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むさしの写真帖

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「写真っていうのはねぇ。いい被写体が来たっ、て思ってからカメラ向けたらもう遅いんですよ。その場の空気に自分が溶け込めば、二、三秒前に来るのがわかるんですよ。その二、三秒のあいだに…
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#フィルム

むさしの写真帖

むさしの写真帖

古いデジカメについて書いています。
ただしこれらの記事は2018年前後のものであるので、カメラのほとんどは手許にないのをご承知おきください。

追記: ネタが尽きたので写真、カメラにまつわること。またアラカンおじさんの日常について書いたりします。(2023年霜月朔日)

ローライ レトロ100

ローライ レトロ100

カメラはフジカ35EE。
このカメラに付属するレンズは傑作だと思う。
解像感(解像度とは違う)といい立体感といい、フジの気合が感じられる。
独創的な使用感だが創意工夫が感じられ、慣れればどうということでもない。
難点は、ややブサイクなところか。

Rollei Retro100について。

現像はD-76を1:3で希釈したもので行う。
25℃で11分。
やや感度不足のきらいがあるが、個人的には過現

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真面目に書く(2011年11月20日)

真面目に書く(2011年11月20日)

当たり前の話だけどもデジタルとフィルムでは、こうしてブログにアップするだけでも随分手間が違う。
デジタルはRAWで撮る時とJPEGそのままの時があって、どちらも一応は画像処理ソフトを通すが、その行程はトーンを整えたりするだけというのがほとんど。気まぐれで大幅に弄ったりはするが、後で眺めると、ちょっと赤面ものだったりする。
フィルムは相当な時間がかかる。
撮り終えたフィルムを現像するところから始まる

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十二葉の日記〜Rolleiflex Standerd

十二葉の日記〜Rolleiflex Standerd

古い写真を見ている。
2013年には前年からの京都での仕事が続いていて、週に何度も通っていたのが写真から分かる。
3月11日には時間を作りカメラを下げて歩いたようだ。
カメラはローライフレックス・スタンダード。
120mmフィルムなので枚数は12枚。
12枚だけの散歩だ。

スタンダードは実に古いカメラだ。
1932年というから、ぼくの母親よりも年上だ。
写真は2013年だから、ぼくのは後期と思わ

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lomography

lomography

LOMO LC-A

LC-Aをトイカメラのジャンルに入れていいんだろうか。
このカメラで撮れる写真はいたく「ちゃんとしてる」ので「トイ」という形容詞は当てはまらない気がする。

ロシアのカメラだが、ぼくが持っていたのはどこで作られたものか分からない。
というのは、このLC-Aは数奇な運命を辿っているからだ。

このカメラは他のロシアカメラの例に漏れず、モデルになった機種が存在する。
それがR-D

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Minox

Minox

Minoxをご存知か

ミノックスは実に小さい。
チューインクガムの少し大きいくらい、といえばその大きさを想像してもらえるだろうか。
ひょんなことからⅢsというのを手に入れて、それからLXというのも手に入れる。

このカメラを普通に使うのには多少の面倒を背負い込むことになる。
それを面白がるタイプの人なら、このカメラはもしかしたら一生の伴侶になるかも知れない。

8×11

たいへんに小さいカメラ

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フジフイルムCARDIA mini TIARA

フジフイルムCARDIA mini TIARA

TIARAだけだと思ってたよ

これもフィルムのコンパクトカメラだ。
ぼくは何台もカメラを使っては売り、新しい(中古の)カメラを買うというのを繰り返してきたが、あまりに台数が多くていつどこで買ったのか忘れてしまっていることが多い。
残念ながらこのカメラもそうであって、2010年くらいに使っていたのは間違いないが、購入した経緯はすっかり忘れてしまっている。

このカメラの名前、こうして記事にするため

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沖縄〜キヤノン7

沖縄〜キヤノン7

もう10年以上前になってしまうが、娘が中学に入るときに沖縄へ行った。
コンパクトデジカメに、キヤノン7というレンジファインダーカメラ(サムネイルはそのデジカメで撮った首里城)
レンズは50mm f/1.4だけ。フィルムはトライXを数本。

カメラの写真を撮ることがあまりないのでキヤノン7の写真も見つからなかったが(出てきたら追加します)

精度の怪しい露出計(でもネガなら大丈夫)も付いていたし、こ

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Robot Ⅱa

Robot Ⅱa

またもや小さいのを。

24×24

このカメラは少し異端である。
使うフィルムは通常の35mmフィルムだけども、24mm×24mmのロボット判と呼ばれるサイズの正方形の写真になる。
最初のⅠ型は1934年に発売された。
ドイツ製である。

スプリングによるモータードライブを内蔵していて、Ⅰ型では一度のスプリング巻き上げで24枚の連続撮影だったが、Ⅱ型になってからは48枚の連続撮影が可能になった。

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10年くらい前

10年くらい前

自家現像

これらの写真が2013年だからその時期だと思うけれど、その前からモノクロフィルムは自分で現像していた。
カラーもできなくはなかったが薬剤も高価だったし(ナニワカラーキットだっけ?)またプリントともなると自分では難しかったのでモノクロだけ。
まぁ撮るのもモノクロがほとんどだったから、それでよかったのだ。

プリントまで持っていくことは稀になっていて、スキャナーでフォトストックのサイトにア

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