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偶然が必然に変わる時(52)マリア様の話
「亜人夢さん、これが本物のマリア様よ、、、」とケースの蓋を優しく開けてくれた。
「お〜っ!こ、これが、、、」と一瞬胸が熱くなりマリア様の優しいエネルギーが僕を包んでくれた。
そして、「HMさん、本当にこのマリア様は○原さんの"折り鶴"と同じ"戦争の無い平和な世界が続いて欲しい"と言う願いが込めらているのですね!」と、
感じたままの意見を言うと「そうなの、恵子さんもたぶん亜人夢さんと同じ様に
偶然が必然に変わる時(51)マリア様の話
「へ〜っ!そんな事があったのですか?」
「そうなの、でも最初〇原さんは"お婆さん、そんな大切な物を僕が預かるわけにはいけませんよ!"と、お断りをしていたのだけど、
お婆さんが"私は、もうこんな歳になって、 これから先何年も生きられるかわからないし、〇原さんの"折り鶴"に込められた歌の為にもこのマリア様を是非そばに置いてやって頂けないでしょうか、、、"と、
あまりにも強くおっしゃるので"お婆さ
偶然が必然に変わる時(50)・・マリア編
「凄いですね!」
「今はお陰様で、ある程度大きな会場でコンサートが出来る様になったけど、最初の頃はその人のお家で10人くらいのお客様の中で歌ったりしていたの、、、」
「へーっ!そんな時代もあったのですね!」
「ある時は末期ガンの方が入院している病院の中で歌ったり、刑務所なんかにも行ったりしてたのよ!」
「そうですか、、、」
「そうなの、〇原さんの時代は反戦歌や平和をスローガンにしたフォー
偶然が必然に変わる時(49)・・マリア編
さて、いよいよHMさんと会う当日、約束の時間より10分程早く新大久保駅に着いた僕は、会社に用があったのでバッグから携帯を取り出して話をしていると、前方から帽子とメガネをかけた女性が手を振りながら、こっちに歩いて来るのが見えた。
その瞬間「あっー!HMさんだ!」と、直ぐにわかったので携帯を耳に当てたまま会釈をしながら手短にスタッフに用件を伝え急いで電話を切った。
そして、携帯を急いでバッグに入れ
偶然が必然に変わる時(48)・・NY編
「はい、もし気になるのでしたらお友達の連絡先を教えますから、直接会って色々と聞かれた方が良いんじゃないですか?」
「えっ!良いんですか?」
「もちろん!だってマリア様に呼ばれたのですから、、、じゃ、あなた書くモノ持ってる?」とオーナーが不意に言ってきたので
「あっ、は、はい、、、」と急いでバッグからペンとノートを取り出し
「はい、お願いしますー!」と返事をすると
「連絡先は東京03の◯◯
偶然が必然に変わる時(47)・・NY編
するとそこには一枚のマリア様の写真が飾られていて、その上には幾つかの天使のオブジェが糸で吊るされて飛んでいた。
それは、まるで祭壇のようにレイアウトされていて、その場所だけ全く空気感が違った。
そして、武藤くんの言う凄いエネルギーというのは、そのマリア様の写真から出ている波動で、さっきのショーウインドウの水晶よりも数段強いものだった。
「おーーっ!武藤くん、このマリア様凄いエネルギーだねー!
