Okaba gallery での個展を終えて
昨日の9月30日(水)にて茅ヶ崎での展示会が終わりました。
Okeba gallery & shopでの個展は2014年から始まり今回で3回目です。
毎回新作をお披露目させていただいているのですが、今回は動物モチーフを始めて制作しました。どこか物思いにふけっているような白くまとネズミの砂時計は時間を測るというよりもサラサラと砂が流れ落ちていく様子を眺めて欲しいという想いから。
砂時計は、古くは時間を測るものだけでなく砂の流れていく様を未来・現在・過去に例え自分と向き合う道具として使われていたこともあるそうです。
・流れる前の上にある砂をこれからの「未来」
・流れている砂を「現在」
・下に落ちた砂「過去」
卓上にちょこんと置いて楽しんでもらいたい一品です。
使用している砂時計もそれぞれ特徴があり、
白くまで使用している白砂の砂時計(3分)は日本で3人しかいない職人さんに制作していただきました。サラサラと流れる砂の流れがとっても綺麗です。
ネズミに使用しているカラフルな砂時計(1分)は随分前に沢山仕入れた古道具の品。少し癖があって、国産の砂時計と比べると落ちる速度のムラや途中で詰まってしまうこともあります。湿気混入の為と思いますが、出所不明の古道具ならではの難点がございます。
その欠点をどうやって使おうかな〜とずっと考えていたのですが、
1分を測るのではなくて砂が落ちるのを見守る。
詰まったら指で木の台座をとん、と叩いて手助けをしてあげる。
そんな余裕のある時間も良いのではと思い、今回、動物シリーズと合わせて使用することにしました。砂時計が止まったら駄目じゃないか〜、という方はごめんなさい。。
まだまだ圧迫感のある日常なので、
砂時計をゆっくり眺めて少しの時間だけでも時を忘れてぼーっと眺める。
そんな贅沢なひとときを楽しんでもらえたら嬉しいです。
「Perceptions of time」 ”それぞれの時間”
期間:2020年 9月18日(金)~30日(水)
会場:okeba gallery & shop
場所:神奈川県茅ヶ崎市香川7-10-7
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