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偶然が必然に変わる時(52)マリア様の話

 「亜人夢さん、これが本物のマリア様よ、、、」とケースの蓋を優しく開けてくれた。

「お〜っ!こ、これが、、、」と一瞬胸が熱くなりマリア様の優しいエネルギーが僕を包んでくれた。

そして、「HMさん、本当にこのマリア様は○原さんの"折り鶴"と同じ"戦争の無い平和な世界が続いて欲しい"と言う願いが込めらているのですね!」と、

感じたままの意見を言うと「そうなの、恵子さんもたぶん亜人夢さんと同じ様に感じられたと思うのよね、、、

だからこのマリア様が"来るべきところに来たわね"と言ったのだと思うの、、、」

「あ〜っ!なるほど、、、偶然ではなく必然だったという事ですよね?」

「そう、この世で起きる事の全ては必然で、起きるべきタイミングは遅くもなく早くもなく、完璧なタイミングでやってくるのよね!」

「いゃ〜、本当に僕もそう思います。今日のこのHMさんとの出会いも、全てのタイミングが完璧に合っていたからこそ出会えたのであって、何一つ偶然は無かったのだと思います!」

「亜人夢さん、本当に運命って面白いわね、、、」

「はい、僕もこれまで色んな人達との出会があって、ここまでやってこれたけれど、誰一人欠けていても今の僕の人生は成り立っていないし、今日もこうしてHMさんにお会い出来ていなかったと思います!」

「亜人夢さん、こちらこそ今日は色んなお話がたくさん出来て楽しかったわ!また、こちらに来られた時はいつでも立ち寄って下さいね!」

「ありがとうございます!タイミングが合えば、いつか○原さんのコンサートにも是非行ってみたいですね。」

「あっ!そうそう、そう言えば亜人夢さん来月の◯月◯日に和歌山の◯◯中学って言うところに行く事になっているんだけど、亜人夢さんの住んでるところから近いの?」

「えっ〜!そうなんですか?◯◯町の◯◯中学なら車で3〜40分くらいです行けますよ!」

「えっ!そうなの?」

「はい、ちょうどその日だと出張も無いので行けますよ〜!」

「あらっ!本当?またタイミングがバッチリ合ったわね〜笑」

「そうですね、完璧です〜♪」

「じゃ、亜人夢さん、コンサートの詳しい内容は後で郵送で送っておくわね!」

「はい、ありがとうございます!」と、マリア様がきっかけで初めて会ったHMさんとの会話からこんな展開になってしまった。

そして、この一カ月後にはHMさんと和歌山の◯◯中学校の体育館で再会し 念願の○原さんともお会いする事が出来た。

そして生まれて初めて歌を聞いて涙が止まらなかったという経験をするのだから本当に運命というのは摩訶不思議で面白いと思う。

こうして、この一枚のマリア様の写真から繋がったHMさんとのご縁は20年近く経った今も続いていて東京出張のタイミングが合えば○原さんのコンサートにも足を運ばせて頂いている。



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