偶然が必然に変わる時(46)・・NY編
しかも母にとってはこれが初めての海外旅行で、その行き先がいきなりニューヨークとは和歌山の田舎町では親戚一同も近所のおばちゃん達もビックリだった。
そんなお婆さんの助言から、母と一緒にニューヨークに来るとは夢にも思ってもいなかったが今となって思うと母が認知症になる前に三人で良い思い出を作っておきなさいと言う、お婆さんの優しい配慮だったのかも知れない。
朝早く起きて、まだ人影の少ないセントラルパー
偶然が必然に変わる時(45)・・NY編
さてさて、「ニューヨークのチャイナタウンのお婆さんの話はどうなったのー!」という声がそろそろ聞こえてきそうなので、この辺で話を元に戻しますねー♪
.............................................................................................................で、チャイナタウンのお婆さんの占いも
偶然が必然に変わる時(44)・占いの話
そして、僕が今一番悩んでいた今後の方向性についても的確なアドバイスをして貰う事が出来た。
「H先生、今日は本当に来て良かったです!ありがとうございました、、、それにしても算命学って凄いですねー!」とお礼を言うと
「いえいえ、僕もこの算命学と出会ってから、かれこれ40年程になりますが、とっても奥が深い占いなんですよね、、、でも、ここ10年程前から何となく理解する事が出来る様になりましてね!」と算
偶然が必然に変わる時(43)・占いの話
「へーっ!それで2年待ちの先生はどうだったのですか?」
「うん、半分くらいは当たってるところもあったけど
今いち腑に落ちないアドバイスだったのでちょっと残念だったけどね、、、」
「2年も待ったのにですか?」
「うん、でもそれはそれで全然後悔はしていないし、あの時はそういうタイミングだったのだと納得できるしね、、、占いもその先生との相性もあるし、毎回当たるわけじゃないしねー(笑」
「なるほど
偶然が必然に変わる時(42)・・NY編
この神秘十字線は日本でもチベットでも殆んど同じ意味を持つ手相でスピリチュアルな人に良くある手相だという事も分かった。
確かに僕は、今までにも大きな事故を2回起こしているけど、不思議とかすり傷程度で助かっているし、
そして、歳と共にご先祖様に守られていると言う事も何となく分かってきたので、あながちこの神秘十字線の意味は間違ってないのかもしれないと思った。
そんな手相占いを20分程した後、お婆さ
偶然が必然に変わる時(41)・・NY編
「武藤さん、ゴメンなさいね、、、何か辛い話をさせちゃって、、、」と、頭を下げると
「いえいえ、全然気にしないで下さい!これも僕の運命と受け入れていますからー♪」と、
笑いながら言ってくれたので少し気が楽になったが、人の運命って本当に一寸先の事は、わからないものだとつくづく思った。
そんな過去を持つ武藤さんだったが、持ち前の明るさと、超ポジティブな生き方に感銘を受けた僕はすっかり武藤さんと仲良
偶然が必然に変わる時(40)・・NY編
そして、運良く仕事との調整も上手くいき3ケ月後には念願のニューヨークに到着しマンハッタンの街を武藤さんと仲良く一緒に歩いているのだから本当に人生と言うのは面白いと思う。
当時、武藤さんは僕より10歳程年下で一番最初に会ったのはケネディー空港まで僕を迎えに来てくれた時だった。
武藤さんはイメージしていたよりも小柄で、電話で聞いていた通り見た目は一見ハーフぽっくって二世に見える顔立ちをしていた。
偶然が必然に変わる時(39)・・NY編
「それにしてもラッキーな流れが続いたのですね!」
「そうですかね、たまたまかもしれないですけどね、、、」
「いやぁ、鈴木さん、それはたまたまじゃなくて、きっと鈴木さんは運が良いんですよー!実はチャイナタウンにも不思議なお婆さんがいるんですけどね、、、」
「えっ?中国人の?」
「いえ、その方はチベット人なんですけど、ダライ・ラマと幼なじみで、今でも親交があるみたいで、、、」
「えーっ!あの
偶然が必然に変わる時(38)・・NY編
「そうですよね、、、確かにFAXだけの売り込みだけだと新規の取引は難しいですもんね!」
「はい。」
「ところで、武藤さんはずっと靴のシッパーをやっているのですか?」*シッパー(shipper)輸出業者の意味。
「いえ、本来は観光客等の通訳をメインでやっているのですが、それだけだと厳しいので、最近この仕事を始めまして、、、」
「えーっ!武藤さんもまだ日が浅いのですね?」
「はい、、、」
偶然が必然に変わる時(37)・・NY編
ニューヨークと日本の時差は13時間なので、向こうは夜の9時過ぎだったがまぁ、良いか、、、」と、こっちの都合で電話を入れてみた。
「トゥー、トゥー、、トゥーー、」と海外電話独特の呼び出し音が何回か聞こえた後「hello?」と男の声が聞こえてきたので
「あっ、ハ、ハローッ!」と取り敢えず返事を返したが英語が話せないので、「こ、こんばんは、、」と挨拶をすると「日本の方ですか?」と日本語で返ってきた。