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スナックが好き。

私は時々無性にスナックに行きたくなります。

20代後半で初めてお酒を飲み始めましたが、デビューが遅かったせいか飲み方も遊び方もよくわからず。
最初は居酒屋で友人と飲んで帰る、くらいで
お酒は友達とワイワイ飲むためのおまけ、みたいな感じだったんですけど
29のとき、たまたまネットの友人に連れていってもらったのが会員制のBARでした。

BARといってもカラオケもあるし多分あれはスナックだったなぁ、と今になれば思います。
そこのママさんとの出会いが私の「呑み感」をガラッと変えてくれました。

話を聞いてくれる心地よい空間と感じたことの無い非日常に、当時思いっきりハマってしまいまして
毎週末、開店から朝までそのエリアで飲むような生活を送っていました。
そこで新しく出会った友人たちとのさっぱりした付き合い方も魅力的で
ひとりで飲みのエリアに出たら、誰かしらがお店で飲んでいて合流。
何軒かハシゴして帰りたくなったら帰る、というような付き合いが新鮮で
友人関係に悩みやすい私にはとても楽なものでした。

ママさんや店の女の子とも仲良くなったけれど
それは段々と生活を圧迫する出費になっていきました。
当時の私はパートで働いている実家暮らしの女だったので、そんなにお金もなく
無理して飲むことも少なくありませんでした。

それを見兼ねたママさんが言ってくれた言葉が私にはすごく響いて、ハッとしたのを覚えています。

コロナ禍になるまではちょくちょく飲みに出ていたけれど
コロナ禍で一気にそういうこともなくなって、家で飲むことが増えて、忘れていた。
スナックで気軽に、喋りたいことを喋りながら過ごす空間の心地良さを。

最近また、彼と一緒に何軒か行く機会があって
とても素敵なママさんがいるお店を見つけた。
そこに頻繁に通うつもりはないけれど、また息抜きに行けたらいいなーと思います。
彼は少し、スナックでの私に驚き?というか寂しさを感じたみたいだけど
普段二人きりで過ごすことが多いので、自分以外に話す私は珍しいんじゃないかなーと思っています。
誰とどんなふうに話していても私は私なんですけどね!笑。


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