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采
2019年6月4日 23:59
「殺されても仕方がない人間なんていない」こんなにも当たり前のことを声高に主張しなければならないほど、いまこの国には、ナチス式の「優生思想」が蔓延しているように思います。かつて、ヒトラー率いるナチスドイツが行なった「ホロコースト」政策によって罪のないユダヤ人や障害者をはじめ、多くの人が「ドイツ民族を優れた民族にする」ために殺されていきました。現代の視点で考えれば、このような行為は倫理的に考
2019年6月3日 19:41
私たちは「迷惑」とされたら死ななければならないのでしょうか。最近、やたらと広がっている「迷惑」言説を命の問題に絡めて考えてみました。安楽死のこと昨夜放送されたNHKスペシャル「彼女は安楽死を選んだ」が話題となっています。とある日本人の女性がスイスで安楽死をするまでを追いかけたドキュメンタリーです。安楽死について語ることは本当に難しいです。「死」というものが、私たちが人生を終える最後の最後
2019年5月6日 23:42
「正確」であっても、「正しくない」と言えるものは世の中にたくさんあると思います。「正確」とは、一般的に次のように説明されます。正しく確かなこと。事実と合っていて少しもまちがいのないこと。また、そのさま。対して、「正しい」は大きく分けて3つの意味があります。その中には、前述の「正確」と同じような意味もあります。道理にかなっている。事実に合っている。正確である。一方で、規律や道徳的
2019年4月25日 23:54
このようなニュースが飛び込んできました。昨年の秋に「優生思想」について調べていたこともあり、非常に印象的でした。旧優生保護法下で不妊手術を強いられた障害者らに「一時金」を支給する議員立法の救済法が24日、参院本会議で可決、成立した。終戦直後の1948年に施行され、強制不妊などの条文を削除した96年の母体保護法への改定も経て、70年余。「歴史的な一歩だ」「もっと改善して」「一人も取り残さない救済
2019年4月7日 14:04
久しぶりにいい記事を読んだ。安倍内閣は「偽装内閣」とも言うべき状況なのに、なぜ延命し続けるのか、政治学者の片山杜秀氏の論考が紹介されている。少し長いが、引用させて頂きたい。 平和な時代には話し合いと調整の余裕があります。ところが、現在の日本は違うと多くの人たちが認識している。内閣官房の強大化が受け入れられている理由も、ここにあるのではないでしょうか。つまり、現在の日本は非常時に直面していると捉