかりほぐしてくれる。 この言葉に

能登半島の災害支援、一週間の記録

能登半島地震の災害支援に1週間ほど行ってきた。1月1日の地震発生から長期で支援活動をしている友人の誘いがあり、これは行ったほうがいいなという直感に従い、出発前日に行くことが決まった。6,7時間の車移動を経て、能登半島に着いた。 今回、現地の写真や詳しい情報などはとくに載せないので、参加した以下の災害支援団体のSNSを見てみてください。現地の様子がたくさん載っています。 活動拠点に毎日ボランティアが30人ぐらい集まり、4,5チームに分かれて支援場所に向かう。自分が担当したの

雑文 ~最近聴く音楽とか

文章を読み手に伝えるために考えたりまとめたりする気力はないが「なにか書きたい」という気分のときに吐き出す雑文。 今日の小テーマは、最近聴く音楽、霜降りせいやのYoutubeおもしろい、お菓子摂取量からみる気分推定、の3つ。 はじめに、最近聴く音楽について。 激しめでアップテンポなロックサウンドをメインに聴いてきた数年だったが、最近はミドルテンポな曲もハマるようになってきた。 アジカン、indigo la End、Vaundy、the HIATUS、最近はこの辺りをループ

簡単には共有し得ない感覚があるとき、どうすればいいか

自分が身体障害と向き合っていたとき苦しかったのは、「この自分の身体や心が感じている気持ち悪い感覚をわかってくれる人はいないのではないか」ということだった。 自分の感覚をいくら説明したとしても、相手が完全に同じ体験をするわけではない。理解しにくい感覚であるほど「わかってもらえた」と思えることは少なく、むしろ孤独感を強めることもある。 このように他者に共有するのが容易ではない感覚で苦しみを持つとき、どうすればいいのか。そして自分には到底感じ得ることができない感覚を他者が持つと

最近学んだテーマ、効果的利他主義(Effective Altruism)、近所の地質など

自分は日常的に気になることや調べたこと、それで深まったことなどをひたすらメモに殴り書く。紙のメモに書く場合もあるし、iCloudメモに書くときもある。iCloudのメモは4,5年間で5000件以上溜まっている。 文章にできるほど思考が整理されていないが、最近学んで感じたことなどをザッと書こうと思う。そのとき興味のあることを残しておくのは大事だし、近い関心を持っている人がいたら嬉しいし。 効果的利他主義(Effective Altruism)効果的利他主義(Effectiv

なぜ英語を学ぶのは楽しいかを3つの要素に分けて分析する

最近は英語を学ぶのがなかなか楽しい。もともと、TOEICなどの「試験、資格のための英語」も楽しいと思えるタイプだったが、「相手と話すための英語」を学ぶことはもっと楽しい。 そこで、英語をはじめとした言語を学ぶのはなぜ楽しいのか。これを自分なりに3つの要素に分けて分析してみる。 1.先入観なく話すことができるので楽しい日本人と話すとき、はじめましてだとしても、「日本での当たり前」を共通項として会話することがよくある。「これはこういうものだよね」という概念が、意識できないとこ

風邪で暇なので書く雑文、最近考えていること

5泊6日の長旅、鳥取から京都までのロングトレイルを終えて風邪を引いてしまった。症状は軽いので、横になったりゆっくりしながらボーッとしている。 いつも文章を書くときは、書きたいテーマ、伝えたい内容を考えてから、読みやすいように全体の構造を意識しながら書くが、今日は適当につづる。 また、自分が文章を書き始めたきっかけは、考えていることの整理だったり、友人と口頭で話すには難しい内容をじっくり書くため。 また、自分がかなり幅広く興味を持つタイプなので、親しい友人や新しく知り合っ

身体が思い通りに動くよろこび、そして動かなくなっても

日常において自分は健常者だが、スポーツにおいては障がいを持っていた。 15年間の卓球漬け生活のなかで、「身体が思い通りに動かない」という大きな壁が、常に目の前に立ちはだかっていた。 当たり前にできていた動作が突然できなくなる、というのは理解が追いつかないほど衝撃的で、自身の努力でどうこうできる問題では無いと悟ったときの絶望感はすさまじいものがある。 スポーツで見られるイップスや、音楽などで見られるジストニアには、意識とは関係なく、身体が意図していない動きや硬直をする症状

サーキュラーエコノミーについてのメモ ~「捨てる」という選択肢をなくす~

サーキュラーエコノミー(循環型経済)について、以下の書籍と資料を読んだメモを記す。取り組みの具体例などはあまり挙げず、最後の参考資料にまとめ、重要なキーワードや概念、感じたことなどをメモしていく。 廃棄を出さない仕組み ~ 「捨てる」という選択肢をなくす ~サーキュラーエコノミー(循環型経済)とは、資源を半永久的に活用し続けて廃棄を出さないという考え方。 まず第一に「地球の資源には上限がある」という前提に立つ、ということ。言葉にすると当たり前すぎるが、食料や資源が尽きると

カメラ遊びと、その洗練された魅力について

一眼ミラーレスのカメラを買って四年ぐらい経ち、一番と言っていいほど美しく撮れた写真。 月明かりに照らされる乗鞍岳。空には星が広がり、池はリフレクションする。一瞬だけ池が霧に包まれて、違う世界のような空間が広がる。 最近はよくカメラを使って遊ぶ。 良い写真が撮れたときは、それだけで一日に満足して、他に何もいらないと思えるぐらい、カメラ遊びには引き込まれる魅力がある。 これまで、自分のいろいろな関心事を文章にしてきたが、カメラに焦点を当てて書いたことはない。このnoteで、自

偏食と「自分のせい」について

自分は幼少期から10代までかなりの偏食だった。野菜はほぼすべて食べられないので、小学校6年間の給食は完食したことがない。毎日片付けの時間にしれっと残すか、何でも食べてくれるクラスメートがいるととてもありがたかった。 今朝、発達障害のある子どもは偏食であることが多いという記事を見て、自分も食生活で苦労した経験がいろいろあるので、文章を書いてみようと思った。 「食べたくない」のではなく「食べられない」偏食の人は必ず言われたことがある、「何で食べないの?」「好き嫌いせず食べなさ

将棋とフロー状態について ~なぜ没頭できるか~

将棋を指していると、時間も何もかも忘れて、行為に没頭している瞬間が多くある。日々の悩みや憂いなどはすべて頭から締め出されて、ただ「最善の一手はなにか」ということしか考えていない。それが一局を終えるまで数十分続く。 この没頭感覚はフロー状態と言われるものに近い。 フロー状態の難しさフロー状態というのは簡単に入れるものではない。フローにはいくつかの条件がある。目標が明確であり、自分の最大限の能力を発揮すれば達成できるかどうかの難易度であり、自分の最大の関心ごとである必要がある