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偶然が必然に変わる時(45)・・NY編

さてさて、「ニューヨークのチャイナタウンのお婆さんの話はどうなったのー!」という声がそろそろ聞こえてきそうなので、この辺で話を元に戻しますねー♪
.............................................................................................................で、チャイナタウンのお婆さんの占いも算命学と同じ様に生年月日を基盤にして占う方法だったが

算命学の様なバイオリズムの話は無く、途中からお婆さんの霊的なメッセージも、ところどころに入ったお婆さん独特の占いだった。

この時も「あんたは、大器晩成だね!」と言い

「あんたは、いつも亡くなったお婆さんに見守られているね!」

と、インドで占って貰った"アガスティアの葉"の館の先生と同じ事を言った。

そして、「あんたの今生の使命は、この自分の経験を通して人々に、人は輪廻転生を繰り返しながら魂を進化させる為に生まれてきたのだと言う事を説き、愛を学ぶ為にこの世に生まれてきたのだと言う事を伝えていきなさい!」

と、僕の両手を強く握りながら宇宙意識からくるメッセージを色々と話してくれた。

「えーっ?僕は洋服屋だよ!そんな宗教家みたいな使命は嫌だよー!」って心の中で叫びながらも、

「やはり、後半の人生は、そっちの方に行かなければいけないんだ、、、」と、妙に納得する自分がいた。

それからお婆さんは「あんたのお母さんは、このままだと認知症になるので気をつけた方が良いね!」と全く予期していなかった母へのメッセージが降りてきた。

「えっ?母が認知症に、、、」と通訳をしてくれている武藤君に首を傾げた。

何故なら、この時母はまだ67〜8歳でとっても元気で認知症の気配等全く無かったからだ。

なので、その時は「えーっ!変な事を言うお婆さんだなー!」と思っていたのだが、あれから20年程経ち現在89歳になってしまった母は、お婆さんの予言通り3年程前から認知症の兆候が出てきて現在グループホームに入所している。

そして、お婆さんは、「もし、こっちに来れる様だったらお母さんを一度連れて来なさい!」と助言を頂いた。

その時「もしかすると、お婆さんは認知症を治してくれるのでは?」と思ったので、早速日本に帰ってから「ニューヨークで世話になってるお婆さんがいるので、、、」と、認知症の話は内緒にして何とか上手く母をニューヨークに連れて行く事が出来た。

この時は僕のカミさんも一緒で三人で旅行をすると言うのは初めての事で、まして母と一緒に旅行をするなんて言うのは小学校の時以来の三十年ぶりの事だった、、つづく。


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