高熱から微熱へ、それから
雨に打たれて濡れたからだが、空気に触れてじわじわ体温が下がっていく。
熱くなっていたせいか、その落差に心臓が早鐘を打つような、脳がずしんと重くなるような感覚。
私の対人関係はいつも、熱しやすく、そして冷めにくい。
ただ、永遠に下がらない訳でもないから、体温調節が苦手な私はいつも
下がりそうになる体温に焦って、どこかで無理をしてしまう。
失うことが怖くて、捨てられることが怖くて、
誰かから、大事な相手から、「もういいよ」と突き放されることばかり考えてしまう。
最初から考えてい