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ジェンダー・性・愛

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(続)男も家事をしないと結婚してもらえない

(続)男も家事をしないと結婚してもらえない

下記記事を用意していたら能登で震度7
ここも震度4の長周期地震でした。
寒空の中、避難中の皆様にはお見舞い申し上げます。

あけましておめでとうございます。

前回の記事は私の記事の中では1番読まれました💦

なので続編は新年に相応しいかもしれない😀

さて、続編をと思ったのですが私と家人のことや知り合いの話を書くとバレるとカッコ悪いだろうと思うので続編に至りませんでしたが、ちょっと思いついた

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男も家事をしないと結婚してもらえない、そして自由

私の母が私が高校生から大学生くらいの頃、1990年ごろだろうか、よく、男も家事をしないと結婚してもらえないよ、と言っていた。それは今,共働きが増えてますます強まってきているように感じる。
 先日母と二人で食事することになり、そのことをどうしていうようになったのか、聞いてみた。私の想定はテレビとかだろうと。
 そうしたら、お店のお客さんよ、とのことだった。母は婦人用雑貨を国道沿いに営んでいた。そして

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ノーベル経済学賞はクラウディア・ゴールディン氏「男女の賃金格差」

ノーベル経済学賞の告知イベントは残念ながら見逃してしまいました。最近は私にとってはあまり興味の湧かないテーマでしたので。
 ところが、今回は「クラウディア・ゴールディン氏」とのことでもちろん氏のことは知らなかったのですが、男女の賃金格差分析を実証的にした方とのこと。また世界の労働市場についてもよく知っていてすでに新聞にたくさん紹介されています。科学より扱いがいいように思います。というのも、女性に関

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映画「フェアプレイ」と転げ落ちる男

映画「フェアプレイ」と転げ落ちる男

ネットフリックスに映画フェアプレイが予告された時から興味のあるテーマだった。

同期で婚約中のヘッジファンドのカップルの女性側が昇進することになり二人の仲はギクシャクし始め。

というストーリー。ネタバレになるのでストーリーはこれ以上書けないが、ポスターのダークな感じを見れば結論はなんとなくわかるだろう。

クロエ ドモントが長編監督デビュー作として脚本および監督した 2023 年のアメリカのエロ

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アニー・エルノーの「シンプルな情熱」とボーヴォワール

アニー・エルノーの「シンプルな情熱」とボーヴォワール

ノーベル文学賞のアニー・エルノーの「シンプルな情熱」をようやく読んだのですこし備忘録。
離婚し、子供も独立した50過ぎの女性の年下男性への不倫の肉体的な熱愛。まずその強度にのけぞる。
 ボーヴォワールの雰囲気によく似ている。ボーヴォワールがサルトルなどを中心とした実話ベースに対してこちらは小説化したものかとおもったら、サルトル、ボーヴォワールの影響下にいることを自ら表明しているそう。また、ピェール

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シルヴィアヌ・アガサンスキーの「性の政治学」、そして、ジャック・デリダ

アニー・エルノーに強い感動を覚え、それで思い出したのですが、アニー・エルノーも影響を受けたボーボワールの自伝をちょっと前に読みました。それが面白かったので、ジャン・ポール・サルトルやミシェル・フーコーなど思想家の伝記もチェックしようと思い読み始めました。
 それまでなされた仕事と個人はある意味別であるべきと思っていたのですが、最近はフーコーの性の歴史、2巻と3巻こそ、哲学的思考と実践の葛藤なり双方

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ドラマ 「こっち向いてよ向井くん」をネトフリで見た。原作漫画も半分くらい読んでいたらドラマ化されて驚いた。
今の若い人と私のような昭和生まれで全くちがうのは、女性は平等に近づこうとしていること。女性が仕事を追求するということが頻繁に見られるようになってきていること。
次回最終回。