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吉祥寺にて手作りの時計屋を営んでおります。 HP : http://www.joiei…

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吉祥寺にて手作りの時計屋を営んでおります。 HP : http://www.joieinfiniedesign.com

最近の記事

八景島のホッキョクグマ

週末は久しぶりに連休を頂いて(お店は通常通りOPEN)八景島シーパラダイスへ白クマを見に行ってきました。 始めて行ったシーパラダイスは思っていたよりも大きな施設で、イルカショーや白イルカへの餌やり体験、遊園地やご飯処も併設されていて家族で1日タップリと楽しむことが出来ました。 特に子供達はチューブ型のボートに乗ってまわるアトラクション、アクアライドIIが気に入って、次女でも乗れるくらいのちょうど良いスリル感が盛り上がりました・ 妻が珍しくホテルキーを落としたり(無事に見

    • もみじ市。

      初のネット開催となった「新しいオンラインフェスティバルもみじ市」が先日無事に終了致しました。これから順次配送と受注分の制作へと準備を進めておりますのでオーダーを下さった皆さま、お届けまでもう暫くお待ち下さいね。 今回はこのような状況でしたのでいつもの河川敷では開催出来ずでしたが、手紙社さんのいつもきめ細やかなサポートのおかげでネットでの参加も無事に終えることが出来ました。 ご来場下さるお客さまは期間中チケット制で参加出来るようになっていて、各作家が1時間の番組を持ち、作品

      • Okaba gallery での個展を終えて

        昨日の9月30日(水)にて茅ヶ崎での展示会が終わりました。 Okeba gallery & shopでの個展は2014年から始まり今回で3回目です。 毎回新作をお披露目させていただいているのですが、今回は動物モチーフを始めて制作しました。どこか物思いにふけっているような白くまとネズミの砂時計は時間を測るというよりもサラサラと砂が流れ落ちていく様子を眺めて欲しいという想いから。 砂時計は、古くは時間を測るものだけでなく砂の流れていく様を未来・現在・過去に例え自分と向き合う道

        • 鍵と少年

          お店を営んでいると稀にマニアックな子供と出逢えます。 その少年は以前も悩みに悩んでラトビアの鍵を選んでくれたのですが、今回もお気に入りの1つを見つけてくれました。 お話をすると鉱物も好きで収集しているとのこと。自分の机の引き出しの中には蛍石などが沢山入っているそうです。自分も収拾好きな子供だったので、化石や綺麗な石、切手、壊れた時計、日本酒の栓、ミニカー、キン消しやカードゲームなどなど...よく集めていました。今も仕事柄を言い訳にして、店内は沢山の小物達で溢れ返っています

        八景島のホッキョクグマ

          好きな風景

          先日お店のご近所にあるギャラリーpooolへ鷹尾葉子・井上陽子 展を見に行ってきました。古い蔦が絡まれたアパートメントの一階にある開放的な空間に、お二人の美しい作品がとても心地良く飾られていました。 井上陽子さんのポストカードを購入したのですが、お家に帰ってからMORANDIのアトリエ写真集も久しぶりに手に取りました。(随分前に恵比寿のlimArtで見つけました) ふとした時に眺める本。 パラパラとページをめくっているだけなのですが、制作で行き詰った時などに気持ちを別世

          好きな風景

          上海へ行ったお話

          2013年に初めて行きました。技術指導と劇中で使われる腕時計の合わせなどで、2泊3日の滞在でしたがとっても楽しいお仕事でした。 日本人のスタッフさんも少人数だったので、監督やスタイリストさん達と2日間とも円卓を囲んで晩御飯をご一緒させて頂いたことが印象に残っています。今思えばかなり貴重な体験をさせてもらいました。 時計の文字盤の色違いを3種類、計6本持っていき衣装合わせの合間に時計の組み方をレクチャーさせてもらいました。ちょうど次女が産まれる少し前くらいだったので、そのこ

          上海へ行ったお話

          梅雨明けはいつ?

          今年の梅雨はしっかりと降りますね。 お店をしていると日々の天気に一喜一憂してしまいます。昨年も週末に雨が多かったので、野外のイベントなどで気持ちよく晴れた日は僅かだった気がします。 吉祥寺の商店街もアーケードがあるところは駅前の一部ですので、中々この時期は難しいものです。雨の日にも楽しんでもらえるようなお店での企画、オンラインでのイベントも考えなければ。 そんな時期ですが梅雨の晴れ間の夕方に、娘と狭いベランダにキャンプ用の椅子を出してお茶をしました。(娘は豆乳、自分は焼

          梅雨明けはいつ?

