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スイス旅1〜初めての飛行機

1999年、20歳の頃に初めて飛行機に乗りました。パスポートを取るのも、成田に行くのも、トランジットも初めて尽くしのひとり旅。身軽が良いだろ〜と思って、リュック一つにTシャツ2枚、パンツ2枚、靴下2枚と現金&トラベラーズチェック(ネットで調べたら2014年に廃止...)にガイドブックを一冊持ってスイスへ行きました。

飛行機は乗り換え含めて確か13時間程だったかと思いますが、体験すること全てが初めてなのでドキドキ、ワクワクの連続でした。今でも空港へ行くとテンションが上がるのは、知らない場所へ行けることへの楽しみからなのでしょうか。

空港から最初に向かった街はスイスの北西に位置するバーゼルでした。駅を降りて初めて見た外の景色にここが外国か〜と、えらく感動したことを憶えています。当時はスマートフォンもないので、街ごとにマップをもらってそれを目安に行動していました。道行く背の高い人々、街角の新聞紙が積まれた売店、綺麗な建物、街に流れる大きな川、公園すべてが新鮮で感動でした。

公用語はドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語なので全くわからず、英語も中学1年生レベルでしたがジェスチャーと紙に書けば何とかなりました。

とりあえず、ここで1〜2泊してから時計産業が栄えている西側の街へ行ってみようと思っていたので、バーゼルでは気ままに街を散策したり、美術館、動物園にも行きました。

美術館ではちょうど、ジャコメッティの展示会が大々的に開催されていて実物の彫刻を贅沢に見ることが出来たり、街の雑貨屋さんや古道具屋さんも巡ったり。

宿は川沿いのトイレ&お風呂共同の小さなアパートみたいなところに泊まりました。お金も無かったので、毎食ご飯は露店のサンドイッチでしたが夜にはどこからか聞こえてくる生演奏の音をBGMに初めての外国を満喫していました。

つづく...


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