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むさしの写真帖

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「写真っていうのはねぇ。いい被写体が来たっ、て思ってからカメラ向けたらもう遅いんですよ。その場の空気に自分が溶け込めば、二、三秒前に来るのがわかるんですよ。その二、三秒のあいだに…
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#キヤノン

むさしの写真帖

むさしの写真帖

古いデジカメについて書いています。
ただしこれらの記事は2018年前後のものであるので、カメラのほとんどは手許にないのをご承知おきください。

追記: ネタが尽きたので写真、カメラにまつわること。またアラカンおじさんの日常について書いたりします。(2023年霜月朔日)

「7」というフィルムカメラ

「7」というフィルムカメラ

「フィルムカメラ」と書いてみて、なんか変な感じだと思った。
これは割合新しい言葉ではないか。
デジタルカメラが当たり前になる前まで、カメラといえばフィルムを使うものだったから、わざわざ「フィルムカメラ」と銘打つ理由がない。
カメラ=フィルムカメラだったのだ。
ぼくは白亜紀の人なので、これを「フィルムカメラ」と断りを入れるのに違和感があった、という話だ。
年寄りの戯言だな。

Canon EOS 7

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コールドムーンを初代EOS Kiss Digitalで

コールドムーンを初代EOS Kiss Digitalで

タイトルがすべての内容。

久しぶりのEOS Kiss Digital初代である。
とても良くできたカメラである。
ネーミングからしてママ向けのカメラであるのだけど、柄も大きくて握りやすいし機能も必要十分なものが備わっていて、モノとしては大変いいと思う。
セールスとしても成功したカメラなのでよく売れたのだけど、その分大量に中古が出回っていて、もうなんともはや…な根付けがされている。

まぁでものん

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ものすごくどうでもいい話

ものすごくどうでもいい話

夕方、洗濯物を取り込む時にベランダからいつも使っているコンデジで遊んでみたのである。

このコンデジは25mmから500mmまでのズームができるのは知っていたが、最近になって「デジタルズーム」というのが備わっているのに気がついた(は?)
プログレッシブファインズームとかいうらしく

ということらしい。
とにかくプログレッシブでファインなズームだということだ(わかってない)

百聞は一見にしかず。

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冬の詩

冬の詩

冬だ、冬だ、何処もかも冬だ
見わたすかぎり冬だ
再び僕に会ひに来た硬骨な冬
冬よ、冬よ
躍れ、叫べ、僕の手を握れ
大きな公孫樹の木を丸坊主にした冬
きらきらと星の頭を削り出した冬
秩父、箱根、それよりもでかい富士の山を張り飛ばして来た冬
そして、関八州の野や山にひゆうひゆうと笛をならして騒ぎ廻る冬
貧血な神経衰弱の青年や
鼠賊のやうな小悪に知慧を絞る中年者や
温気にはびこる蘇苔のやうな雑輩や
おい

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草臥れる

草臥れる

昨日の散歩の途中。

くたびれるとは草臥れると書く。
草が臥せるのだ。
うむ、たしかに。

キヤノンの撒き餌〜Canon EOS 20D

キヤノンの撒き餌〜Canon EOS 20D

Canon EOS 20D

さすがに主戦力ではなくなったけれど...。
考えてみると、このカメラがキヤノンの中では1番使ったカメラかも知れない。

2004年の発売だから来年で20年になる。
820万画素とか約5コマ/秒、JPEG/ラージ・ファインの高画質でも約23枚の連続撮影が行えるほか、約0.2秒の高速起動、最高1/8000秒のシャッター速度、CFカードへの高速書き込み、USB 2.0 Hi

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沖縄〜キヤノン7

沖縄〜キヤノン7

もう10年以上前になってしまうが、娘が中学に入るときに沖縄へ行った。
コンパクトデジカメに、キヤノン7というレンジファインダーカメラ(サムネイルはそのデジカメで撮った首里城)
レンズは50mm f/1.4だけ。フィルムはトライXを数本。

カメラの写真を撮ることがあまりないのでキヤノン7の写真も見つからなかったが(出てきたら追加します)

精度の怪しい露出計(でもネガなら大丈夫)も付いていたし、こ

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