          ジュラシックツリーについて

          現存する最古の種子植物で、オーストラリアのウォレマイ国立公園の渓谷で発見されたナンヨウスギ科の針葉樹。 お店の移転時にシンボルツリーとしてお店で育てていました。少し前に植物の話をnoteで書きましたが、近所のおばあちゃんに枯らすなら育てるんじゃないよとお叱りを受けた一件の子です。スミマセン... 毎日店内にしまって(これがいけなかったのかもしれません...)、水やりも適度に...という塩梅で育てていたのですが結局、梅雨後半から調子が悪くなり、明けてから夏本番の時期に枯らし

          ジュラシックツリーについて

          9月の個展に向けて

          3月末くらいからコロナの影響でバタバタしていたら、いつの間にかの7月。 2020年後半の予定も不透明のままですが、現状の様子が変わらなければとりあえず9月の展示は出来ることとなりました。あと2ヶ月、無事に開催出来ることを願って準備を進めていきたいです。 そこで先日、改めて会場のokeba galleryへ行ってきました。会場は湘南ビールや日本酒を作ってる熊澤酒造さん、茅ヶ崎にあります。 とっても大きな敷地の中には古民家が並び、トラットリア、カフェ、パン屋、蔵元料理などの

          9月の個展に向けて

          スイス3〜時計の街

          旅の後半はル・ロックルという街へ行きました。スイスの中でも時計の街として知られている場所で、「時計産業計画都市」として2009年には世界遺産にもなったそうです。旅の目的でもあった国際時計博物館はとっても素敵で、時計はもちろん凄かったのですが特に、オートマタの人形が文字を書いてくれる実演が一番印象に残っています。 ゼンマイ仕掛けで確か名前を書くことが出来るオートマタだったと思うのですが、人の手で作ったモノが動き出すってことは説明無しに感動出来ると思いました。自分も時計の仕事を

          スイス3〜時計の街

          スイス2〜湖の街

          バーゼルから電車に乗って時計の街、ル・ロックルを目指す道中ヌーシャテルという場所へも立ち寄りました。改めてネットで調べてみたら現在は、Swatchの新本社もあるそうですね。行ってみたい。 魔女の宅急便に出てきそうな美しい街で、散歩で偶然見つけた時計塔の下にある小さな古本屋さんが印象的でした。店内をゆっくり観てたら店主らしきおじいさんが話し掛けてきて、別棟の倉庫みたいな場所にも案内してくれました。ここに座ってゆっくりて読んでて良いよ(言語は通じてなかったので多分...)と言っ

          スイス2〜湖の街

          スイス旅1〜初めての飛行機

          1999年、20歳の頃に初めて飛行機に乗りました。パスポートを取るのも、成田に行くのも、トランジットも初めて尽くしのひとり旅。身軽が良いだろ〜と思って、リュック一つにTシャツ2枚、パンツ2枚、靴下2枚と現金&トラベラーズチェック(ネットで調べたら2014年に廃止...)にガイドブックを一冊持ってスイスへ行きました。 飛行機は乗り換え含めて確か13時間程だったかと思いますが、体験すること全てが初めてなのでドキドキ、ワクワクの連続でした。今でも空港へ行くとテンションが上がるのは

          スイス旅1〜初めての飛行機

          奥中(中道通り商店街の奥)の楽しみ方

          以前にも少しご紹介をしましたが、西公園の付近エリアを近隣のお店さん達で奥中と呼んでいます。大体ですが吉祥寺駅から歩いて来てセブンイレブンを越えた辺りからが導入で、蔦が沢山絡まっている潤アパート(ギャラリーのpoool & re:tailがある場所)くらいまでの範囲となります。 お昼頃はファミリー層やカップルが多く、夕方頃はお一人でゆっくりお店を周りながらお散歩したりするのに良いエリアです。今回は現在の状況でも密にならなそうなコースでの楽しみ方をご紹介をしようと思います。

          奥中(中道通り商店街の奥)の楽しみ方

          木彫の像

          SNSのアイコンにもしているこの子。随分前にDEE'S HALLで開催されていた前川秀樹さんの木偶ワークショップで作りました。 お店に置いてあると希になんですか?と聞かれるのですが、ワークショップのお題が「幻獣」でしたので、象のような蛸のようなモノをイメージして掘りました。毎回、作業を始める前に前川さんが皆んなにお話をして下さるのですが、まだ情報の伝達が書き物や人伝いだった時代から象の絵だけは世界各国そんなに差異が無かったそうです。 象を見たことがない人が口伝えに鼻が長い

          木彫の像

          化石のお話

          お店にあるリンコネラ。ジュラ紀頃に生息していたそうで、こちらはヨーロッパ産。貝に見えますが、腕足類に属しており腹殻の後ろから肉茎を伸ばしてお花のような形状で暮らしていたようです。 恐竜全盛期の2億年くらい前のモノなので、思いを馳せると楽しい。何と言ってもカタチが可愛くて、栗のようにコロンとしています。石膏で作った造形物みたいですが、自然のカタチは本当に繊細で綺麗・見ていて飽きません。 去年、沼津港深海水族館に行った際に見た、シーラカンスの冷凍個体にも感動しましたが太古の生

          化石のお話

          引き出しの中のお話

          店内には沢山の引き出しがあります。時計の文字盤やパーツから、よく分からないネジや小物まで。お客さんにもよく引き出しを開けて見ても良いですか?と聞かれることも多いので、売り場の引き出しは稀に入れ替えたりしています。 海外から送られてきた荷物の珍しい切手、絵柄が綺麗なラベル、可愛い空き缶、ヨレヨレのマッチ箱、何処かで使われていた時計の鍵など、一つ一つに歴史があって偶々ここの集まって来たことを思うと面白いですよね。 様々な国、バラバラの年代の物を一箇所に集めると何故かしっくりと

          引き出しの中のお話