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嫉妬の経過観察

私は俗に言うメンヘラとか地雷とかいうタイプの人間です。
人に依存して、期待して、結果その人への熱量が重たくなってしまう。
人との距離感がおかしくて、気付けばいつもそうなっている。
どうしてそうなってしまうのか。
考えてもよく分からない。自分がそういう性質だと
気付いたけれど変え方が分からない。変わるべきものなのかも正直、よくわからない。

今まで付き合ってきた恋人には、親しい異性の友人がいなかった。
男友達を優先されすぎて喧嘩したことはあるけれど
女友達がいて嫉妬することは無かった。
私にも男友達はいるし、友達は大事だと思う。
だから自分はそういうタイプだと思っていた。
恋人の交友関係に嫉妬しない、割り切って考えられる性格なのだと。そう。

でも違いました。
共通の友人でも、異性とふたりで話すことに疎外感や寂しさを感じた。
自分の心が不安定で、弱っている時期でもあったから余計に強く、そう思いました。
あぁ、めんどくさい。
自分は今、とてつもなくめんどくさい人間になったなと思いました。
嫉妬なんてハイカロリーでローリターンな感情、要らないのに。
本当は笑顔でみんなで遊んでいたいのに。
それなのに私の心から、どす黒い感情は消えませんでした。

そして、溜め込むことが苦しくて彼にぶつけてしまった。
本当は何も言いたくなかった。
めんどくさくなりたくなかったし、なにより相手を尊重したかった。
縛ったり、制限したくなかった。
でも、だめで。
吐き出して、こじらせて、制限した。
あぁ、めんどくさい女だな。自己嫌悪。
そういう負のスパイラルに呑み込まれました。

でも一ヶ月、そういう感じで過ごしてみて思ったのは虚しさでした。
そして、その一ヶ月の間に彼が私にたくさん時間と気持ちを割いてくれて
少し大きめの喧嘩もしたりして
気持ちを言葉にすること、
「察して欲しい」をやめようという意識をお互いに持とうねって確認して
段々と気持ちが落ち着いていきました。

来月から会える時間が減るし、私は環境が大きく変化します。
もしかしたらまた不安定になって彼を振り回したり
不安になって拗らせたりもするかもしれない。
絶対に大丈夫、とはならないのがね
面倒で、申し訳ないところなのですが
「かまって」「さみしい」「仲間に入れて」と
声に、言葉に、出すことにしました。
今まではそれが、迷惑だと思って言えなかったけれど
それをやってみて、次はどうなるか
経過観察はまだまだ続きそうです。

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